◆実際に購入して
本編の画質はまずまずなのですが、特典DISCの画質が、バックが真っ白な部屋で撮影した為か、
なんだかエッジがボヤけていて、ちょっと「うーん」と感じてしまいました。
演出だとしたら、「普通に撮影して下されば良かったのにな」と思ってしまいました。
ただし潮さん、徳永さん、斉藤さんの対談は面白く、30分以上あるのに、一気に観てしまいました。
裏話満載ですので、是非ご覧いただきたく思います。
解説書には、ゲバーのマスクを持って微笑む畠山麦さんの写真や、放送当時の学年誌の再録他、
さすがは東映ビデオの解説書!と唸らせる、特濃の内容です。ファン必携かと思います。
●情報
スターウルフに続き、猿の軍団もコロンビアから「ミュージックコレクション」が発売されるそうです
(9/17Amazon予約受付中)。
現行発売されている「猿の軍団ミュージックファイル」とどう相違してるのかは現段階不明ですが、
音質はリマスターされ、且つライナーノーツには、DVDBOXとは異なる、「潮さん徳永さん
斉藤さん対談」が収録されるそうです。
◆元書き
先に発売されているデジタルリマスター版DVDBOXが常識はずれの高額なので、今回東映さん
より特典ディスク付きで廉価再販されるのは本当に嬉しいです。
この「猿の軍団」は、1974年度後半(10月〜3月)の放映作品でしたが、
1) 実質的な小松左京アワー
TBS・日曜の夜7:30からが、この猿の軍団、8:00からがTV版「日本沈没(村野武範さん
主演)」だった為、双方の原作者の名前から小松左京アワー、と後年言われていたようです。
2) 1強2弱の視聴率の戦い
この作品の同時間帯放映作品が
A)フジテレビ:アルプスの少女ハイジ⇒’75年1月からはフランダースの犬
B)日テレ:宇宙戦艦ヤマト
C)TBS:本作 の3番組競作となりました。
ご存知の様に、視聴率的には女児層の圧倒的な支持を受けて、「ハイジ」&「フランダースの犬」
の圧勝に終わり、「ヤマト」は当初4クール52話予定が、26話で終了となってしまいました。
余談ですが、「猿の軍団」は当初より2クール制作だったようですが、TV版日本沈没が視聴率が
振るわず「ヤマト」と同様の経緯を辿りました。
本作「猿の軍団」ですが、他のレビューアー様も書かれているように、小松左京氏、豊田有恒氏、
田中光二氏らが設定した、しっかりしたSF考証のなされた原作と、それにプラスして脚本家陣
によって「猿と人間の戦い、葛藤、友情」といった人間ドラマとしても秀逸な仕上がりとなり、
且つビップ大臣の名を叫びながら猿の住民たちがデモ行進するなど、硬骨ドラマの側面までも見せ、
タイトルやテーマ上からコメディに陥っても不思議じゃないのに、最後までそうさせず、重厚な
ドラマに仕上げた、1974年当時の本作製作陣の手腕に驚かされます。
子門真人さんの主題歌は、男児層の間で「猿の軍団!猿の軍団!何するものぞぉー」と流行しました
し、畠山麦さん(私は後年知りました)演じるゲバー署長は登場キャラクターでは一番人気でした。
ドラマの終盤ゲバーが「空飛ぶ円盤よ!どうしていつも俺の邪魔をするんだー!」というシーンは、
子供心にゲバーに同情してしまったのを覚えてます。
そして最終回。泉先生、次郎、エリカたち3人は幸福な決着をみたのに対し、潮哲也さん演じる
未来人ゴードだけは。。。(結末は是非、直接ご覧ください)
放送当時は小学館の学年雑誌で「猿の軍団ひみつ手帳」が付録になったり、今から考えると地味な
作品であるにも関わらず、ネーミングインパクトゆえか、認知度は高かったと思います。
80年代の特撮書籍で、潮哲也さんが本作に関してインタビューに応えられ、
「ライオン丸に負けないくらいハードだった」
「東京近郊の山や森での撮影が多く、朝早く、夜遅くまで撮影していたなぁ」
「次郎たちと心を通い合わせる少年猿ペペは、実は女の子が演じていたが、猿のマスクの内面で
皮膚がかぶれて、女の子は泣いていた。かわいそうに思ったぁ」
と語っていらっしゃいました。
7/1(火)発売の季刊「宇宙船」では、ユリカ役の斉藤浩子さんがインタビューに応えられています(素晴らしい内容です、是非お読みください)。
◆特典ディスクは、新撮の「徳永れい子×潮哲也×斉藤浩子 スペシャル鼎談」だそうです!
すごい!さすが東映さん!
特撮好きの私でも、実は映像を観るのは本放送以来40年ぶりなので、本当に楽しみです!
