カゲロウがラジオで流れてきて、荘野ジュリを知った
ボッサやアンビエントやハウスといった音の中を、少しハスキーで甘い低音の荘野ジュリの声が流れます
荘野ジュリが描くのは、叶わない恋愛関係の中気持ちを募らせたり、結末を知りながらも止められない気持ちにもがく女性ばかり。
不倫等の重たい関係に陥った女性のやるせない気持ちが綴られているのです
と、書くと聴くに耐えない辛く重たいアルバムなのかと思われますが、彼女の声の持つ独特な湿度感と、ヒロインと同調しながらも突き放した感じがする歌い方が、サラリとアルバム1枚聴かせてしまいます
ウェットなのにドライ
荘野ジュリを初めて聴いてから、9年経ちましたが、今でもラックから出して聴いてしまう不思議なスルメアルバムです