West Bruce & Laing'74年発表のライブアルバムです。
検索しても全然出てこないので、市場に出ていないのかと思ってたら、登録されているバンド名がおかしくなっていたのですね。
出来ましたら正式な名称(West Bruce & Laing)に直していただきたく、お願いします。
アルバムの内容ですが、ちょっと地味な印象を受けます。
レスリー・ウェストとコーキー・レイングはもとマウンテンのメンバーですが、このアルバムのような長いアドリブやジャムセッションで実力を発揮するタイプではなく、バンドのアンサンブルの中で時間をかけて作り上げたフレーズやおかずで、楽曲に花を添えるタイプだと思います。
ですので、このライブではジャックブルースと上手くかみ合っているとは思えず、特に2曲目の「The Doctor」などはスタジオ盤のほうがバンド全体のノリと迫力が感じられるので、本作を聴くとちょっと期待はずれに思えます。
ジャックブルースもスタジオ盤の方が音の厚みとノリが良いように思うのですが、ベース弾いている人が聴くと違うのかもしれません。
また、3曲目「Politician」はクリームでおなじみのミディアムテンポのブルースハードですが、サウンドに隙間があるように感じるため、もしマウンテンのスティーブ・ナイトがいたらピアノで絡んで面白いのにと思ったりします。
私はレスリー・ウェストとコーキー・レイングはマウンテンでのプレイの方が魅力的に感じますが、このアルバムについてはマウンテンに対する先入観がなければもっと楽しめたかもしれないと思います。