手術をゲームにするとは何事だ、とは良識によると思います。
決してふざける意味で作ってはいないと思うのですが、でっかい鈴をつけたベテラン外科医なんていうのはふざけてると言われて仕方ないと思います。全く逆に「やたらとリアルな医術ゲーム」もまた同様。多分、その中間を狙って若干「ふざけ」側に偏ってしまったのだと思います。
確かに、私が感じたデメリットとして、
①ボリュームが「思っていたより」ない。
②ストーリーにリアルさが乏しくキャラクターも弱いため感情移入しにくい。
③なんだか「次回作」を匂わせているが、この出来では滑稽だ。
しかし、だからと言って駄作とレッテルを貼り、こういう作品ジャンルを否定するのはどうかと思います。医学を舞台とした作品は、これからも意欲的に取り組んでほしいと思います。ドラマと同様、
舞台が「医学」である
だけの作品だと思いますから、やはり医学や医学現場、そして「命」に対してもう少し「敬意」を払ってほしいと思いました。かなり安直な設定とストーリー、ドラマで使い古されたものが大変多い。
某作品は、独特のキャラクターとトリック動機に至るまで練り込まれたストーリーが売りですが、これもまたある意味テーマに対して「不謹慎」であるとも言えます。
この作品は「医学をテーマとした作品であるから評価が低い」のではなく、テーマに関係なく「アドベンチャーゲームとして評価が低い」と思います。
「医学」をテーマとし「リアルな現代劇」としての続編を非常に期待します。
「○生川」シリーズや「逆○裁○」シリーズなどとてもよい作品がリリースされています。ＥＲやDr.コトーが大好きな私のために、ぜひ「医学アドベンチャーの金字塔」を期待します。まだまだドラマが残っているテーマだと思います。「命」や「医学」に敬意を払って、ぜひ頑張って！！
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