ポルトガルの巨匠、オリヴェイラの後継者と言われ、日本でも青山真治や蓮實重彦らの賞賛を浴びるペドロ・コスタの、日本での初DVD化作品。描かれるのは、リスボンのあるスラム街で麻薬に溺れながら暮らすヴァンダの生活。濃厚な3時間に封じ込められたのは、街が消滅するという容赦のない現実の中、変化のない毎日の生活を反復する様だ。この映画には音楽らしきものがほとんどない。かわりに、地区そのものを壊してゆくショベルカーのノイズが通奏低音のように響き、それは次第に大きな音となり、最後にはヴァンダの部屋のすぐ背後にまで迫る。観終わった後に何ともやるせない気持ちになるが、僕らに訴えかける何かが確実に存在するような気もするのだ。 (高橋宏文) --- 2005年01月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)監督・撮影: ペドロ・コスタ 出演: ヴァンダ・ドゥアルテ/ジータ・ドゥアルテ/アントニオ・セメド・モレノ -- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
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