Graham Coxonは言わずと知れたBLURのギタリスト。しかし同バント以外の活動も豊富な個人的にも独立した音楽家だ。
BLUR以外の作品群は以下のとおり
・The Waeve(2022)デュオ
英国民族音楽風
Massive Attackみたいな曲あり
・A+E(2012)ソロ
グランジ-オルタナティブ風
「へんてこな感じ」狙い
--BLUR復帰(2009)
・The Spinning Top(2009)ソロ
Beatles白盤を彷彿とさせる
突出してアコースティック
--Damonと和解(2008)
・Love Travels at Illegal Speeds(2006)ソロ
オーソドックなロック
・Happiness in Magazines(2004)ソロ
オーソドックなロック
--BLUR脱退(2003)
・The Kiss of Morning(2002)ソロ
独自性があり全体的にまとまっている
Syd Barrettみたいな曲あり
・Crow Sit on Blood Tree(2001)ソロ
フォーク叙事詩
本作までは全パートを自身で担当
・The Golden D(2000)ソロ
時々ヘビメタ、時々ホーン付アンサンブル、ヒップホップも
・The Sky is too High(1998)ソロ【本作】
アコースティック、英国民族音楽風
基本的に、「ポップ路線」とは一線を画す。しかし、個人的ミュージシャン・エゴで奏効しているのは「英国民族音楽風」だけかな。その意味で直近のWaeveのデュオ活動は正しい路線と言える。
ギタリストとしては、派閥性を超えJonny Greenwood(Radiohead)やNoel Gallagher(Oasis)、さらにはPhil Manzanera(RoxyMusic)にもリスペクトされているらしい(これは凄い)。
また、アルバム・ジャケットのアートワークは本人作。優れたものが多い。
ロンドン大ゴールドスミス・カレッジのファイン・アート(商業デザインではなく純アート)専攻なので、そういうことも出来てしまう。
マルチでスペシャルな才人です。