ヘヴィネスと豊潤なメロディをたたえ、ドラマチックに展開するロック･ワールド。欧米プレスに“ロックの未来”と称されるトレイル･オブ･デッドによるメジャー第2弾。アルバム全体を通して、映像美すら感じさせる圧倒的な世界観と美学とミュージシャンシップに貫かれたロックがつづられる。テキサスのプラノーという広大な牧場が広がる小さな街出身の彼ら。レコーディングでもライブでも、担当楽器やヴォーカルを固定しせず、バンド全員がフロント・マンというユニークで自由なアプローチを取っている。

Amazonレビュー

このアルバムのラウドからソフト、そしてまたラウドへのダイナミクスとサイケデリックなギターの質感の使用は決して楽しめないものではないが、このアルバムからわかることは、未来のアートロックは明らかに過去のアートロックとはそれほど違わないということだ。このバンドはかつて80年代後半のソニック・ユースにそっくりの音を出しており、新しいことを試してみたくなったからと言って彼らを責めることはできないが、ムーディ・ブルースのスクリーモのようにする必要があったのだろうか。このオースティンを拠点とするバンドのメンバーが、壮大でゴスペルのコーラスがバックについた歌「All White」を、ELP風に華やかに演奏する様子が簡単に想像できてしまう。さらにこのバンドはこの曲の最後にブリティッシュ・プログレッシブのパイオニア、ソフト・マシーンの「We Did It Again」をサンプリングしている。歴史は繰り返されると知らない者だけでなく、知っている者でさえもやるのだと宣言するように。（Mike McGonigal, Amazon.com）

登録情報

メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
製品サイズ ‏ : ‎ 12.29 x 14.3 x 1.19 cm; 108.01 g
メーカー ‏ : ‎ Interscope Records
EAN ‏ : ‎ 0602498635308
製造元リファレンス ‏ : ‎ 602498635308
レーベル ‏ : ‎ Interscope Records
ASIN ‏ : ‎ B00075TZYA
ディスク枚数 ‏ : ‎ 1

カスタマーレビュー:
4.6 57個の評価

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いちのすけ

ノイズ・アート/プログレッシブ

2005年2月17日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

前作『Source Tags & Codes』が高い評価を得た
米テキサスの4人組による
メジャー2作目（通算4作目）のフルアルバム。
「…そして、オマエは死者の道により我々を知ることになるだろう」
というわけの分からない、そしてやたら長いバンド名だから、
Trail of Deadと呼ぶのが妥当だ。
担当楽器やヴォーカルを固定しない、
バンド全員がフロント・マンというユニークな形態も面白い。
彼らのサウンドには、
ポスト・ハードコアなヘヴィネス、
プログレッシブでドラマティックな展開、
そしてノイズの応酬という殺傷力の高さがあるのだが
その根幹にあるメロディの良さが際立つ。
今作では、息をもつかせぬ転調、
激情と静寂を行き来するスリリングな展開は少なく、
ミート・ローフのような
下世話なまでにねちっこいヴォーカル、
さらに様式美を増した
ほとんどプログレッシブ・ロックな展開が
全編を支配する。
今の時代に
ここまで壮大で大仰な音が存在することが驚き。
ノイズをアートっぽく融かしこんだ音は
シューゲイザー好きをも魅了する。
やはり、ただ者ではない！

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にょへ

ドラマチックに、情熱的に

2005年1月29日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

テキサス出身のスリーピースバンド。
本当にジャケットどおりの音楽だと思います。
これといって感動的なサビもなく、リズムも不規則なのですが、歌声もそこまでいいとは言えませんが、その荒っぽいリズム、歌い方といい、曲展開といい、とにかく壮大な世界を見せられる音楽です。
壮大なハードコア。是非聴いてみてほしいです。

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あかちゃん

激的から劇的へ

2005年3月21日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

4thアルバム。一言で言うならば、「激的」から「劇的」へ。アルバム中で鳴り渡る楽曲はどれも、非常にドラマチックな響きを伴いながら展開されている。

　冒頭、いきなり映画のクライマックスシーンを思わせる過剰なオーケストレーションとコーラスが登場し、"Will You Smile Again"の激しく打ち鳴らされるドラムの嵐へと雪崩れ込む。ヒリヒリと空気を焦がす激情を、文字通り叩きつけるようにリスナーに提示していた初期のスタイルと比べると、今作ではそのエモーションをストリングスや美麗なメロディーが包み込んでいるようにも感じられる。メロディーのアクセシビリティーはこれまでの作品中最も高く、どこぞのメロコアバンドかと思うようなイントロが飛び出すタイトルトラックや、美しいギターフレーズを空中に散布し、その中をボーカルが悠々と泳ぎ回る"Let It Dive"(某所でオアシスの新曲だと紹介されていたり)など、今まで有り得なかった陽性のヴァイブを感じる瞬間が多々存在する。

　とはいえ、ここで鳴らされる音が放つ空気はやはりTrail Of Dead以外の何物でもなく、随所でかき鳴らされるギターの暴力性は全く衰えることを知らない。Tr.7"Caterwaul"を始めとして、同一のフレーズを幾度となくリフレインし、意識を昂揚へと導く手法が随所で見られることも、今作の特徴といえる。多分に賛否が分かれそうな作品だが、私はかなり良いと思いました。

