まずドラムが凄い。凄すぎる。
ある程度のビートは決めてるんだろうけど、ほとんどアドリブかと錯覚してしまう。
この見事な即興性は生演奏ならではだ。
そして、その上をフェンダーローズの温かい音色が漂うわけだが、こいつも即興的で良い。
この特有の音色はJazz好きならきっと気に入ると思う。
遊び心溢れるMCのかけ合いも即興的で実にファンキーである。
一方で、音の構成が非常にシンプルなため物足りなく感じてしまうかもしれない。
それでもこの創造的アドリブ・セッションの醸し出す即興性は予定調和などではなく、
あたかもジャズ・ラウンジにいるような活きたグルーヴ感を演出してくれる。