内容紹介
話題のシンガーソングライターRie fuの待望のファーストアルバム。2004年3月に「Rie who!?」でデビュー、収録曲「decay」が全国FMで多数パワープレイを獲得したRie fuの才能が光る、珠玉の名曲13曲を収録。テレビ東京系アニメーション「BLEACH」エンディングテーマ「Life is Like a Boat」収録。
メディア掲載レビューほか
20歳の女性シンガー・ソングライターのデビュー作。幼少の頃に住んでいたアメリカから多分に影響されたであろう流暢なメロディに一気に引き込まれる。英語率の高い歌詞も自然に聴かせてしまうカーペンターズ風の発音と、含蓄のある詩的な歌詞も大きな魅力。
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
おいしいお酒は“水”とよく似ているというが、丁寧な製造過程によりノドごしの素直さや清潔さにあふれた静謐を生み出し、飲み手は抵抗なくそれを受け入れてしまうということなのだろう。彼女の音楽もまた“水”とよく似ている。“ロンドン在住19歳のシンガー・ソングライター”というふれこみの彼女のファースト・アルバムは、ポップ性を高いレベルで加味しながらも、あくまで自然体。にもかかわらず、恋愛や人生など意味深いキーワードがちりばめられ、彼女のもつ人間性がいかんなく発揮されている。そして、そのすべてが一体を為し、スルリと脳を刺激する感じが気持ちいい。米国、英国の伝統音楽にありがちなどこか牧歌的なエッセンスを含んだ楽曲に、鋭いが丸みのある彼女の声。気持ちカレン・カーペンターを彷彿させるようなウォーム・トーン。雨上がりの葉っぱにキラリと輝く不純物ゼロの一滴、という感じなのである。年のことはあまり言いたくないが、これで19歳なのだからやっぱ恐れ入る。 (石塚隆) --- 2005年02月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)