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MID SUMMER MEN

ジャケ買い！！

2017年3月19日に日本でレビュー済み

ジャケット見てパワーメタルと勘違いした。
プログレハードコアってことだけど、
確かにピンクフロイドみたいな曲でシンガロングしてる！
まさに掘り出し者。他のアルバムも気になる！

NMEが選ぶもう忘れてしまったかもしれない９０年代のアーティスト５０選の
５０番目に紹介されていたのが意味深。
彼らは現役で今でも活動しているのだそうだ。
http://nme-jp.com/blogs/23762/

2005年1月29日に日本でレビュー済み

およそ2年振りとなる...And you will know us by the trail of dead待望の4thアルバム。
年明け早々、「今年これ以上のアルバムが現れるのだろうか？」と思うような
驚愕の作品を聴かされてしまった。
やはり名作であった前作「Source,tags&codes」は全体に砂漠を旅しているかのような
幻想的なムードが漂っていたのが特徴的だが、それに対し本作は曲/詞とともに
現実に近付いた内容になっている。しかし、世界観が狭くなったのではない。
むしろ、彼らの持つ世界観と現実を無理矢理つなぐ門のような作品なのである。
彼らの作品ではおなじみの1曲目インストひとつとっても、前作では幻想に招き入れるようで
あったのに対して、今回はいきなり戦場にほっぽり出されるような曲になっている。
そこからつながる「Will you simile again?」のイントロにも圧倒される。
冒頭から7分近くある曲を聴かせるという無茶さもトレイル･オブ･デッドらしい。
また、彼らはアルバムを重ねるたびに曲が良くなっていて、今回もそのソング･ライティング力は
更にパワーアップし、美しいメロディー＋難解ともとれる曲構成という音楽の骨格は強固になった。
それが顕著に現れているのが「Worlds apart」「The rest will　follow」。
現実への祈りとなっている歌詞も相まって、強い説得力を持った2曲だ。
新しい要素であるピアノバラード「The summer of'91」「All white」は
曲の持つ世界観が眼前に現れてくるようである。
ラストナンバー「The lost city of refuge」が静かに幕を閉じると、ひとつの世界を
隅々まで見たような深い感動を覚えた。
トレイル･オブ･デッドの音楽である以上、この音楽はノイズ要素も多いのだが、
しかし、こんな美しいノイズがかつてあっただろうか。これって、やっぱり、希望である。
彼らはこう歌っている。
「僕ら人間の能力といったら
憎むってことは大得意で、愛する事は大苦手ときてる
みんなどうしちまったんだろうってたまに思うけど
「やぁ」って声をかけるだけでいい、みんな人間なんだから」

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タルサ

さすがは…

2011年1月4日に日本でレビュー済み

ずいぶんと方向転換しましたが、暗さ鋭さがなくなっても深みのある曲を聴かせてくれます
明るさの中に一種の朦朧とした趣があります
何千ものアーティストを聴いてきましたが、その中でも一番気に入ってる一つです
いくら音を変えていこうがこのバンドにはついて行きます

2005年4月11日に日本でレビュー済み

もはやポストソニックユース呼ばわりするのは失礼である。傑作と言われた前作『Source Tags & Codes』だが、彼等に初期のソニックユース的な音を求めていた自分としては正直肩透かしを食らった気分だった。しかし、前作で彼等が目指そうとした方向性がようやく本作でカタチとなってきたのではないだろうか。オルタナ、エモ、ポストハードコア、プログレ…等々、彼等の音楽が語られる上では実に様々なジャンルが出てくるが、雑多な音楽性を吸収して膨大な情報量を詰め込んでいるにも拘わらず、ある種の普遍性すら感じる王道ロックとしても聞けてしまうから今作は面白い。とは言え、ホテルや街で大暴れしてステージ毎に楽器を破壊している動画を見る限り、この人達はパンクバンド以外の何者でもない。ただし、無論そんじょそこらの凡百なるメロコアバンドとは一線も二線も画する存在である。攻撃的なのに知的なウィットに富んでいて、無様で不器用なのにスタイリッシュで、鋭く尖っているのに壮大で美しくて泣ける。素晴らしい！これは私見だが、はっきり言って彼等に「future of rock'n'roll」なんて仰々しい言葉は似合わない。これはよく分からない人達が奏でるよく分からないロックでしかないのである。

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seafey

これはどうも・・・

2005年3月22日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

前々作、前作とハマりにハマったが、これはどうもしっくりこない。原因はタイトル曲world's apartか。聴かせてやろう俺のメロディを！という似合わない雰囲気をぷんぷんと感じる。ギターの後ろで何か叫んでる、でもよく聴くと凄くいいメロディ、っていうのもこいつらの魅力ではなかったか。曲間のクラシカルなアレンジとかはかなりいいのだが…。

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Rush Shukla

IS IT SOMETHING IN OUR DESIGN?

