ある日、村に測量士が来て村人自慢の“山”が“丘”と判定されてしまい、人為的に“丘”の頂上を盛り上げる時間を稼ぐために測量士をあの手この手で足止めする様はどこかコミカルで面白く、普段は仲が悪かった牧師と酒場の亭主の和解や、戦争でショック状態になっている元兵士がトラウマを克服ところなどは中々感動します。
あまり知名度は高くない作品ですが、主演のヒュー・グラントを筆頭に演技力が確かな出演者に、イングランドとウェールズの関係や当時のヨーロッパ情勢が分かるストーリーは凄く面白く、個人的に大好きな作品です。
ウェールズの山 [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, レターボックス化 |
コントリビュータ | タラ・フィッツジェラルド, コーム・ミーニー, クリストファー・マンガー, ヒュー・グラント |
言語 | 日本語, 英語 |
稼働時間 | 1 時間 36 分 |
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商品の説明
Amazonより
1917年、ウェールズ地方の小さな村のフェノン・ガルウ山を測量するためにやってきたアンソン(ヒュー・グラント)とジョージ。しかしその山が地図に載るには6メートル足りないことがわかり、慌てた村人たちは足りない分の土を山に盛り、その間アンソンたちを村に引き留めるために、美女ベティ(タラ・フィッツジェラルド)を差し向ける…。
村自慢の山を護ろうと団結する村人たちの思惑から、いつしか恋に落ちてゆく若者たちの姿をほのぼのと描いた好編。第一次世界大戦真っただ中にも関わらず、戦争とは無縁だった地方ののどかな風景と素朴な人々のふるまいが、観る者に人間本来のありようを心地よく示唆してくれているようでもある。監督はクリストファー・マンガー。(的田也寸志)
レビュー
製作: サラ・カーティス 監督・脚本: クリストファー・マンガー 音楽: スティーヴン・エンデルマン 出演: ヒュー・グラント/タラ・フィッツジェラルド/コーム・ミーニー
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- 言語 : 日本語, 英語
- 梱包サイズ : 19.2 x 13.4 x 1.6 cm; 117.94 g
- EAN : 4959241938626
- 監督 : クリストファー・マンガー
- メディア形式 : 色, ドルビー, レターボックス化
- 時間 : 1 時間 36 分
- 発売日 : 2005/7/20
- 出演 : ヒュー・グラント, タラ・フィッツジェラルド, コーム・ミーニー
- 字幕: : 日本語, 英語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Surround), 英語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- ASIN : B00069BLGM
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 246,691位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヒューグラントがハマり役過ぎて楽しい作品です。話が進むにつれウェールズの田舎の独特のテンポに隠された村人たちのプライドと熱い気質が描かれて引き込まれます。イギリスとウェールズの関係性がわかっているとウェールズの村人の気持ちがよく理解できてなお良いかと思います。原作を読みたくなりました。
2022年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ラブコメに分類されているようだが、話はあくまでイングランドの地図製作会社の2人がウェールズ地方の丘の高さを計測に来たところ、丘の高さが1000フィートにあと少し足らず、1000フィート以下は地図上は山ではなく丘に分類されると聞いた村人達が一致団結して、あと数フィートを積み上げて1000フィートにすると言う、どこまでが本当か嘘か分からぬ昔話。サブストーリーとして、若い方の技師と村のあばずれ女が恋に落ち婚約する話。恋バナとしては、大恋愛の感動モノを期待してはいけない。
2014年6月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
友人に勧められてみましたが面白かったです。
気付いたら最後までみちゃってました(^^)
気付いたら最後までみちゃってました(^^)
2014年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ウェルズの人々の素朴さと人間味があいまって、ヒュー・グラントの人の良さが、際立って良く見える作品です。
人々のセリフも笑えました!
人々のセリフも笑えました!
