オーストラリアはメルボルンのpost rockシーンから登場の4人band、2nd album。
日本盤はwonderground musicからで、ボーナストラックは無し。
タイトルが示すとおり、今作は前作から大きく1歩進んだ、彼らにとっての第2章。第2章といっても全く別物になってしまった訳じゃなく、slow core / post rock / emoが基盤。
そして安定した演奏力もさることながら、音楽的表現の幅は広く、歌に込められた感情もより強くなっています。特に新しいリズムを取り入れているのが目立ちます。
楽器編成は相変わらずシンプルで、vo、gt、ba、drにバックで薄くシンセがなっているのだけど、album全体に流れる清らかで胸を震わす空気感は健在で、その全てがとても優しいです。
何よりもollieとpeggyによる美しい声が描き出すメロディラインの素晴らしさは筆舌尽くし難く、バンドアンサンブルが作る空気の中を貫く一筋の光のようです。
1st以前の不器用なアレンジもイイけど、今作の完成度の高さもイイ。