1985年、ロンドンで結成された4人組ネオアコ、インディ・ポップ・バンド。
オリジナルは1988年にLPとCDで出た2ndアルバムだが、日本では遅れて翌年、ビクターがリリース。
これは、1999年、Creation Recordsの権利移籍にともない、エピックから出たリイシュー盤。
1stよりグッとヴァラエティに富み、サウンドもパワフルになった。
1曲目「オールウェイズ・ザ・ライト」、2曲目「ホロウ・ハート」(amazon曲目リストは「フォロー・ハート」だが、スペルは「Hollow Heart」だから適切ではない)はシングル・カットされ、英国でそこそこヒットしたナンバー。
どちらもアップ・テンポでキャッチー、何度も繰り返し聴くと、流石に飽きてくるが、6曲目「サースデイ・シームス・ア・イヤー・アゴー」はオープニングからソリッドなギターが炸裂、間奏も長めのソロがあり、充分カッコイイと言える。
抒情的な7曲目「バリー・ゼム・ディープ」、9曲目「ネバー・ビーン・アズ・グッド」はちょっと退屈なので外した方が全体的に締まった気もしたが、今聴くと良いアクセントになっているかも。
10曲目「オストリッチ・ベッド」は7分以上ある大作で、アナログ盤の方ではB面ラストを飾るナンバー。
それより、11曲目「ステッピング・ライトリー・オン・ザ・エンシエント・パス」の単調だが、漂って来る不気味な緊迫感が堪らない。
長く続けていれば、同じ Creation Recordsのプライマル・スクリームより人気が出たような気がするのだが。
したたかさには何か欠けるバンドではあり、残念。