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2003年リリースの『Family』が高く評価されたPolaris(ポラリス)によるミニアルバム。太陽や潮風が香るキラキラした夏の風景が眼前に浮かぶような、明るくてハッピー、ウキウキするような音楽の楽しさにあふれている。Polarisの新しい季節を予感させるコンセプチュアルなアルバム。
聴覚&視覚の3D感覚で聴き手の想像力を刺激するCD+DVDの初回限定仕様2枚組。付属のDVDには「太平洋」「コスモス」のプロモーション・クリップを収録(フォトグラファー兼P.V.のディレクションは、JFKK氏)。
ポラリスのライブに接すると、新たな音への反応を自分の中に発見して素直に感動する。そのヴァイブスはバンドとフロア全体を繋ぎ、禁じ手ナシと半端なことは誰も期待していない、というムードを生み、作品を重ねるごとに狭義の“ジャンル”を超えていく。今回のミニアルバムでは、2004年の夏ソングといってもはばからない「太平洋」に変化を感じるリスナーもいるかもしれない。しかし、聴感の明るさに比べ、「夏、傷だらけの恋人たち」という歌詞のイメージは、淡々としつつ内に秘めた屈託を感じさせて非常にエモーショナルなものだ。このほか、超絶技巧さえポップに楽しませる「Twin Drums」や、Drの坂田学がその天才ぶりを発揮して作詞作曲からヴォーカル(!)まで担当した「あかつき」もバンドの新境地。(石角友香)
旋律の美しさや歌詞のリアリティだけでなく、空間配置や放つ温度、あるいは響きなど、音楽には楽しむポイントがそれこそ無数にあるけれど、それらをことさらに強調せず、しかし、きっちりと表現するPolarisの音楽は、自然体ゆえに語る言葉がなかなか出てこようとしない。しかし、2枚のアルバムでダブをポップスのフィールドに持ち込みながら、着実に、そして少しずつ変化を遂げてきた彼らは、本作『cosmos』において、エンジニアに上原キコウを迎え、気が付けば、花咲く無重力空間へ。そこではボッサ・ピアニキータの宮田誠が爪弾くガット・ギターやホーンが鳴っているかと思えば、ブラジリアン・リズムやレゲエのリズムが100年、あるいは1000年という長いタームで捉えたようなグルーヴを生み出している。また、「あかつき」においては、ドラマーの坂田学が詞/曲/ヴォーカルを手掛けており、そうした新しい試みを実践しつつ、不自然な驚きと無縁なのは、彼ららしいと言うしかない。 (小野田雄) --- 2004年09月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)音楽ファンにはフィッシュマンズの正統な後継者として認知されている彼らだが、当然、いつまでも同じポジションには止まっていない。積極的に南国のムードを取り入れた「太平洋」や「コスタリカ」をはじめ、新機軸にあふれたアルバム。メロディも相変わらず美味。 -- 内容(「CDジャーナル」データベースより)