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アトミック・カフェ DVD-BOX

4.7 5つ星のうち4.7 3個の評価

仕様
価格
新品 中古品
DVD 通常版
¥16,800 ¥16,755
フォーマット 色, 字幕付き
コントリビュータ ケヴィン・ラファティ, ジェーン・ローダー, ピアース・ラファティ
稼働時間 1 時間 27 分

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商品の説明

レビュー

監督・製作: ケヴィン・ラファティ/ジェーン・ローダー/ピアース・ラファティ
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内容(「CDジャーナル」データベースより)

登録情報

  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 19.8 x 14.6 x 7.6 cm; 439.99 g
  • EAN ‏ : ‎ 4985914752039
  • 監督 ‏ : ‎ ケヴィン・ラファティ, ジェーン・ローダー, ピアース・ラファティ
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, 字幕付き
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 27 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/12/17
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語
  • 販売元 ‏ : ‎ 竹書房
  • ASIN ‏ : ‎ B00069LULI
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 3個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
3グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2006年4月22日に日本でレビュー済み
 核兵器を主とした、かつてのアメリカの無知で愚かしい映像をまとめた作品。何かと問題のあるアメリカだが、こういう批判精神のある作品が制作できるだけ韓国・北朝鮮などよりははるかにマトモな国なのだな、と思う。でも、石油がからむと今でも無軌道な事を思うと、こういう作品は一部インテリしか観ていないのかも知れない。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年4月9日に日本でレビュー済み
何年も前にこのドキュメンタリーを観た時には、'50年代アメリカのおバカさ加減に爆笑してしまった。しかしもう、笑えない。沸々と怒りが込み上げてくる。
東日本大震災の被災で起こった福島原発事故。かつて原爆を落とされた日本も「喉元過ぎれば熱さ忘れ」ていた事を、思い知らされたのだ。

1940年代から50年代のアメリカは、米ソの原爆製造競争も相まって、原子力による繁栄に浮かれ騒いでいた。猫も杓子も「アトミック」。喫茶店までが「アトミック・カフェ」などという名前をフツーにつけていた時代だった。しかしそれは、原子力に対する無知そのものを現していたのだ。
本作「アトミック・カフェ」はそんなアメリカ社会を痛烈に皮肉った映画=〈アンチ〉プロパガンダ・ドキュメンタリーである。

この映画に使われているのはニュース映像やアメリカ政府が制作した原子力PRのフィルムなど。
核戦争が起こったらどう避難するのか、のん気に紹介したフィルム。英語の解らないビキニ島民たちに原爆実験の安全性(!?)を説明する米軍。その兵士当人たちは防護服も着ずにサングラスのみで原爆実験に放り込まれる・・・。実験前の説明で将校が言う「君達に危険はない」。言ってる本人が放射能の事を何も解っていない。「爆風が来たら、壕に身を伏せろ」。爆風が来る距離じゃアウトだろ・・・。
アメリカでも被曝で苦しむ人たちがいる。アホな国家のせいで訳もわからず原爆実験に投入された兵士たち。彼らもまた「被害者」なのだ。そしていつも悪いのは国家、政府、権力者たち、である。今回の福島原発だってそうだ。「繁栄」の甘い汁に気をとられ、原子力の恐ろしさを忘れていた日本もまた、アトミック・ラプソディーに踊らされていたのだ。

かつて、黒澤明がガルシア・マルケスと対談した時、原子力の話題で激論となった。マルケスは楽観的だったが、黒澤は徹底して原子力の活用を否定していた。
「人間は全てをコントロールできると考えているのがいけない。傲慢だ。核はコントロールできないんですよ。人間ってね、そんなに立派じゃないんだよ」
またこうも言っている、
「日本では、電力が足りない足りない、原発を作らなきゃ足りないって言う。東京を歩いてもらったら良く分かると思うけど、全てのビルがほとんど電気を点けている。だったらもっと電力を節約したらどうか。そういう事でもずいぶん違う」
黒澤監督が存命だったら、今の福島の状況に何と言うだろうか。

産業革命から20世紀にかけて、人類はひたすら文明の繁栄のためになりふりかまわず公害を撒き散らし、両刃の剣となるような危険なテクノロジーも平気で開発してきた。しかし現在、そうした行為の「ツケ」が様々なところで回ってきているように思える。それでも、金儲けばかり考えているバカどもは未だにうじゃうじゃいるのだが、21世紀は、人類が、本当に必要なものとそうでないものは何なのか、を真剣に考え直す時代なのでは・・・我々はそういう時に直面しているのではないだろうか?

「アトミック・カフェ」の中で、国家の原子力に対する無知・無責任さを端的に表している言葉がある。それは避難訓練用の教育フィルムに使われているキャッチフレーズだ。
「ピカッと光ったら、Duck and Cover! Duck and Cover!」
“Duck and Cover”とは、“身を伏せて、何かを被って身を守りなさい”という意味。この言葉の連呼に合わせて、街角でとっさに身を伏せる若者、教室で机の下に潜る生徒たち、ピクニックの最中にレジャーシートを被るカップル、などの映像が写しだされていく。・・・頭上でピカッと光った時点で、もうアウトなんだよ。日本に原爆落とした張本人(アメリカ)が、原爆の恐ろしさをここまで解っていないとはどういう事なのか!?
Duck and Cover! Duck and Cover!
お前らが放射能浴びてから言ってみろ!!
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート