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鶴は翔んでゆく【デジタル完全復元盤】 [DVD]

4.5 5つ星のうち4.5 13個の評価

仕様
価格
新品 中古品
DVD 1枚組
¥5,170 ¥3,190
DVD 通常版
¥2,121
DVD 1枚組
フォーマット ドルビー, ブラック&ホワイト, 字幕付き
コントリビュータ タチアナ・サモイロワ, アレクセイ・バターロフ, スヴェトラーナ・ハリトーノワ, ワシリー・メルクーリエフ, ミハイル・カラトーゾフ
言語 ロシア語, フランス語, 英語
稼働時間 1 時間 31 分

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商品の説明

レビュー

監督: ミハイル・カラトーゾフ 原作・脚色: ヴォクトル・ロゾフ 撮影: セルゲイ・ウルセフスキー 音楽: モイセイ・ワインベルグ 出演: タチアナ・サモイロワ/アレクセイ・バターロフ/ワシリー・メルクーリェフ/スヴェトラーナ・ハリートワ/ワレスチン・ズブコフ
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内容(「CDジャーナル」データベースより)

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.33:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ ロシア語, フランス語, 英語
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4933672230177
  • 監督 ‏ : ‎ ミハイル・カラトーゾフ
  • メディア形式 ‏ : ‎ ドルビー, ブラック&ホワイト, 字幕付き
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 31 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/11/26
  • 出演 ‏ : ‎ タチアナ・サモイロワ, アレクセイ・バターロフ, ワシリー・メルクーリエフ, スヴェトラーナ・ハリトーノワ
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語, ドイツ語, ロシア語, スペイン語, フランス語, オランダ語
  • 言語 ‏ : ‎ 英語 (Dolby Digital 5.1), ロシア語 (Dolby Digital 5.1), フランス語 (Dolby Digital 5.1)
  • 販売元 ‏ : ‎ アイ・ヴィ・シー
  • ASIN ‏ : ‎ B000657RX2
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 13個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.5つ
5つのうち4.5つ
13グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2013年7月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
所要時間や映像、内容も含めて楽しみながら学べるロシア語教材として最適であった。できればロシア語のテキストも欲しかった。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年9月26日に日本でレビュー済み
 1958カンヌ・グランプリ作品、日本公開時のタイトルは「戦争と貞操」、時代を考えるとやむを得ないところだろうがベタで無粋なタイトルだ。

 戦争に引き裂かれる恋人たちの悲劇、といえばよくあるストーリー、しかしさすがにモンタージュ理論発祥の地のお国柄、カラトーゾフ監督は随所に斬新な映像を絡ませ、巧みに各シーンを盛り上げている。
ヒロインが貞操という呪縛から逃れるように疾走する場面などは、モノクロ映像のコントラストをさらに高め、緊張感を高めつつフィルムを少し早回し気味にして疾走感をも高めている。
撮影、編集、ともに工夫が感じられる。

 見所はヒロインを演じたタチアナ・サモイロワ(アンナ・カレーニナ)、オードリー・ヘップバーンを少しふくよかにした感じで、完璧といってもいい美しさだ。
このころのソビエト映画の女優は、彼女とリュドミラ・サベリーエワ(戦争と平和、ひまわり)以外あまり記憶にない。
当時のソビエト映画会きってのメジャーな女優だった。

 ラストシーン、ヒロインが恋人の死を受け止め気を取り直し生還した兵士たちに花を贈って祝福するシーンは気持ちの切り替えが早すぎて少し違和感があるが、モス・フィルム制作作品である以上プロパガンダ色の強いこうしたエンディングしかなかったのだろう。
おそらくさまざまな制約の中、当時のソビエト映画人の心意気を感じることができる作品だ。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年9月28日に日本でレビュー済み
「戦争と貞操」の題でも知られ、「誓いの休暇」とともにソ連(ロシア)の雪解け時代を象徴する作品。
「誓いの休暇」が戦場から始まるのに対し、この映画は平穏な日常からはじまる。どちらも“道”を駆けたり歩く映画だ。
川沿いの道を元気よく駆ける二人の恋人たち、橋、空を飛んでいく鶴の群れ、
水をまく車が二人を祝うように走り去り、駆ける道は教会へと繋がるよう。森で追いかけっこ 階段 犬の声に警戒して男は隠れ、女は駆け昇る 男はそれを追う 道路は水に濡れて湖面のように拡がる
ドアから現れる犬とその飼い主、リビングで眠る両親、恋人たちは互いの家に戻っていき、二人とも朝方のベッドに飛び込む。