興味の有る方、円谷作品ファンの方は、「こういう円谷作品も有るんだ!」という観点で、
ぜひご覧頂きたいと思います。
余談:
7:30の番組開始時は主題歌のインストが流れる中、太陽が燃え盛る映像をバックにスポンサーが
テロップされていました。
これも収録してほしい・・・・・と思っていたら、本ソフトにも収録されてました!
本商品と、TV版日本沈没DVDを並行して観ると、1974秋〜75年初冬が完全再現可能です!
ハイジ、フランダースの犬、宇宙戦艦ヤマトも各々映像ソフト化されており、「チャンネル争いで
喧嘩した時代」が嘘みたいです。こんな時代になるとは74年当時、夢にも思わなかったです。
SFドラマ 猿の軍団 デジタルリマスター版 DVD-BOX
¥38,500 ¥38,500 税込
フォーマット | 色 |
コントリビュータ | 徳永れい子, 潮哲也, 斉藤浩子 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 10 時間 50 分 |
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商品の説明
Amazonより
原作に小松左京、豊田有恒、田中光二といった人気SF作家が参加。猿が支配する未来社会に迷い込んだ人間たちの逃亡と戦いを描いた、和製“猿の惑星”。
生態学者・泉和子(徳永れい子)、榊次郎、ユリカの3人はコールドスリープ装置によって未来社会で覚醒するが、そこは猿が支配する世界だった。凶暴なゲバー署長率いる警備隊は、和子たち“ハダカの猿”を狩るべく追跡を開始。レジスタンスとして猿たちと闘う未来人ゴート(潮哲也)は和子たちと共に、この未来社会の謎の解明に乗り出す。
小松左京の小説「日本沈没」がベストセラーとなりその映画版も大ヒット。終末論がささやかれる1974年という時代を色濃く反映したその内容はショッキング。ユリカ役の斉藤浩子の清純な魅力だけが、悲観的なドラマに光を当てている。(斉藤守彦)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 20 x 14.2 x 9.8 cm; 839.16 g
- EAN : 4520634510363
- メディア形式 : 色
- 時間 : 10 時間 50 分
- 発売日 : 2004/12/24
- 出演 : 徳永れい子, 斉藤浩子, 潮哲也
- 販売元 : アートポート
- ASIN : B00069YJ1Q
- ディスク枚数 : 6
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,483位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 94位日本のTVドラマ
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
17グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年7月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レーザーディスク版の特集が載った雑誌で、この作品を初めて知り、LDBOX、2004年のDVDボックス、今回のボックスを購入です。
小松左京氏の脚本ということで、当時としては斬新ではなかったのではないでしょうか。放映当時は宇宙戦艦ヤマトやアルプスの少女ハイジが、この猿の軍団と同じ時間に放映で、視聴率的には厳しかったと後々知りました。今では円谷プロじゃなくても映像化できそうですが、
26話通して見ると、当時は円谷プロでしか映像化は無理だったろうと思う特撮技術が使われているので、日本のドラマでSFドラマという、くくりというかカテゴリーの走りだったと思います。
本編は主に逃亡劇が多いですが、26話でラストシーンまでよく話がまとめられていて、ちっとも飽きずに鑑賞できます。ゴードはウルトラマンのように強く、泉先生は可憐で銀河鉄道999のメーテルのように思えてきます。ぺぺを含む3人の子役も大人に負けない演技と存在感があり物語に必要な、人物に求められる要素はそろっていると思えます。この辺りは流石、ただただ円谷プロだと感心するだけです。
特典ディスクの画面のバックが白くて、眩しくて鑑賞しづらかったですが、出演者のコメントを今の姿を交えて見れるのはファンにとってはうれしいかぎりです。あと初回特典の企画書が同封されていたのが嬉しかったです。
ちなみに私は60%オフで購入です。ブルーレイ化されたらまた購入したいと思います。
小松左京氏の脚本ということで、当時としては斬新ではなかったのではないでしょうか。放映当時は宇宙戦艦ヤマトやアルプスの少女ハイジが、この猿の軍団と同じ時間に放映で、視聴率的には厳しかったと後々知りました。今では円谷プロじゃなくても映像化できそうですが、
