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マーヴェル・コミックスを原作にした大ヒット・アクションのパート2『X-メン 2』。超人能力を持つミュータントと人間の共生に反対する元陸軍大佐が、プロフェッサーXを幽閉。彼の能力を利用してミュータントを滅ぼそうとする。プロフェッサーXとマグニートーというミュータントの両巨頭の確執に、ウルヴァリンの過去の秘密、大統領暗殺未遂事件など、いくつもの物語が重層的に語られる。
前作に続き、ブライアン・シンガー監督が、マイノリティーの被差別意識を色濃く反映。とくに、能力ゆえに恋人・アイスマンの肉体を愛せないローグと、家族にカムアウトするアイスマンの姿に、意志にかかわらず備わった資質が重荷になる悲哀がこめられている。視覚的には、新登場となるナイトクロウラーの瞬間移動の映像が必見。全体にミュータントの“オールスター”的な活躍で楽しませるが、彼らの関係や過去についての細かい説明はカットされるので、第1作を未見の人は観ておくことを勧めたい。つねにハイテンションで目まぐるしい展開のせいか、欲を言えば、もう少し、軽いノリも欲しかったところ。(斉藤博昭)
レビュー
製作総指揮・監督・ストーリー: ブライアン・シンガー 製作総指揮: スタン・リー/アヴィ・アラド/トム・デサント 製作: ローレン・シュラー・ドナー/ラルフ・ウィンター 脚本: マイケル・ドアティ/ダン・ハリス ストーリー: デヴィッド・ハイター/ザック・ペン 撮影: ニュートン・トーマス・シーゲル 出演: ヒュー・ジャックマン/ハル・ベリー/パトリック・スチュワート/イアン・マッケラン/ファムケ・ヤンセン/アンナ・パキン/アラン・カミング/ジェイムズ・マーズデン/レベッカ・ローミン=ステイモス 声の出演: 山路和弘/本田貴子/大木民夫/有川博/日野由利加/小島幸子/後藤敦/壇臣幸
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)