加藤泰監督が松竹で撮った任侠大作で、それまで何度も映画化された「人生劇場」の前半部をドラマッチックに映画化した作品である。
青春編、愛欲編、残侠編の映画化ということだが、全体にみると、愛欲編のエピソードが映画のバランスを狂わせているような所や、殴りこみのあとも映画がまだまだ続く点など不審な部分もあるが、殴りこみのシーンなども本家の東映も驚くほどの迫力のある仕上がりであり、加藤監督だからできた仕事だと感心させられる出来である。
高橋英樹の飛車角、渡哲也の宮川はいいが、田宮二郎の吉良常が若すぎるのではないかという批判がある。確かに死の直後、地元のヤクザに大親分として一喝する所がやや線が細い気がするが、吉良常の青春時代からの話であるし、「人生劇場」を青春文学として映画化した加藤監督の主張上、あれはあれでいいという気がしている。
骨太の映画の大作である。
人生劇場 [DVD]
ダブルポイント 詳細
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 尾崎士郎, 竹脇無我, 渡哲也, 田宮二郎, 香山美子, 高橋英樹, 加藤泰 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 47 分 |
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メーカーによる説明
あの頃映画「人生劇場」 [DVD] | 人生劇場 [DVD] | |
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カスタマーレビュー |
5つ星のうち3.1
10
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5つ星のうち3.8
6
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価格 | ¥2,713¥2,713 | ¥1,418¥1,418 |
製品仕様 | DVD | DVD |
発売日 | 2012/02/22 | 2004/12/23 |
商品の説明
Amazonより
これまでに幾度も映画化されている尾崎士郎の同名大河小説を167分の長尺で一気に見せる、名匠・加藤泰監督による名編。大正時代を舞台に、小説家をめざす瓢吉(竹脇無我)を中心に、彼の父親(森繁久彌)を主とし、その死後は瓢吉を見守り続ける侠客・吉良常(田宮二郎)。吉良常と運命的な出会いをする飛車角(高橋英樹)とその弟分・宮川(渡哲也)、そして彼らをめぐる女たち(香山美子、倍賞美津子ら)の生き様が、加藤監督独特のローアングル構図が醸し出す叙情性も豊かに、エネルギッシュに描かれていく。中でも女たちの描写は素晴らしい。おなじみの主題歌もここでは美空ひばりが熱唱しており、汚れてもなお美しく輝き続ける女たちを崇拝する加藤映画のテイストとも見事に合致している。(増當竜也)
レビュー
製作: 三嶋与四治 監督・脚本: 加藤泰 原作: 尾崎士郎 脚本: 野村芳太郎/三村晴彦 撮影: 丸山恵司 美術: 森田郷平 出演: 竹脇無我/田宮二郎/高橋英樹/渡哲也/香山美子/倍賞美津子/森繁久彌/伴淳三郎/笠智衆
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 2.35:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988105041417
- 監督 : 加藤泰
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 47 分
- 発売日 : 2004/12/23
- 出演 : 竹脇無我, 田宮二郎, 高橋英樹, 渡哲也, 香山美子
- 言語 : 日本語 (Mono)
- 販売元 : 松竹ホームビデオ
- ASIN : B0006GAYHM
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 199,779位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 8,837位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
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2018年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原作本は大衆小説むきだしでがっかりされるかも知れません。何度も映画化されており、私も何作か持っていますが、この作品が私は一番気品があると思っています。やくざ映画モロ、大衆映画モロ、ではなく気品があります。
2004年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
尾崎士郎の同名小説はかなり映画化されていますが、これもそのひとつ。大正の青春時代をそれぞれに生き抜いた瓢吉(竹脇無我)、吉良常(田宮二郎)、飛車角(高橋英樹)、宮川(渡哲也)を中心に、愛する女性がからみます。167分の長編は、ただストーリーを追っただけという感じがなきにしもあらず。
なかでも田宮二郎の吉良常が一番よく描かれていると思いました。それに演技も光っています。シーンは少ないけれど、瓢吉の父親役の森繁久弥はさすが貫禄充分。
セットの安っぽさが気になりました。だって大きな岩が振動で震えたりしているのですから。
それと作品とは関係ないですが、画質の悪いこと。おまけにリピート機能も省略されているので、同じシーンを繰り返し観ることができません。これで4000円近くとは松竹さんもあこぎやなあ。
なかでも田宮二郎の吉良常が一番よく描かれていると思いました。それに演技も光っています。シーンは少ないけれど、瓢吉の父親役の森繁久弥はさすが貫禄充分。
セットの安っぽさが気になりました。だって大きな岩が振動で震えたりしているのですから。
それと作品とは関係ないですが、画質の悪いこと。おまけにリピート機能も省略されているので、同じシーンを繰り返し観ることができません。これで4000円近くとは松竹さんもあこぎやなあ。
2011年8月31日に日本でレビュー済み
松竹が得意な「ホームドラマ」「女性映画」「喜劇」路線から、他社に追随し「任侠」「男性映画」を製作し路線転換を図った意欲作。この映画の製作経緯や俳優の起用については
田宮二郎、壮絶!―いざ帰りなん、映画黄金の刻へ
によく書かれているので、興味がある方はご一読を・・。この本がきっかけとなって、昨年鑑賞した作品。
田宮二郎を吉良常役に起用、当時人気絶頂の竹脇無我(先日他界された)を瓢吉に据え、高橋英樹(飛車角)、渡哲也(宮川)という、今では考えられないような豪華な4人の俳優陣が核となり大ヒットした映画。
映画の冒頭のシーンだけ登場する森繁久弥は凄みのある演技で物凄い存在感、津島恵子も上品で美しい。
女優陣では、香山美子、倍賞美津子が競い合って艶やかな姿を見せている。特に、渡哲也と倍賞美津子のシーンは、現場が相当熱かったらしい。
映画の核となる4人が4人とも、惚れぼれするような男前。
セットのチープさが残念な映画。★3・5〜4の間
田宮二郎を吉良常役に起用、当時人気絶頂の竹脇無我(先日他界された)を瓢吉に据え、高橋英樹(飛車角)、渡哲也(宮川)という、今では考えられないような豪華な4人の俳優陣が核となり大ヒットした映画。
映画の冒頭のシーンだけ登場する森繁久弥は凄みのある演技で物凄い存在感、津島恵子も上品で美しい。
女優陣では、香山美子、倍賞美津子が競い合って艶やかな姿を見せている。特に、渡哲也と倍賞美津子のシーンは、現場が相当熱かったらしい。
映画の核となる4人が4人とも、惚れぼれするような男前。
セットのチープさが残念な映画。★3・5〜4の間
2005年5月17日に日本でレビュー済み
この作品の主役は竹脇無我さんなのですが、何と言っても周りの配役陣の豪華さで目を引きます。一番は吉良常の役の故田宮二郎さんが素晴らしいし、高橋英樹さん、渡哲也さんも素晴らしい。まさに男はこう生きるべきというか、生き方に憧れます。それに主題歌を唄っている故美空ひばりさんの唄が最高です。ぜひ、聞いて、観てほしい映画です。ちょっとセットの安っぽさが一部気にはなりますが、それは愛嬌ということで。