春の日は過ぎゆく [DVD]
フォーマット | 色, DTS Stereo, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ホ・ジノ, イ・ヨンエ, ユ・ジテ |
言語 | 韓国語 |
稼働時間 | 1 時間 53 分 |
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
商品の説明
Amazonより
『八月のクリスマス』で絶賛を受けたホ・ジノ監督の第2作。同名のタイトルソングを松任谷由美が作曲したことでも話題となった。
ラジオ番組の素材録りのため、録音技師のサンウ(ユ・ジテ)は、番組のプロデューサー兼DJのウンス(イ・ヨンエ)と小旅行をする。2人の間に恋が芽生えるが、若くストレートに感情を表すサンウに対し、彼より年上で離婚歴のあるウンスは、深い関係に踏み込むのを恐れ、次第にサンウと距離を置き始める。
痴呆気味の祖母の面倒も見て、自然に家族とともに生きている若い青年と、家族的なことを拒否して仕事に生きる女性の心のすれ違いを描く、切ないラブストーリー。永遠の恋を信じ、彼女の心変わりの原因がわからず苦しむサンウの辛さを前面に出しつつも、女性としての役割を押し付けられてしまう現実から逃れて生きているため、若い恋情を受け入れられなくなるウンスの辛さもさりげなく描き、一筋縄ではいかない人の心の繊細さを静かに描写していく。
年老いても亡くした夫への熱情を心の底で燃やす祖母の存在や、高速道路を使って会いに行く遠距離恋愛や、ふたりが録音して歩く、風になびく竹林の音や年老いた夫婦が歌うアリランの歌など、物語の本筋とは直接関わらない部分にも、叙情的な豊かさが満ち満ちている。(茂木直美)
レビュー
この映画を日本でリメイクするとしたら、主演は筒井道隆と本上まなみといったところだろーか? 素朴な青年と、抱きしめると消えてしまいそうに透明な女の恋。“モテる秘訣は好きな相手にキライな相手と同じようにふるまうこと”と何かの恋愛マニュアルにあったが、確かに冷たくされると人は追いかけたくなるモノらしい。すねに傷のある女は真っ直ぐな男の愛にたじろぐ。そして、意地悪をして相手を試す。自分を傷つけると分かっていても、それ以外のやり方ができないウラハラな女心に男は悶え、絡まる。静止画像のように長い“間”、かすかに流れる風の音。映像の静けさの中にひいては寄せる恋心の機微、口に出ないたくさんの言葉が込められている。 (永田みゆき) --- 2003年01月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
製作: キム・ヒョンスン/大谷信義/アラン・ファン プロデューサー: チャ・スンジェ/キム・ソナ/宮島秀司/ピーター・チャン 監督・脚本: ホ・ジノ 脚本: リュウ・チャンハ/イ・スクヨン/シン・ジュノ 撮影: キム・ヒョング 美術: パク・イルヒョン 照明: イ・カンサン 録音監修: パク・ヨンギ 録音: イ・ビョンハ 編集: キム・ヒョン 音楽: チョ・ソンウ 出演: ユ・ジテ/イ・ヨンエ 声の出演: 森口瑶子
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 韓国語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988105041288
- 監督 : ホ・ジノ
- メディア形式 : 色, DTS Stereo, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 53 分
- 発売日 : 2004/11/25
- 出演 : ユ・ジテ, イ・ヨンエ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 韓国語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : 松竹ホームビデオ
- ASIN : B000657KMA
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 160,455位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 3,007位外国のラブロマンス映画
- - 15,849位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
音楽も控えめで効果抜群。
端的に言えば女の心変わりと、それに苦しむ男を叙情的に
描いたラブストーリー。
ですが、カメラの視点は終始中立的で、どちら側にも肩入れしません。
離婚歴や年齢や結婚に関するしがらみ、そういうものへの「恐れ」から
目の前の恋愛を放棄してしまった臆病な女、
突然の心変わりを受け入れられず、ひどい女と分かりつつも
「でも会いたい」と泣く男。
それらを世に溢れる無常の出来事のひとつとして、
ただ淡々と、追っていきます。
挿入される、サンウの亡くなった祖父が浮気していた・祖母はしかし
今でも祖父を愛しているというエピソードも、恋愛のすれ違いを語るのに
重みを加えています。
各地の雄大な自然の中、録音技術師サンウが録り溜める自然のやさしい風の音。
サワサワ…というささやきのような音がだんだん、「忘れなさい…」
と諭しているようにきこえてくるから不思議なもの。
最後、金色の麦畑の中で風の音にいだかれながら
悲しみや色んな感情を俯瞰し、フッと微笑むサンウ。
このラストは、監督にお礼を言いたいくらいステキ。
最初見た時にはそれほど気にも留めなかったのですが、映画の中で使われている数々のアイテムや言葉…、ラーメン、酒、キムチ、風の音、指の傷、駅、パンソリ(韓国の謡)、年老いた祖母、…、それらの全てにメッセージが隠されていたなんて…、驚きと共に、韓国映画の奥行きの深さに感動しました。
「恋人を紹介しろって、、父が」
「私、キムチ漬けられない…」
「僕が漬けるから」
そんな何気ない言葉のやり取りにも、二人の思いの微妙なすれ違いが表現されていることを、僕は3回目に観た時にやっと気が付きました。いい映画です。それと、韓国の四季の美しさも深く心に残りました。
一カ月以上にも渡る出演要請により、韓国演劇界を代表する女優、ペク・ソンヒ(祖母役)の出演にこぎつけたというエピソードを知って、この映画にかける製作者の並々ならぬ熱意を感じることができました。
僕は、この映画に携わった全ての人々にこの言葉を捧げたい…。「このような素敵な映画を、本当にありがとうございます」
ぜひ一見を。
その前提でひとつだけ不満があります。
この映画のテーマからしてイヨンエの
二人の男との激しいセックスシーンは
不可欠だったように思います。
とくにユジテとの関係は性愛シーンがなくては
表現不足でしょう。
イヨンエも撮影時はもう29か30歳。
絶対、ナイスバディーのはずと踏んでいるので
18禁指定級のをお願いしたかった。
韓国映画界はフランス映画界並みに一流女優が
脱ぐ文化なので、ぜひお願いしたかった。