2012年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
老人が孫に語り出す。「1917年、二人の退役軍人が…。」永井一郎さんのナレーションが本作に独特の気品を与えています。本作は実話を元にした脚本です。プライドのために丘を山にするのですが、仲の悪いジョーンズ牧師と好色モーガンが反目し合いながらも協働していく様子が面白おかしく描き出されています。「うまくいかなかったら、お前のせいだって言われるぞ」という台詞が要所要所で使われ、物語をコミカルに転がしていきます。
音楽はウェールズのリズムを意識したBGMになっています。DVDより音がきれいになっていました。映像ですが、フュノン・ガルウの緑とウェールズのなだらかな丘陵の薄緑がとても美しく見えます。BDはDVDより心地よく鑑賞できました。お勧めです。
音楽はウェールズのリズムを意識したBGMになっています。DVDより音がきれいになっていました。映像ですが、フュノン・ガルウの緑とウェールズのなだらかな丘陵の薄緑がとても美しく見えます。BDはDVDより心地よく鑑賞できました。お勧めです。
2018年6月10日に日本でレビュー済み
日本人はあまり知らないかもしれないが、イギリスって結構フクザツな国で、最近のスコットランド独立運動なんかでも判るように、決して一枚岩じゃないんだよね。というかそもそも「イングランド」と「スコットランド」「ウェールズ」「北アイルランド」では民族が違うのです。この映画の背景には、地方のプライド以前にそういう民族意識のど根性みたいなものがあるんです。
よそ者のイングランド人がある日ウェールズにやって来て、ご当地の人々が誇りにしている「山」を測量して、これは基準にわずかに満たない高さなので「丘」認定ですよ、って言われたら、そりゃあ村の衆は納得するわけがない。何としてでも「山」として認めさせたるわい! と一丸となって頂上を「盛る」大作戦が開始される・・・というのが大雑把なストーリー。
そもそもブリテン島って、大昔にケルト系の民族が渡来して先住民を攻め滅ぼして文明を築いたのだが、今度はローマ人やらゲルマン系が攻め込んで来て、ケルト系の人々はお隣のアイルランドや北のスコットランドとか、半島のウェールズに追いやられてしまったのです。やがて、ゲルマン系のアングロ・サクソン人が建国したイングランドに征服されて統治に甘んじる事になった、というのが超ザックリした流れ。
だから、映画の冒頭で村にやってきたイングランド人測量士のヒュー・グラントが、地元の言葉(ウェールズ語)が聞き取れなくて「英語でしゃべれますか」みたいなことを聴くシーンがあるけど、そういう民族・文化の違いみたいなのがここで表現されている訳です。
この映画は、ウェールズの出身でもある監督のクリストファー・モンガー が、故郷の山がモデルになった原作小説を映画化したもので、都会人気質で杓子定規なイングランド人と、おおらかなウェールズ人気質を対比させたヒューマンドラマでもあり、昭和の頃の日本の下町人情喜劇に通じる、ハートウォーミングで民衆のバイタリティをしたたかに描いた作品なのである。
舞台になっているウェールズ南部は19世紀に鉄鋼業が栄えた地域で、本作の村も炭鉱がある訳だけど、第1次世界大戦で男たちを兵役に取られたり、炭鉱の事故で死者を出したり、地方ゆえの悲哀や貧困みたいなものがある。でもそういう逆境に挫けずに、村人たちが一つの目的に向かって手を取り合い、そんな彼らの姿に、やがてはイングランド人であるヒュー・グラントとイアン・マックニースの2人も共感してゆく、という構図は決して遠い異国の物語ではなく、日本人にとってもなにか温かく懐かしい気持ちにさせてくれるものがあると思う。
これは民衆のど根性と団結力が、民族の違いを越えて心と心を通じ合わせる物語なんだよね。
ケルトの神話や民間伝承の本を読むと、「浦島太郎」とか「こぶ取りじいさん」とか「天女の羽衣」にそっくり、というか物によってはそのままのお話があって、我々は決して民族や文化の違いによって分断されているわけではなく、人間というのは長い長い年月をかけて遠い遠い距離を移動して、そしてつながっているんだなぁとしみじみ感じる事がある。
だから、この映画はウェールズ版・下町人情喜劇なんだと解釈するのは決して飛躍ではなく、そんな風に観ればもっと身近に感じる事ができるようになる、そんな映画だと思うのである。
よそ者のイングランド人がある日ウェールズにやって来て、ご当地の人々が誇りにしている「山」を測量して、これは基準にわずかに満たない高さなので「丘」認定ですよ、って言われたら、そりゃあ村の衆は納得するわけがない。何としてでも「山」として認めさせたるわい! と一丸となって頂上を「盛る」大作戦が開始される・・・というのが大雑把なストーリー。
そもそもブリテン島って、大昔にケルト系の民族が渡来して先住民を攻め滅ぼして文明を築いたのだが、今度はローマ人やらゲルマン系が攻め込んで来て、ケルト系の人々はお隣のアイルランドや北のスコットランドとか、半島のウェールズに追いやられてしまったのです。やがて、ゲルマン系のアングロ・サクソン人が建国したイングランドに征服されて統治に甘んじる事になった、というのが超ザックリした流れ。
だから、映画の冒頭で村にやってきたイングランド人測量士のヒュー・グラントが、地元の言葉(ウェールズ語)が聞き取れなくて「英語でしゃべれますか」みたいなことを聴くシーンがあるけど、そういう民族・文化の違いみたいなのがここで表現されている訳です。