26話通して見ると、当時は円谷プロでしか映像化は無理だったろうと思う特撮技術が使われているので、日本のドラマでSFドラマという、くくりというかカテゴリーの走りだったと思います。
本編は主に逃亡劇が多いですが、26話でラストシーンまでよく話がまとめられていて、ちっとも飽きずに鑑賞できます。ゴードはウルトラマンのように強く、泉先生は可憐で銀河鉄道999のメーテルのように思えてきます。ぺぺを含む3人の子役も大人に負けない演技と存在感があり物語に必要な、人物に求められる要素はそろっていると思えます。この辺りは流石、ただただ円谷プロだと感心するだけです。
特典ディスクの画面のバックが白くて、眩しくて鑑賞しづらかったですが、出演者のコメントを今の姿を交えて見れるのはファンにとってはうれしいかぎりです。あと初回特典の企画書が同封されていたのが嬉しかったです。
ちなみに私は60%オフで購入です。ブルーレイ化されたらまた購入したいと思います。
2014年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
約30年前、テレビの地方局で夏休みに集中再放送されていたましたが、オープニングテーマで猿の軍団が怖くて、ほとんど見ることが出来ませんでした。
やがて『猿の惑星』を見て、『猿の軍団』の評判を知り、観たい観たいと思っていたので嬉しいリリースです。
第一話から最終話まで、通しで観ましたが、評判通り大変面白い作品でした。
特に、他のレビュワーさんも絶賛しているゲバー署長の熱演。コミカルな演技が出てくる後半にかけて、畠山麦の演技もノリにノッている様子がモニター越しにも伝わってきます。
やはり、一番面白かったのはルザー長官による一連の「パンジー作戦」でした。放映日を2月26日前後に合わせた反乱劇、特に雪が降る日本家屋で寝間着の大臣が襲撃されるシーンは、下手な『二・二六』の映画よりよっぽど完成度が高いです。
放映日を合わせた、という点では「お正月」のエピソードも出色の出来でした。幼心に残る昭和の雰囲気、をSFドラマで楽しめる作品というのはなかなかありません。
とにかく、主人公達のシーンよりも猿だけのシーンがあまりにも面白すぎる。
ただ、少し残念だったのは、「逃亡→追跡→戦闘→脱出」のルーチンシーンが多いと感じたこと、挿入歌のシーンが多すぎると感じたこと、でしょうか。
もっとも、逃亡劇自体が作品の根幹ですし、挿入歌の示す不偏の愛がテーマの作品ですからこれは当然なのでしょうが、続けてみるとどうしても胃にもたれます。次に観るときは一日一話、週に一話ぐらいのペースで再見してみたいと思います。
そして、以外に驚いたのは暴力描写が割とストレートだった事です。ゴードが蹴る殴るのアクションをするのは当然として、以外と次郎や小猿ペペの攻撃が容赦ない(笑)
こういう番組を観て育つと、実際に腕っぷしというのをどこまで振るっていいのか分かる、端的に言うと「ケンカの教科書」のようで大変実用的です。
最近は子どもが少し友達に手を上げただけで大事になる、または手加減を知らなくて結果が大事になる、そういう話をよく耳にします。あらためて、今の子どもにも是非見せたい作品です。
やがて『猿の惑星』を見て、『猿の軍団』の評判を知り、観たい観たいと思っていたので嬉しいリリースです。
第一話から最終話まで、通しで観ましたが、評判通り大変面白い作品でした。
特に、他のレビュワーさんも絶賛しているゲバー署長の熱演。コミカルな演技が出てくる後半にかけて、畠山麦の演技もノリにノッている様子がモニター越しにも伝わってきます。
やはり、一番面白かったのはルザー長官による一連の「パンジー作戦」でした。放映日を2月26日前後に合わせた反乱劇、特に雪が降る日本家屋で寝間着の大臣が襲撃されるシーンは、下手な『二・二六』の映画よりよっぽど完成度が高いです。
放映日を合わせた、という点では「お正月」のエピソードも出色の出来でした。幼心に残る昭和の雰囲気、をSFドラマで楽しめる作品というのはなかなかありません。
とにかく、主人公達のシーンよりも猿だけのシーンがあまりにも面白すぎる。
ただ、少し残念だったのは、「逃亡→追跡→戦闘→脱出」のルーチンシーンが多いと感じたこと、挿入歌のシーンが多すぎると感じたこと、でしょうか。
もっとも、逃亡劇自体が作品の根幹ですし、挿入歌の示す不偏の愛がテーマの作品ですからこれは当然なのでしょうが、続けてみるとどうしても胃にもたれます。次に観るときは一日一話、週に一話ぐらいのペースで再見してみたいと思います。
そして、以外に驚いたのは暴力描写が割とストレートだった事です。ゴードが蹴る殴るのアクションをするのは当然として、以外と次郎や小猿ペペの攻撃が容赦ない(笑)
こういう番組を観て育つと、実際に腕っぷしというのをどこまで振るっていいのか分かる、端的に言うと「ケンカの教科書」のようで大変実用的です。
最近は子どもが少し友達に手を上げただけで大事になる、または手加減を知らなくて結果が大事になる、そういう話をよく耳にします。あらためて、今の子どもにも是非見せたい作品です。
