2046 [DVD]
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フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | フェイ・ウォン, ウォン・カーウァイ, チャン・ツィイー, トニー・レオン, 木村拓哉, コン・リー |
稼働時間 | 2 時間 10 分 |
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商品の説明
Amazonより
1960年代の後半、香港の古びたホテルに住むチャウ(トニー・レオン)は、それまで自分が接してきた女性たちとの思い出やこだわりを胸に、ある近未来SF小説『2046』を書き始めていく。それは、失われた愛を見つけることができるという“2046”へ向かう謎の列車の物語。2046から帰ってきた者はいないという。ただひとりの男(木村拓哉)を除いては。そして今、男は再び列車に乗り込んでいた…。
ウォン・カーワイ監督がアジアを代表するトップ・スターを集結させて取り組んだSFラブストーリー…と思いきや、主軸として描かれるのは『欲望の翼』や『花様年華』ともリンクする、過去の女に想いを馳せる中年男のストイックなノスタルジーであり、実際SFとしてのドラマは劇中劇として少し挿入される程度。我らがキムタクの出番も少ないので、そのあたりを踏まえて接した方が得策。要はトニー・レオン扮する主人公の魂の彷徨に同化できるか否かで評価は大いに変わるだろう。フェイ・ウォン、チャン・ツーイーなど女優陣は魅力的。(的田也寸志)
レビュー
監督: ウォン・カーウァイ 撮影: クリストファー・ドイル 音楽: 梅林茂 出演: トニー・レオン/木村拓哉/フェイ・ウォン/チャン・ツィイー/カリーナ・ラウ/チャン・チェン/マギー・チャン
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 19 x 14 x 2 cm; 225 g
- EAN : 4947864902865
- 監督 : ウォン・カーウァイ
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 10 分
- 発売日 : 2005/4/27
- 出演 : トニー・レオン, 木村拓哉, コン・リー, フェイ・ウォン, チャン・ツィイー
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : TCエンタテインメント
- ASIN : B00067HCWQ
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 19,321位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
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- - 1,706位外国のドラマ映画
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
ウォン・カーウァイ監督がずっと好きだった私としては残念感でいっぱいでした。
それから10年近く経過し、気になっていたし・価格も安くなっていたので購入。
じっくり観てみると以前鑑賞した時とは全然違う印象を受けました。
男は女達に優しく、優しいがゆえにとても残酷です。
女は男を思い涙します。声を殺し、自分の感情を殺し。
映画「黒い十人の女」のトレーラーで「誰にでも優しいって事は、誰にも優しくないのと同じでしょ」という岸田今日子さんの台詞がありましたが、
まさにそれのような気がします。
男は女を愛して共に滅びる事を徹底的に拒絶し、優しさのみを至る所にバラまきます。そして絶対的に孤独です。きっとこれからも永遠に。
私自身それなりの年齢に到達して少しだけ分かった事かもしれません。10年後くらいに再び鑑賞したら
その時はどんな風に感じるか? これもまた楽しみかもしれません。
評価の低かった作品ですが、1回の鑑賞では終わらないであろう、気になる作品のひとつです。
「映画の中の現実」は、60年代の香港が舞台。
小さなホテルの経営者一家と、長期滞在中の宿泊客の人間模様が面白い。
時代背景のせいかもしれませんが、アジアの映画に特有の厭世観も全編に漂っており、それがまた、妙に心地よく感じられるのは、なぜでしょう。。。
主人公が執筆する劇中劇は、列車の中の、近未来を連想させる空間で繰り広げられる幻想的な恋愛。
謎の日本人男性が、美しい女性アンドロイドに「俺と一緒に行かないか」と語りかけるシーンは、涙をさそいます。
(感情をコントロールする)機能が衰えてしまったアンドロイドからは、残念ですが答えが返ってきません。。。
「現実」のお話は、日本人の婚約者と、経営者の長女が結婚してめでたくハッピーエンドです!
