「ゲームボーイアドバンス(GBA)で、ファミコン(FC)のソフトを使用する」、
という新しい環境に魅力を感じれば面白い商品。
残念なのは再現性が乏しいこと。
画面は輪郭がぼやけており(*)、サウンドも歪む。
ゲームプレイにとって、マイナス要素が多い。
ディスクシステムが接続できるだけに残念な仕上がり。
(*)
FCの解像度は256x240、GBAは240x160と画面比が異なるため、
画面がチラつきなどで完全再現されないのは
メーカーも苦労をされた部分だろうが、
何か特別に優れている機能がほしかった。
外観に目を向けると、
GBA本体にアドファミを接続し、さらには、FCのカセットを差し込む。
加えて、アドファミ本体に単3電池4本が必要、ということで
大がかりな印象を受け、携帯機の気軽さを失う。
しかし、FCのシステムが
ケーブルレス・電池駆動で完成する魅力も大きい。
個人的にFC分野の話題を文章にする機会が多いが、
机上でセーブデータや、BGM、ウラ技などを
手軽に確認できるので その威力を実感する。
長時間プレイには難あり、用途を決めてサブ機として活用すれば吉。
【制約事項】
・音量はアドファミ本体側で調節。
・2P同時プレイ時、2コン操作ができない。マイクも非対応。
・「エキスパンドコネクタ」を使用するソフトは非対応。
→ジョイスティック、光線銃、ファミリーベーシックなど
・拡張音源チップを装備しているタイトルは動作保証外。
→コナミのタイトルなど
・ゲームキューブ+ゲームボーイプレイヤーの組み合わせ、
およびニンテンドーDSには装着できない。
・本機使用時には、GBAのソフトを差し込んでおく必要あり。
【その他】
・コントラスト、色の濃さ、色合い、明るさが調節可能。
・連射機能つき。
・電池寿命の目安はアルカリ電池で、
LEDが青のとき 3.5~4.0時間、赤の状態で 0.5~1時間使用できる。