ティンカーベル『流れ星の伝説』を
「もう怖い、見たくない」と言う四歳の女の子が、
この巻は
「このおっきい人、おもしろーい、
ヤンさん、かわいい」
と繰り返し見るようになりました。
危険な戦闘シーンもなく、幼女にも安心して見せられます。
「よせよ、痛いじゃないか」
はこの巻でのパトリチェフの見せ場ではありますが、
本編を思い出すと泣けてきますね。
体格に恵まれた彼が、
さらにしっかりした考えも持ち合わせていることに
ヤンが感嘆を覚えるのも素敵なシーンでした。
ムライの事務処理能力は素晴らしく、
”堅苦しい”とか”融通が利かない”と言われていたのは
よく知らない人の単なる風評でした。
それをヤンとパトリチェフに理解させられている時点で
帝国の義眼の人とは大違いですね。