ホテル・ニューハンプシャー [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ジョディ・フォスター, トニー・リチャードソン, ボー・ブリッジス, ナスターシャ・キンスキー, マシュー・モディーン, ロブ・ロウ, セス・グリーン, ジョン・アーヴィング |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 49 分 |
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商品の説明
Amazonより
夢想家のベリーは、学生時代からの念願がかなって家族でホテル経営を始めるが、娘フラニーの強姦事件、父の急死、経営難と悲劇が続いてしまう。そこでオーストリアに移住し再出発をしようと試みた矢先、今度は飛行機が墜落してしまう。
ジョン・アービングの小説を、トニー・リチャードソン監督が映画化、ホテル・ニューハンプシャーを経営する家族の日常をとりとめもなく描いているように見えるが、実はとんでもない不幸に見舞われた家族の物語である。それでもこの映画が爽快な後味を与えるのは、災難も人生のうち、とナチュラルで前向きに生きるベリー一家の姿がさりげなく、されどきちんと描かれているからであろう。レイプされたフラニー(ジョディ・フォスター)を見舞う弟のジョン(ロブ・ロウ)。「何か必要なもの、ある?」「…昨日までの私を」。心臓に突き刺さるようなセリフである。(斉藤守彦)
レビュー
人生はおとぎ話。夢は去っていくけれど、それでも人生は続いてゆく。劇中でパパ役のボー・ブリッジスも「人間は素晴らしい。生き抜く力を持っている」と語るけれど、そうなのよ、苦しい毎日だなって思っていても必ず夜明けはくるのよね。これは、夢を追いかける主人公一家が次々難題と対峙していく悲喜こもごも物語。原作はジョン・アーヴィングによるアメリカ文学の傑作。長男はホモで次男は姉に恋している。その姉はレイプされ、次女は身長が伸びない難病と、全員がエキセントリックな人生なのだ。ジョディ・フォスターやロブ・ロウ、ナスターシャ・キンスキーら豪華スターの好演が見もの。吹き替え音声つけて~! (米田由美) --- 2005年01月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
製作: ニール・ハートリー 監督: トニー・リチャードソン 原作: ジョン・アーヴィング 撮影: デヴィッド・ワトキン 編集: ロバート・K.ランバート 音楽: レイモンド・レパード 出演: ジョディ・フォスター/ロブ・ロウ/ボー・ブリッジス/ナスターシャ・キンスキー/マシュー・モディーン/セス・グリーン
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4523215007214
- 監督 : トニー・リチャードソン
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 49 分
- 発売日 : 2004/11/4
- 出演 : ジョディ・フォスター, ロブ・ロウ, セス・グリーン, マシュー・モディーン, ナスターシャ・キンスキー
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : 紀伊國屋書店
- ASIN : B0002V7U6E
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 144,305位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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4時間5時間かかってもいいからダイジェスト的にではなく、完全に描き切って欲しかったなと以前には考えたこともありましたが、
コレはコレでアリだとも今では思います。原作も勿論素晴らしいですが、この映画もまた素晴らしい。
背景説明を饒舌に語り過ぎることなく、シンプルに次々展開していく様子を、言葉よりも美しい映像で語っていく手法は
予備知識なしに、この映画に接したなら作品内容の全てを一発で理解するのは難しいかもしれない。
それでもこの簡略化されてはあるけど何ら過不足ないようにも思える美しい映画に不満は感じなかった。
この映画では語られていない部分を敢えて想像で補完する余裕が感じられる内容だとも思えた。
ホテル経営を夢見るパパ・ウィン・ベリーと包容力あるママ・メアリー、長男のプリンス・フランク、ジョディ・フォスター演じる長女フラニー、
主役はロブ・ロウ演じる次男ジョン、身体的な成長の止まった小さな貴婦人リトル・リリー、末っ子の卵のエッグ、そしてアイオワ・ボブじいちゃん
といった家族構成の一家に、パパの師匠ともいえる変わり者のオッサン・フロイト、黒人のジュニア・ジョーンズと登場人物はやたら多いものの
皆個性的で誰が誰やらのゴチャゴチャには全然ならない…な? ホントに個性的だな、コイツら!
結構不愉快な内容かもしれない。いっぱい人が死ぬし犬も死ぬし熊も殺される。飛行機事故もある。売春婦もいれば過激派もいてオペラ座爆破計画もある。
失明する人もいる。そんな中にあって特に不愉快な最低最悪のレイパースカム野郎チッパーダヴの厭な奴っぷりときたら!
長男フランクは同性愛者だし、リリーはドワーフだし、エッグはクソガキだし、フラニーとジョンは近親相姦と悪趣味設定がこれでもかとばかりに。
特にフラニーは女友達をビッチ・ティッツィ呼ばわりしちゃうし色々と口が悪いわー。「ハーイ、ジョンジョン」「ハーイ、オッパイちゃん」
ジョンもサイテー! この映画だけ観るとティッツ…じゃなくてビティはイイ女だけどヤな女に思えるけど、一応ちゃんとフラニーの友達なんだよね。
類友納得の同類フラニーと熟女キラーのジョンしか出てなかったら結構マジでムカついてくるかもしれない。
でも超可愛いリリーがいる。ナスターシャ・キンスキー演じる超カッコイイ熊のスージーがいる。リリーを特に気にかけてくれる過激派の一員ミス流産もいる。
ミス流産が『ギャツビー』をドイツ訛りで朗読して聞かせた後のリリーの「Oh, Damn It! Damn It! Damn It!」の可憐なコト! ホテルオープンセレモニーでの
ポーズを決めるスージーのカワイイこと! チッパーダヴへの痛快な復讐茶番劇の後のキャンドルの火を指でつまんで消すリリーの洒落てるコト!
