「今年のツールは、面白くなかった」
そんな言葉を耳にしては、ちょっと哀しくなっていたこの半年近く。
待望の総集編DVDの発売に、次の日休日出勤だろうとなんだろうとこの目でしっかり確かめたくて、朝方まで見入っていた。
今年のツールドフランス最終日を現地まで観に行ったせいもあり、おそらく自分の中では「去年もモチロン楽しかったけど、今年だって負けてない!」と思い込んでいた感があった。
そこで冒頭の台詞を聞いて、「浮かれていたから楽しく感じたのかなあ」と思ったりしていたのである。
去年は、不調のアームストロングを追い詰めるライバル選手の強さが光った。
今年は、アームストロングだけではなくUSポスタル全選手の強さが光った。
そう。やっぱり鳥肌が立つほど楽しかったのである。
野球もサッカーもマラソンも一試合ライブで見ていられなくてハイライトしか見ない私がずっと見ていられるスポーツが、サイクルロードレース。
白戸さんと栗村さんの実況・解説の面白さにも、競技に惹かれる一因があるとしみじみ思う。
来年も楽しみだ!