彼の一連の作品は、学生時分に入りびたりだった東京・京王線明大前駅前のサイケ・アヴァンギャルド音楽の殿堂、「モダーン・ミュージック」の店長に直接店頭で聞かされ、ひどく衝撃を受けました。確かその場で彼のあるったけのLPを衝動買いした覚えがあります。
思うにこのお店には、随分といろいろな音楽を聞かせてもらいました。感謝です。
JANDEKの音楽の内容やスタイルではなく、このような非商業的な、敢えて言えば自己満足的な成果物を作り発表し続ける、彼のスタミナとド根性には圧倒されます。
私は彼の作品全てに付き合ったわけではありませんが、こんなに作品をリリースしながら、何かのカテゴリーに分類されない、彼の存在は深い闇のようにミステリアスです。