弦の配置を意識して聴いてみるとこの録音では、下手(向かって左側)から第一バイオリン、チェロ(その後ろにコントラバス)、ビオラ、第二バイオリンを配置しているようです。
演奏は、やはりシノーポリならではの計算された指揮で、思わず眼をつぶって音に聴き入ってしまいます。美しいです。第2楽章のクライマックスは見事。聴く者まで力が入って、こぶしを振り下ろしてしましました。そのような部分が数カ所あります。素晴らしい!
ブルックナーの解釈についてはカラヤン盤の方が正統的か? とも思いますが、シノーポリのファンとしては、それはどうでもいいという感じです。