2012年2月4日に英国でレビュー済み

Amazonで購入

I have to say here now ladies and gentry folk of the alternative nation this is my fave TOD album. The thing that sets this apart from the others which are brilliant also is the themes which are beautifully orchestrated throughout with some nice sax and eccentric violins making their appearance.
From their typical trademark instrumental opener Ode To Isis with its classical overtones ending in a softly spoken female voice "AND YOU WILL KNOW US BY THE TRAIL OF DEAD!" you just know this is going to be a huge record and it is.
Will You Smile Again For Me offers up much of that wonderful wall of sound noise we all have come to know and love about TOD propelled along by some thunderous double drumming from Jason Reece and Kevin Allen, 2/3 of the centrum of this amazing band. A real foot stomper too.
The title track starts with children mocking and Conrad shouting "F**k you man!" and is a scathing attack on corporate media manipulation.
Elsewhere there is the beautiful piano driven Summer of '91 which tries to resolve lost moments and opportunities in time by accepting the concept of the 'forever now' philosophy which is their standpoint in their stream of consciousness lyrics.

The Rest Will Follow asks all the right questions of humanity and is simply a beautiful and heartfelt song that just stays in your head forever. Probably their best -

"IT'S JUST SOMETHING IN OUR DESIGN." Indeed! Conrad Keely's voice just gets better and better along with co singer Reece.

Caterwaul borrows the Immigrant Song riff from Zeppelin and puts another spin on it. It is a superb tune, and one of the standouts among many.
Sure we still have that wonderful wall of noise landscape that made them famous, its just on here its toned down a lot for more coherent structures and more of that beautiful piano that Conrad plays so eloquently, and that's not a bad thing.
A Classic Art Showcase reminds me of Rush's Subdivisions in verse and pours ridicule at the TV junkie with "here i am comfortable, in arms reach of the black remote!"- And more ways to deal with daily boredom being offered in 'Go next door and smoke some weed!". Right on man! You can really hear their prog influences on this outing.

Let It Dive reminds me of Smashing Pumpkins' Rocket but develops into something completely their own. In fact TOD do have a lot in common with Pumpkins in their melancholic themes. There are times it wells up tears in the eyes, the depths they go to.
Eccentric tunes like To Russia My Homeland with its barmy narrative and violins coupled with the dreaded sobbing of a distressed and wailing woman make this outing so esoteric in nature. Its almost like they've conjured up every possible emotion in humanity and presented it in these tracks.
Others like The Best and Lost City of Refuge seal this amazing album with a kiss that would make a perfect gift for anyone who loves music. I hear different things each time i play it because there's so, so much going on. If you love Pumpkins, Bauhaus, Floyd, Rush, Joy Division, Guided by Voices, Siouxsie and then some you will love this.
AYWKUBTTOD are criminally ignored by the mainstream. Buy this album, then get the others and find out what you've been missing!

ITS EVERYTHING THAT'S GREAT ABOUT MUSIC AND IS A BAND AT THEIR CREATIVE PEAK!

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Amazon Customer

Best so far?

2007年10月17日にアメリカ合衆国でレビュー済み

Amazonで購入

It might be slightly better than So Divided (but not much difference). Lots of strong, powerful rhythm. Anthems mix with melodies. Emotion stays strong. This band needs a lot more recognition! I know they've moved around, but I still like to think of them as a NW band.

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Christoph

Wahnsinn...

2005年7月19日にドイツでレビュー済み

Amazonで購入

...kann man da nur sagen wenn man sich dieses Meisterwerk angehört hat.
Das Album ist eines der besten das ich seit langem gehört habe, die Melodien gehen nicht erst nach dem 2-3 mal hören ins Blut, schon beim ersten mal kann man sein Inlay zur Handnehmen und die Texte mitträllern und sich von den Klangspektren die ...Trail of Dead einem da bieten überwältigen lassen.
Bereits bei dem ersten Stück "Ode To Isis" lässt sich erahnen was einem auf diesem Album erwartet. Rock vom feinsten! Conrad Keely gibt den Kurs vor mit seiner kraftvollen klaren Stimme und die Band folgt ihm getreu, ob bei so energiegeladenen Stücken wie "Will you Smile again" oder bei dem ruhigen-harmonischen "Let it Dive" diese Gruppe hat mit ihrem Meisteralbum "Wordls Apart" neue Maßstäbe in Sachen Rock gesetzt.
Ein Album das man gehört haben sollte, denn diese Band ist nicht nur Live ein Erlebnis der ganz besonderen Art...

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ShakeAppeal

Forget the Pitchfork review... it’s one of their best x

2020年2月7日に英国でレビュー済み

Amazonで購入

A much better album than the ridiculous 4/10 Pitchfork review. A great follow up to ‘Source Tags & Codes’... ‘Caterwaul’ & ‘Will you smile again?’ are 2 of the greatest songs in the Trail of Dead cannon.. recommended x

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Ski Family

Almost great

2008年5月30日にアメリカ合衆国でレビュー済み

Amazonで購入

So this band is amazing and this album is pretty good stuff. The album just feels like it has not pinacle. When you listen to some songs you are waiting for it to speed up or start building... but it never comes. Kind of disappointing on that point. The songs are all pretty good just not great.

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