この作品でも映像美、俳優の演技、音楽に圧倒されました。
ストーリーは単純で、前作の抑えた愛情表現の主人公が打って変わってのドンファンぶりです。
それを象徴するようなベッドシーンもポルノチックで濃厚です。
1960年代と2046年の近未来を交錯させて主人公の危うい恋愛観の気怠さが最後まで漂います。
1960年代の香港の汚れた猥雑、妖しさと2046年のシュール美満載ワールドが交互に現れます。
2046年の近未来ワールドは明らかスタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』のオマージュと言うかパクリです。
最新映像テクニックを駆使しているので魅せますね。
この近未来に、なんとSMAPのキムタクが登場しています。
イケメンの日本人として登場しますがテーマの本流でないので存在感は薄いです。
なんでウォン・カーウァイ監督が採用したのかわかりません。
ストーリーもさることながら、60年代の香港の雰囲気がたまらない。
2046もまぁまぁ好きです。
今後何度も見ることで新たな発見があると思います。
しかし、この作品のジャケットには主役であるトニーレオンが絶対的に使われるべきです。
パッと見、TBSのドラマかと思いました。
他のレビューにもあるように、内容は暗いですが、
芯に強い感情があります。
悲恋の経験のある方などが観ると、
共感を抱けるような作品だと思います。
個人的にこの映画を好きな理由は、
始まりから終わりまで、
芸術作品を堪能させて頂いている感覚で観られるものだからです。
どの場面を見ても美しいですし、音楽も素晴らしい。
ですから、ストーリーを楽しむという以上に、芸術作品を味わいたいという感覚で、手元に置いておきたくなります。
ただ、映画自体の出来としては、個人的には☆5つとは言えません。
映画の中の「2046」のCG的表現と現実世界のバランスや、
日本人にとって、木村拓哉は親近感のある人で、2046の中の彼に違和感を覚える感じもあります。
しかし、彼はやはりかっこいいですから、ファンの方必見という気もします。)
内容の暗さや、わかりにくさ(←悲恋の感覚の違う方にとってはわかりにくいと思います)などを考えると、
万人ウケするものでは無いとも思いますので、
まだ観ていない方は一度レンタルなどで借りて、
自分の感覚にヒットしたら、購入するというのもいいと思います。
梁朝偉と章子怡がメインのラブストーリーだが、これに加えて香港・中国女優を大勢出演させ、自身の周りで起こる悲恋の数々を紹介。これとは別に空想の世界「2046」を構想、この時間が止まった世界でのアンドロイドとの恋愛を描く。テーマは村上春樹も提示し続けた「喪失感」。恋愛のほとんどはこの感情に結びつくので、独特の撮影と音楽でこの「喪失感」を描けば、多くの観客の心を引き付けるに違いない。
ただし、ストーリーが錯綜し、幻想劇も挿入されるので、集中力が無い観客にとっては、「訳がわからん」映画なのだろう。しかし、私は最も好きな作品。
木村拓哉は日本語で、大陸出身俳優たちは北京語で、香港俳優たちは広東語で発話する。現実にそういう会話様式(英語VS広東語など)も香港ではあるようだ。未来の東アジア共同体では共通言語を定めずとも意思疎通は可能だと思う。その先取りかもしれない。
まず見ておいたほうが
この映画に支離滅裂な印象を持たずに
すむのではないかと思います。
トニー・レオン扮する主人公チャウは
アンコールワットの壁の穴に
封印したはずの秘めた愛を新たに探し求めて
現在と未来の女性たちの間を彷徨い続けますが
最後はいつも独りに戻ってしまう。
優しく肩をかしてくれた
スー・リーチェンもバイ・リンも去っていき
ラストシーンでは
独りぼっちでタクシーのシートに横たわる
チャウの孤独と切ないまでの哀しさに
胸が痛みます。
ノスタルジックな映像美と
物語の後ろに隠された様々なイマジネーション。
ウォン・カーウァイ作品常連の
ウィリアム・チャンの美術、
同じく常連のクリストファー・ドイル、
代役として参加したアンドリュー・ラウ、
両名の撮影が素晴らしい。
コン・リー、チャン・ツーイー、フェイ・ウォン
この美女3人が登場する場面では
それぞれに違ったジャンルの音楽が
画面に合わせて用意されていて
これがピッタリなんですよね、
彼女たちの雰囲気に。