Amazonレビュー
元々、ロックもヒップホップも思い込みから始まったデタラメなんだよ、とでも言いたげだ。この国のポップシーンでは大人で不良な匂いをプンプンさせる坂間大介(Rhymester)と竹内朋康(SUPER BUTTER DOG)の2人。ミュージシャンが誰より善人っぽい時代が彼らには居心地悪いのだろう。善人っぽい音楽から街の事実は学べない。ブレイクビーツの上で豪快にうねるファンキーギターは、ヒップホップで言えばエアロとRUN D.M.Cの「ウォーク・ディス・ウェイ」級の普遍性があるし、映画『華氏911』にインスパイアされたというアルバム唯一のメッセージナンバー「マボロシのほし」などは、スライにも近い精神性。日本のワイルド・スタイルがやっとお目見えした。(石角友香)
メディア掲載レビューほか
RhymesterのMCとSuper Butter Dogのギタリストによる初アルバム。もともと二つのグループの一大要素であるコミカルなセンスが凝縮されている。ファンキーな(4)、茶目っ気の際立った(9)、メロウなヴォーカルとの対比が楽しい(12)のゲスト参加で愉快さがさらに倍増。
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)