最初は、メカニカル・スイッチ方式のキーボードを買おうと思っていました。
一打一打にはっきりとしたクリック感を得られる打ち心地が魅力なのですが、よく言われているようにメカニカル・キーボードの
打鍵音は「家人から苦情が出るほど」大きく、深夜まで仕事をすることの多い自分には不向きといわざるを得ません。
そこでノートPCと同じパンタグラフ・タイプのキーボードに注目。
サブマシンにB5ノートを使っていることもあって、違和感なく乗り換えることができました。
パンタグラフ・キーボードの長所は、中心から外れたところを打ってしまってもしっかりとキーを押せること。使い始めてから二週間
ほどですが、ミスタイプの発生率は確実に減りました。
ノート特有のパラパラとした軽快な打鍵感と、デスクトップ用フル・キーボードと同じ充分なキー・ピッチ。この二つを兼ね備えており、
なかなか満足のできる打ち心地です。
「製品概要・仕様」に書かれている通り一般的なノートPCに比べキー・ストロークがやや深めになっているのですが、割と強めに
キーを叩く自分としては、むしろこれくらい深さのあったほうが打ちやすく感じました。
ちなみにこのキーボード、全体が緩いアーチ状になっています。中央の段をへこませた逆アーチ状のキーボードは従来から
ありましたが、本製品のように中央を盛り上がらせたタイプのものは珍しいので、ちょっと敬遠してしまう人もいるかもしれません。
私の掌は成人男性として平均的なサイズなのですが、実際に使用してみたところ、ファンクション・キーと数字キーの段は、確かに
やや遠く感じました。が、スペース・キーからQ・W・Eにかけての手前4段にかけては特に不都合を感じていません。
ノートPCのフラットなキー配列に比べると、掌全体で包み込むような感じが少しする、という程度でしょうか。
鳴れてみるとフラットなものや反り返ったものに比べて手首への負担が軽く、長時間使っていても疲れにくいような気がします。
注意しておきたいのはファンクション・キーの配列で、一般的なキーボードが4個×3ブロックとなっているのに対し、本製品では
3個×4ブロックという独特なキー配置になっています。この辺り、Fキーを多用する人は違和感を覚えるかもしれません。
ともあれ、メーカー製PCに「オマケ」で付いているキーボードよりは格段に打ちやすいですし、この価格なら充分に「買い」でしょう。
ブランド | エレコム(ELECOM) |
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メーカー | エレコム(ELECOM) |
梱包サイズ | 48 x 22 x 4.2 cm; 1.07 kg |
商品モデル番号 | TK-P09FPBK |
OS | not_machine_specific |
商品の重量 | 1.07 Kilograms |