この映画は、ウェールズの出身でもある監督のクリストファー・モンガー が、故郷の山がモデルになった原作小説を映画化したもので、都会人気質で杓子定規なイングランド人と、おおらかなウェールズ人気質を対比させたヒューマンドラマでもあり、昭和の頃の日本の下町人情喜劇に通じる、ハートウォーミングで民衆のバイタリティをしたたかに描いた作品なのである。
舞台になっているウェールズ南部は19世紀に鉄鋼業が栄えた地域で、本作の村も炭鉱がある訳だけど、第1次世界大戦で男たちを兵役に取られたり、炭鉱の事故で死者を出したり、地方ゆえの悲哀や貧困みたいなものがある。でもそういう逆境に挫けずに、村人たちが一つの目的に向かって手を取り合い、そんな彼らの姿に、やがてはイングランド人であるヒュー・グラントとイアン・マックニースの2人も共感してゆく、という構図は決して遠い異国の物語ではなく、日本人にとってもなにか温かく懐かしい気持ちにさせてくれるものがあると思う。
これは民衆のど根性と団結力が、民族の違いを越えて心と心を通じ合わせる物語なんだよね。
ケルトの神話や民間伝承の本を読むと、「浦島太郎」とか「こぶ取りじいさん」とか「天女の羽衣」にそっくり、というか物によってはそのままのお話があって、我々は決して民族や文化の違いによって分断されているわけではなく、人間というのは長い長い年月をかけて遠い遠い距離を移動して、そしてつながっているんだなぁとしみじみ感じる事がある。
だから、この映画はウェールズ版・下町人情喜劇なんだと解釈するのは決して飛躍ではなく、そんな風に観ればもっと身近に感じる事ができるようになる、そんな映画だと思うのである。
他の国からのトップレビュー
Jennifer Ratcliffe
5つ星のうち5.0
Sweetest Movie
2024年5月1日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Although it’s a pretty long title, when someone asks what my favorite movie is, it’s always “The Englishman That Went Up A Hill But Came Down A Mountain”. It’s endearing, sweet, comical in spots and shows the determination mankind can have. I highly recommend it!
Amazon Customer
5つ星のうち5.0
Used and in excellent condition
2021年5月15日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
The DVD was used and in excellent condition. I was very pleased with my purchase and how quickly it was delivered.
Tjump
5つ星のうち5.0
Finalmente en blu-ray!
2019年3月16日にスペインでレビュー済みAmazonで購入
Solamente en blu-ray in España, con audio in Ingles! Fantastico!
Ronald Goodhew
5つ星のうち5.0
A point for the future
2022年8月21日にオーストラリアでレビュー済みAmazonで購入
The advert stated that this DVD was in PAL format which was what I wanted. It did not state that it was Region 2 and could not be played in Australia. I overcame the problem but suggest care when advertising any further DVDs. Otherwise service was great.
Etoile
5つ星のうち5.0
Quel beau film émouvant
2016年7月14日にフランスでレビュー済みAmazonで購入
Un vrai régal. L'histoire est belle, avec un esprit d'entraide qui émeut, c'est ironique aussi et les acteurs sont fabuleux. J'adore ce film et l'ai fait découvrir à mes amis et famille, tous l'ont également beaucoup apprécié. On passe un bon moment. J'aime beaucoup aussi la fin avec les "descendants" des protagonistes qui remesurent la "montagne" et, devinez quoi.... trop drôle. C'est un vrai bon moment que de savourer de regarder ce film. Un grand MERCI à tout ceux qui ont permis que ce film existe.