泣きました。なんというのかなぁ、嬉し泣きってやつでした。
野音を大事にするキモチは、郁子さんが話していたように、ただならないモノで、フィッシュマンズの96年のライブでも、佐藤さんが「野音でまた会おうぜ!!」と言っていたのを観ました。そして、野音について、はなしながら、曲名を告げずに歌われたフィッシュマンズのナイト・クルージング。その場に居合わせた人の大きな拍手は、彼らのことを自分も忘れてないんだ、そんなキモチを直に伝えるものでした。
クラムボンは、自分がメジャーデビューを知ったころから何となく好きになり、ベストを聴いてますます好きになり、このライブDVDをみて最高に好きなアーティストになりました。デビューした95年から、この人たちは少しも変わっていない。そしてその曲の出来映えも常に最高レベルをキープし続けている、いわばプロフェッショナルです。郁子さんのソロのアルバム「piano」は、海外でmice paradeの曲に参加したこともあって、フランスあたりで今年のベスト10に入れているところもありました。日本語なのに世界から注目されているクラムボン。おそらくそれは、どうしても自分のやりたい事ができるポジションを維持し続ける、そういう努力の賜物かも知れません。
オリコンチャートなんか知るもんか。携帯電話が夜空に瞬くお星様のようにきれいな、そんなファンの思いとバンドの思いのお互いが胸を熱くさせる、素晴らしいDVDでした。
でもDTSで聴きたかった!!