怪鳥ギャロンは実在した!
なんと、鳥なのにギャロンは真っ暗な洞窟の中にいたのでした。なるほど、今までなかなか発見できなかったのも納得できます。そして洞窟中にギャロンのあのけたたましい怪鳥音がこだました時、完全にチビッてましたよ。すかさず隊員がライトを当てると洞窟のはるか上の方にいるではありませんか、ギャロンが! しかも何羽も行儀よく一列に岩に止まっていたのです。見た目は日本にもいるトンビを思わせるのですが、その鳥目の瞳の奥にある得体のしれない恐怖感を感じないわけにはいきませんでした。まさに怪鳥ギャロンに間違いありません。急にライトを当てられて鳥目に刺激があったのか、ふらつきながらも羽をばたつかせ、今にも隊員を襲うのではないかという緊張感に包まれていました。しかし、やっぱり鳥目なんでしょう。真っ暗な洞窟にいたのであまりのまぶしさに、我を忘れ、飛び立とうとしているんですが、なぜか足が岩から離れないような。でもこれはきっと隊員たちを油断させる罠なのでしょう。ギャロンは相当頭がいいに違いありません。捕まえるのは今だと思いましたが、これ以上、ここにいては危険と判断した川口隊長の号令で一目散に洞窟を後にしたのでした。本当に間一髪でした。
残念ながら今回はギャロンを生け捕りにすることはできませんでしたが、きっといつの日か我々の目の前に正体がさらされる時が来るのでしょう。その時を夢見てギャロンに思いをはせることにしましょう。