2017年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
裏番組が「ハイジ」「ヤマト」でしたので猿の軍団とヤマトのどっちを見るかで悩みました。今なら録画機器が出回ってますので同時録画なんてた易いことですが当時の録画機器(ビデオデッキ)は高価で一般家庭ではまず持っていませんでした。勿論我が家にも無かったので「ヤマトはきっと再放送するはず?」に賭けてこちらを見ていました。一話だけ当時旅行で出かけた長野県上田の叔父さんの会社の人の家で好意で見させてもらおうとしたら何と放送自体やってませんでした(号泣)。今なら日本全国ネット中継ですので大抵は東京と同様な番組が見られますけどあの頃は地方じゃテレビも見られないんだと子供心に悲しくなりました。
内容的にはタイムスリップ物で洋画の猿の惑星に似通っていますが猿の世界でもゴリラとかチンパンジーなどが覇権争いをやっているのは作品としてこっちの方が優れています。何でもコンピューターに任せ出生児が減少してやがて猿の世界になっていくというくだりはAIブームの今こそ見つめ直す事ではないでしょうか?スターウォーズとか未知との遭遇がヒットした1978年頃ならもう少し脚光を浴びたかもしれません。
内容的にはタイムスリップ物で洋画の猿の惑星に似通っていますが猿の世界でもゴリラとかチンパンジーなどが覇権争いをやっているのは作品としてこっちの方が優れています。何でもコンピューターに任せ出生児が減少してやがて猿の世界になっていくというくだりはAIブームの今こそ見つめ直す事ではないでしょうか?スターウォーズとか未知との遭遇がヒットした1978年頃ならもう少し脚光を浴びたかもしれません。
2016年4月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これかなりはまりました。
見始めて、食事もせずに観てました。よかった。
見始めて、食事もせずに観てました。よかった。
2017年7月1日に日本でレビュー済み
他の方も書いていますが、後年脚光を浴びた宇宙戦艦ヤマトの裏番組です。
視聴率的には苦戦しましたが、本当に斬新なアイデアをふんだんに盛り込んで、「SFドラマ」の冠に相応しい内容に仕上がっています。
人類が衰退し、猿の社会が構築されてて行った理由も、決して核戦争などという単純なものではなく、真綿で首を絞めるが如く滅びへの道を歩んで行く形になっていますから、内容が分かるととても恐ろしい設定の上に成り立っているドラマです。
やはり、SF考証の段階で日本の誇るSF作家が頭脳を結集して作り上げた世界であるだけに、本家と言われる「猿の惑星」よりも深く、濃い話になっているのは評価が高い印象でしょうか。
ご覧になってみて、26話の間、人間らしく生き、人間らしく斗うということがどういうことか考えてみてはいかがでしょうか。
視聴率的には苦戦しましたが、本当に斬新なアイデアをふんだんに盛り込んで、「SFドラマ」の冠に相応しい内容に仕上がっています。
人類が衰退し、猿の社会が構築されてて行った理由も、決して核戦争などという単純なものではなく、真綿で首を絞めるが如く滅びへの道を歩んで行く形になっていますから、内容が分かるととても恐ろしい設定の上に成り立っているドラマです。
やはり、SF考証の段階で日本の誇るSF作家が頭脳を結集して作り上げた世界であるだけに、本家と言われる「猿の惑星」よりも深く、濃い話になっているのは評価が高い印象でしょうか。
ご覧になってみて、26話の間、人間らしく生き、人間らしく斗うということがどういうことか考えてみてはいかがでしょうか。
2014年6月6日に日本でレビュー済み
大ヒットした映画「猿の惑星」に対抗して作られたテレビドラマ。1974-1975年の円谷プロ製作。原作は日本SF界を代表する小松左京、田中光二、豊田有恒が担当。地震により遠い過去の世界から西暦3713年の超未来世界にタイムスリップ。そこは猿が支配する世界だった。ここまでは、まあ、映画「猿の惑星」なんですが、謎のUFOが度々出現し、終わりまでどうなるか予想もつかない展開が楽しめます。個人的には、ゲバー署長の演技が最高です。威張りくさって、いつも肝心な時に邪魔します。不利と見るや部下たちを置き去りにして自分だけ逃げてしまう臆病者。このドラマはこの憎らしいゲバー署長がいなければ魅力は半減したことでしょう。ゲバー署長演じる、畠山麦は自殺しているんですね。今、こういった味のある演技ができる俳優はあまりいないのが残念ですね。しかしゲバー署長は、永遠にこの『猿の軍団』で暴れ続けてくれることでしょう。
プレミアムのついていたこの作品が新装で手ごろな値段でまた発売されることは嬉しいかぎりです。
プレミアムのついていたこの作品が新装で手ごろな値段でまた発売されることは嬉しいかぎりです。
2015年5月29日に日本でレビュー済み
人類絶滅、タイムスリップ、人口知能、環境破壊、当時の世相、SF、猿の惑星がミックスされた傑作ドラマ