前半は戦争に行くまでの過程を丁寧に描いていく。友人が知らせる徴兵、戦争の接近。

工場での労働、部屋の模様替え、足で踏みつけてSMプレイ? 薄暗い部屋に彼らの目元を照らすように日が差し込む。
愛する人に贈るリスの人形、出征祝いの食事会。

24分を過ぎたあたりから戦争の足音が徐々に近づいてくる。行進する戦車の間を縫うように走り抜ける!間に合うのか、間に合わないのか・・・。

詰めかける群衆、恋人を夥しい群衆の中から必死に探す、もう二度と会えないかもしれない、無情にも人々を引き裂いていくマーチ、放られたプレゼントは群衆によって粉々に砕け散る。
電話を終えた彼女は、土嚢と対戦車用の障害物が敷き詰められた道を歩く。街もいつ空爆されるか解らない。サイレンの音、防空壕、爆撃音。
消火活動にあたる軍隊、ボロボロになった建物を駆けあがり、ドアの向こうに拡がる崩れ落ちた空間、時計の針の音を、故郷が焼ける音に耳をふさぐ。

幾度もかける電話、爆撃が迫る中でピアノを狂うように弾く。「君が逃げないなら僕も逃げないぞ」と言わんばかりに。何故なら彼女を愛してしまったから。
目の前に落ちる衝撃!たなびくカーテン、割れる窓ガラス、衝撃的な接吻。
死を前に男は女に愛を求める。女はそれを拒むように幾度もビンタを食らわせる。荒ぶるBGM!

42分を過ぎたあたりで場面は戦場に移る。
負傷者を抱えながら沼地を突き進む男たち。ここでも爆音が絶えない、
写真、ハーモニカ、有刺鉄線、爆撃と銃撃音が迫る中を仲間を抱えて進むスリル、死に際の眼に飛び込む太陽の光、めまぐるしく男の脳裏を駆ける走馬灯、幻・・・。
戦場からの手紙、雪が降り積もる外、病院を手伝うのは負傷兵の中に恋人かいないか探すためでもある。看護婦とはいえ異性に尿瓶をあてて貰うのは恥ずかしい男心。

機関車が猛然と疾走するように市内を走って走って走り抜ける。死への疾走、轢かれそうになる子供に気づいて我に返る。まるでサイレント映画のような早回し。
コップをスプーンで叩いてあやそうとする、リスの籠に敷き詰められていた手紙、男の頬を何度も殴りつける、ハーモニカの音色。
洗濯をする手にそっと口づけ、戦争の終結と凱旋、彼女は最後の最後まで走り続ける。花束を受け取ってくれる人を探して。
それを“譲って”いくシーンが本当に哀しくてねえ。そして鶴の群れは再び大空を翔んでゆく・・・。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年7月9日に日本でレビュー済み
鶴は飛んでいく、の有名な歌を映画の中で流して欲しかった。この主題歌がなければ、この映画はつまらない映画です。
多くの人々が愛する人を失い、悲しんでいる戦後、人々を励まそうと作成されたのでしょうか、
この映画の中でもいますが、現実に、兵役を逃れ卑怯なことをしていた者はいたそうで、ソ連映画でもこうゆうところは描かれてます。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年5月15日に日本でレビュー済み
 年が知れるが、1970年代に、都内で開かれた自主上映でこの映画を見た時、とても感動した事を覚えて居る。当時、この映画の邦題は、『戦争と貞操』と言ふ物だった。原題が『鶴は飛んでゆく』であると知って、日本で付けられた題名(『戦争と貞操』)が、何と悪趣味だろうと、思った事が記憶に残って居る。

 この映画の背景として、第二次世界大戦中、ソ連社会が深刻な男性不在の状況に陥り、夫や恋人を戦地に送り出した女性たちが、残されたソ連社会で、精神的に苦しんだと言ふ社会状況が在った事を理解しておく必要が有る。その事は、プドフキンの映画『ワシリー・ヴォルトニコフの帰還』などでも描かれて居て、大戦がソ連社会に与えた影響の一面が伺える。その一方で、初めてこの映画を見た時、若い私にとって意外だった事は、この映画(『鶴は飛んでゆく』)が、そうした当時のソ連社会の状況を、綺麗事ではない形で描いており、ソ連社会の負の側面をも、制約された範囲においてではあるが、描いて居る事である。それは、「体制批判」と呼ぶほどの物ではないが、ソ連社会に、他の社会と同様、様々な人間が居る事を率直に認めて居る点で、今見ても共感出来る物である。