バカ姉弟に呆れ返るリリーのオトナっぽいコト! 「SORRY, JUST NOT BIG ENOUGH」の後の熊じゃないスージーの静謐な佇まい。
リリーとスージーが出てる全てのシーン、その一挙手一投足からは一瞬たりとも目が離せない。そう思ってしまうのは原作の内容に比してこの映画の時間が
あまりに短すぎるから。リリーとスージーが出ている一つ一つのシーンがとても大切なものに思えるから。
「Life is Serious but Art is Fun」「Keep Passing the Open Windows」「Trying to Grow」「Everyone's a Hero」「Life is a Fairy Tale」
まだ言いたいことは沢山あるけど、成長し続けなくても良かったのにな。次は更に良く、もっと大きく、なんて考えなくても良かったのにな。
センセーショナルなデビュー作の後は失敗作とか敢えて些細な小品とか寧ろ素敵だと思うんだけどな。でもリリーだもんな。大きくなりたかったんだろうな。
ジョンとフラニーじゃない。リリーが主役の美しい映画でした。「We All Love You, Lilly!」
日本のドラマ、ホテルのような、お仕事ものではありません。
娘さんの事件を扱ったものですが、あまりに可哀想で見ていられなかった・・。
しかしそんな問題について、考える社会ではあらねばならないとは思います。
あと到着しているのですが、発送済みのまま、注文履歴に表示されています。
そうでないと、かつての私のように途中で挫折する可能性が高いです。
不思議なストーリですが、映画でしか味わえないおとぎ話。
そう考えると、映画に上手く入れ楽しめます。
ジョディ・フォスターやナスターシャ・キンスキーの存在感はさすがです。
この映画になくてはならないし、いたからこそ名作になったと思います。
個人的には、もっと熊への想いを強調して欲しかった気がします。
字幕のシャープささえ気にならないなら、同発のDVDでも十分かも?
値段は安いので買って損した程でもないですが、
いつかキレイなリマスター盤が出ることを期待します。
滑稽な(しかし当人にとっては真剣な)人生を、暖かい
まなざしで描いたコメディ作品(コメディと言っていいはず:-)。
最後のシーンではホントにほっとしましたよ。
こういう作品が廉価で手に入るのは嬉しいですね。
余談ですが、吹き替え云々については、私は逆にLDで見ていた人間なので、
吹き替えの方が違和感があったりします。
まぁここらは鑑賞者が最初にどういうメディアで見たか、という事でしょう。
と思っていました。
50代になり、ブルーレイ化されている事を知り、早速視聴。
テンポが良すぎて、ストーリー展開に着いていけなかった前回。
今回はまぁ、何とか着いていけました。
まず、特筆したいのは、ジョディ・フォスターとナスターシャ・キンスキーの美しさ!
他の方も書かれていますが、本当に綺麗。
二人の美しさを堪能したい方にはオススメ。
ストーリーは、残酷な事件が起こっても家族が亡くなっても、どこか明るく、淡々としています。
曇り空から光が差し込むように、どこかいつも、明るい。
言葉がちょっと汚いのと、熊や犬が死ぬシーンがあるので、苦手な方はご注意ください。
私もそのシーンには、嫌悪感。
老犬を邪魔になったからと捨てるのも納得出来なかった。
いつか、老いた時に自分が子供に捨てられても文句は言えないな、と。
色々抱えて生きていくのが人生だと、この作品は教えてくれます。
一度は視聴して損はないと思います。
※画質がブルーレイとは思えなかったので、★一つ減らしました。
DVD並み!
この映画のキャストからジョディー・フォスターとナスターシャ・キンスキーを外してごらんなさいな、見るべきとこなんて一つもない映画になっちゃうから。
不快、下品、醜悪、この三語に尽きます。
家族を事故で亡くした経験もない、レイプされた経験もない、革命について真面目に考えたこともない、また他者とちゃんと愛し合ったりSEXしたりした経験もない人がうっかり感動しちゃう映画でしょ、これ。
ただ「生き続けることが大事なんだ」ってセリフで言われたってまるっきり説得力ないのよね。
実際「人生はおとぎ話なのよ」って言ってたリリーちゃんだって結局自殺しちゃうじゃん。お父さんに言わせるとリリーちゃんが自殺した理由は「背負いきれないほどの夢を見ちゃったから」ってことになるんだけど、何それ? 背負いきれないほどの夢見ちゃいけないの? 自分の命も賭けられない程度の分相応の夢だけ見て、それで生き続けることってそんなに大事?
クマじゃなくってブタの人生じゃん、そんなの。
なぜこんな愚作にジョディー・フォスターやナスターシャ・キンスキーが出演したのか理由が全然わかりません。
ジョディー・フォスターのファンの方だったら、こんな映画より、シャブロルが撮った崇高な『他人の血』、または心理劇の秀作『白い家の少女』をまずご覧になるべきです(どっちもいまDVD廃盤ですけど、かなり高額でも中古盤買う価値ありです。間違ってもこの『ホテル・ニューハンプシャー』なんかにはお金絶対出さないで!)。