1980年代後半から90年代前半にかけて
数多くの人気アーティストが所属したレコード会社。
それがEPIC・ソニー(現・EPICレコーズ)だった。
佐野元春、ラッツ&スター、大沢誉志幸、LOOK、渡辺美里、TM NETWORK、小比類巻かほる、
バービーボーイズ、松岡英明、STREET SLIDERS、鈴木聖美、
岡村靖幸、BUBBLEGUM BROTHERS…。
当時の音楽シーンを彩った数多くのアーティスト達が
このレーベルの元に集結していたのである。
今で言う所のAVEXやZETIMAみたいなものだろう。
いや、その後の音楽界への影響力を考えれば、それ以上だったかもしれない。
そんな彼らが今年の2月、東京と大阪でEPIC25周年のライヴを行った。
観客席には80年代に青春を過ごした現在の30代前半から後半の
「若者」が大挙集結した。
そして、彼らから「忘れていた何か」を与えてもらった。
恐らく、ここ最近無かったビッグイベントだった。
これは、その時の模様をほぼ完全収録したDVD。
単なるノスタルジアで片付けられない「何か」がここにある。
あの時にタイムスリップするのもよし、
一番日本の音楽界が活気付いていた時代を体験するもよし。
あの時の「10代」だった人たちだけでなく、
今「10代」の人たちにも見てもらいたい映像だ。
きっと、今の日本の音楽界が失ってしまったものが見えてくるはずだ。