 ヴィットリオ・デ・シーカの『ひまわり』等についても思ふ事だが、日本では、こうした映画の感想として、「戦争の悲劇」と言ふ言葉が、枕言葉の様に使はれる事が多い。もちろん、戦争は悲劇である。しかし、もう一つの視点として忘れていけない事は、戦争の時代にも、平和の時代にも、人間は、人を愛し、その結果、別の誰かを不幸にする事も有れば、自身が傷つく事も有ると言ふ人間の性(さが)である。これは、人間の業であり、「戦争の悲劇」と言ふ言葉で、全てを語れる訳ではない事は、重要な視点である。その意味では、公開当時、この映画に『戦争と貞操』と言ふ、ちょっと恥ずかしく成る様な日本語題名が付けられたのも、分からなくはない気がするのである。

(西岡昌紀・内科医/ヨーロッパの大戦が終結して66年目の5月に)
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年7月21日に日本でレビュー済み
なぜか一気見でした。
 1965年生まれの50歳です。ハリウッド映画の成長と共に成長し成熟してきたのですが、この映画は僕が生まれる8年前の作品なんです。
全編にわたって白黒なのですが、なぜかそれを感じさせない。
主演女優のタチアナ・サモイロワは確かに綺麗可愛い感じです。魅力的です。
3Dでもなく、ドルビーサラウンドもなく、ましてやカラーですらない。そんな映画って想像できるでしょうか?
脚本や演出、主演俳優、撮影技術、監督が完全にマッチングした名作と言っていいと思う。
映画の絶対的な命題である、「何かを伝えるということ」。それを改めて感じさせてくれた映画です。
何を伝えたいのか、自分で見て確認してみてください。「戦争と貞操」ではないと僕は思いました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年1月31日に日本でレビュー済み
 期待しなかったせいかわかりませんが、大当たりの映画です。
 女優さん(タチヤナ・サモイロワ)、メッチャ綺麗です!ジャケットとまるっきり顔が違います。スタイル、表情、歯並びの良さまでカメラはしっかり捉えています。
 デジタル処理が徹底的になされているせいか、「アンナ・カレーニナ」より綺麗に撮れてます。

 私は旧CDケース盤を鑑賞したことはありませんが、他のレビュアーが指摘している、「わずかな色」というのは確認できませんでした。
 液晶にヘッドフォンで鑑賞したのですが、音もサラウンドが効果的になされていて、完全なステレオとまでいきませんが、爆撃音が右から左に聴こえたりします。
 
 内容は反戦映画に思われがちですが、普遍的な「愛」を、たった91分で表現しているだけです。愛し合い、愛され、そして愛を与え…もう本当に胸がつかえ涙が出ます。
 
 この時代のソビエト映画は、小道具、伏線、シャレードと、世界の映画界の先陣を切っています。観客を魅了させるテクニックが満載です。

 当時の軍事パレードのドキュメントフィルムが特典映像にあるので、そちらを先に鑑賞してからでも違った見方ができるかもしれません。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年9月9日に日本でレビュー済み
 この映画には私の大好きなシーンがある。

 野戦病院で働くヴェロニカの前で一人の負傷兵が大声で騒ぎ始める。兵士の婚約者が別の男と結婚してしまったことを知り、自暴自棄になっているのだ。院長が駆けつけ、負傷兵を勇気づけるために「英雄を捨て銃後の男に乗りかえる女なんて軽蔑しろ。軽薄な女に幸福をつかむ資格はない!」と激しくその女を罵る。恋人ボリスの帰りを待ちながら、好きでもない男と結婚することになってしまったヴェロニカの胸に院長の言葉の数々が突き刺さる。キャメラはぐっとヴェロニカの顔に寄る。そしてじっと耐える彼女を見つめ続ける。胸をかきむしられるような場面だ。この作品はボリスへの一途な思いを貫くヴェロニカの心の中の苦悩と葛藤を描く映画である。殊に、最後の凱旋パレードの場面は忘れがたい。群衆の中で恋人の面影を捜し続けるヴェロニカにキャメラはぴったりと寄り添うように彼女の姿を追う。ヴェロニカの心の内までも描き尽くす見事な移動撮影である。

 CDケースサイズの旧盤と映像を比較すると、旧盤のコントラストが白く飛んだ画面は完全復元盤ではかなり改善されている。ただ、残念なことに完全復元盤はモノクロ映像にわずかながら色がついてしまっている。この映画の最大の魅力は息を呑むようなモノクロ撮影の見事さにあり、その美しさは完全な白黒画面でなければ伝わらない。その点だけでいうと旧盤の方がモノクロの美しさを堪能できる。どちらにも一長一短があり、どっちのDVDを買うべきかについては何とも言えないが、主演の二人のインタビューが特典映像についた完全復元盤は確かに魅力的だ。
18人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート