アウターリミッツ 完全版 1st SEASON DVD-BOX 1
フォーマット | ブラック&ホワイト, ドルビー, 限定版 |
コントリビュータ | ロバート・カルプ, バイロン・ハスキン, レスリー・スティーブンス, クリフ・ロバートソン, ヘンリー・シルヴァ |
言語 | 英語, 日本語 |
ディスク枚数 | 6 |
稼働時間 | 15 時間 |
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
商品の説明
Amazonより
「これはテレビの故障ではありません」というヴィク・ペリンの「コントロール・ボイス」が初めて流れた1963年9月16日から、『アウターリミッツ』は偉大になる運命だった。この素晴らしく長く愛されたシリーズは、オムニバス形式の大胆な実験で、『トワイライトゾーン』の思索的なファンタジーにユニークなSFのコンセプトを加えたような形式だった。 プロデューサーのレスリー・スティーヴンスとジョセフ・ステファノはそれぞれブロードウェーとハリウッドで才能豊かな脚本家として活躍していた。スティーヴンスは以前に中止になったシリーズから立ち直り、ステファノはヒッチコックの『サイコ』の脚本を書いてさらに創造性の限界まで挑戦したいと思っていた。 恐ろしいモンスターに対応する命令から冷戦まで扱い、二人の共作は成功したが、パイロット版「Please Stand By」を最初に監督したのはスティーヴンスだった。「Please Stand By」はかつては当初の番組タイトルにちなんでつけられたが、初回放送時には「宇宙人現わる」に変更された。
豪華なゲストが続いたが、初回を飾ったのはクリフ・ロバートソンだった。1エピソードにつきたった12万ドルの予算はしばしば超過したが、『アウターリミッツ』は、工夫の宝庫である。「ブルーリボン賞を取るような」(スティーヴンス談)撮影監督のコンラッド・ホールが、オスカーを取るような技術をTV用の狭苦しいセットで披露した。このDVDでは、ファーストシーズンの陰鬱で時に恐ろしいモノクロの冒険がダイナミックに見られる。「生まれて来なかった男 」、「ゆがめられた世界統一」、「宇宙へのかけ橋」、それに昆虫のようなものの脅威が忘れられない「蟻人の恐怖」。もちろん駄作もいくつかはあるが、シリーズとしてのクオリティ(と一連のモンスターたち)は一貫して素晴らしく、DVD化されてもその質は保たれている。不気味だが魅力的なこの番組は繰り返し見てしまう。スティーヴン・キングが「キーTV局で放送されたこのタイプの番組としてはベストだ」としばしば言っていたのも頷ける。(Jeff Shannon, Amazon.com)
レビュー
製作総指揮・監督: レスリー・スティーヴンス 製作・脚本: ジョセフ・ステファーノ 監督: バイロン・ハスキン 出演: クリフ・ロバートソン/ロバート・カルプ/ヘンリー・シルヴァ/バリー・モース/マーティン・ランドー/ブルース・ダーン/マーティン・シーン/デヴィッド・マッカラム/ドナルド・プレザンス
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, 日本語
- 梱包サイズ : 20 x 14 x 5.4 cm; 0.28 g
- EAN : 4988102077839
- 監督 : バイロン・ハスキン, レスリー・スティーブンス
- メディア形式 : ブラック&ホワイト, ドルビー, 限定版
- 時間 : 15 時間
- 発売日 : 2005/4/2
- 出演 : クリフ・ロバートソン, ロバート・カルプ, ヘンリー・シルヴァ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Mono), 英語 (Mono)
- 販売元 : ジェネオン エンタテインメント
- ASIN : B0007CEY5I
- ディスク枚数 : 6
- Amazon 売れ筋ランキング: - 65,250位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,685位アメリカのTVドラマ
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
これを初めて見たのは小学生低学年。大人(両親)や近くの年上のお兄ちゃん達と見てましたねー。
なので、ミステリーゾーン(トワイライトゾーン)とかウルトラQとかが好きになったんですね!
アウターリミッツではレスリー・スティーブンスという人物が監督、脚本も主体となっている(新シリーズでは制作総指揮)。
そこに『サイコ』の脚本家、ジョセフ・ステファーノが脚本を担当(新シリーズでは総監修)、『宇宙制服』、『宇宙戦争』、『黒い絨毯』などのSF映画の監督、制作で知られるバイロン・ハスキンが監督、脚本、怪物デザイン等を担当、スティーブンスの制作会社の副社長であるドミニク・フロンティアが音楽も兼任している。
さらにアウター・リミッツには後に『猿の惑星』のメイク担当、ジョン・チェンバースや、AIPのモンスター映画でスーツ制作で知られるポール・ブレイズデル、『恐竜時代』のジム・ダンフォースといった面々も参加している。
まさにメジャー、B級問わないSF映画界の重鎮ばかりが結集された文字通りの“怪物”ドラマだったのだ。
本収録作に登場するキャストも、あまり知られてないが実は後にアカデミー賞を受賞していたりといった面々も少なくなく、実力派によって作り上げられたものだったことがわかる。
特にロバート・カルプは『歪められた世界統一』で荒唐無稽なドラマに真実味と深みを与える事に成功している。
よく知られているキャストだとマーティン・ランドー、ドナルド・プレザンス、デビッド・マッカラム、マーティン・シーン、ヘンリー・シルバ等が出演している。
最後に本収録作の、オチを重視したミステリー・ゾーン的な味わいが漂うアウターリミッツ中の異色作として、「生まれて来なかった男」、「火星人の実験」、「破滅の箱」をオススメする。特に「生まれて〜」の「それは、私がキャボットの息子だったからだ」と告白して、時間旅行の中で消失するマーティン・ランドーには深い余韻が残る。
個別のストーリーは忘れてしまったが、懐かしさと勢いで、つい買ってしまった。
が、費用対効果で言うと、費用>効果 という結果で、残念ながら価格2万円ほどの価値はまるで無かった。
画質は極めて良いのだが、ストーリーが荒唐無稽過ぎていて、いくらフィクションと言えども、もう少しはリアリティが必要ではないのか。
例えば「世界平和のために、科学者が自ら犠牲となって肉体改造しエイリアンになる」「婚約者がいる若い女性が、醜悪なモンスターの方を選ぶ」など、有り得ないぶっ飛び話が多過ぎる。
また、宇宙人の捕虜になった地球の兵士が宇宙人から厳しい尋問を受けるが、その黒幕は兵士の上司で「心理戦のもとでどう行動するかの実験だった」なんて結末は、馬鹿馬鹿しさも頂点に達する。
ジョン・ニューランドのone step beyondのDVDは永久保存版になり得るが、このアウターリミッツは1回見たら「もういいや」という程度のシロモノ。
早晩、bookoff行きになるだろう。
と言う有名なフレーズで、第一期ウルトラ・シリーズ放送に伴う怪獣ブームの前後、我が国でも放映された、かなりホラーとBEM色が強いSF・TVシリーズです。
製作総指揮のレスリー・スティーヴンス(一部監督・脚本も)、脚本のジョーイ・ステファーノ(一部監督)と言うSF・ホラー好きの二人を中心に、名スタッフ(バイロン・ハスキンや、ジーン・ウォーレン率いる特撮スタジオ『プロダクション・アンリミテッド』他)、キャストを集めてTVシリーズとしては破格の予算(一本12万ドル。ロジャー・コーマン映画より高い!)を掛けて製作されました。
本BOXには1stシーズン前半の18話が収録されています。
【収録作】
1.「宇宙人現る(The Galaxy Being)」
監督・脚本:レスリー・スティーヴンス
撮影:ジョン・M・ニコラウス
出演:クリフ・ロバートソン(アラン・マックスウェル)
ジャクリーン・スコット(キャロル・マックスウェル)
ウィリアム・O・ダグラス(宇宙人)
アンドロメダ星雲31番惑星人登場。
2.「もう一人の自分 (The Hundred Days of The Dragon)」
監督:バイロン・ハスキン(「黒い絨毯」「宇宙戦争」)
脚本:アラン・バルタ―、ロバート・ミンツ
撮影監督:コンラッド・ホール
出演:シドニー・ブラックマー(ウィリアム・セルビ―)
フィリップ・パイン(テッド・ピアソン)
ナンシー・レンニック(キャロル・コナー)
リチャード・ルー(リ・チェン・ソン)
ジェームズ・ホン(ウェン・リ)
特殊エージェント登場。
3.「ゆがめられた世界統一(The Architects of Fear)」
監督:バイロン・ハスキン
脚本:メイヤー・ドリンスキー
撮影監督:コンラッド・ホール
出演:ロバート・カルプ(アレン・レイトン)
ジェラルディン・ブルックス(イベット・レイトン)
レオナルド・ストーン(フィル・ゲイナー博士)
エタ(テタ)星人登場。
4.「人間電池(The Man with The Power)」
監督:ラズロ・ベネデック
脚本:ジェローム・ロス
撮影監督:コンラッド・ホール
出演:ドナルド・プレザンス(ハロルド・フィンリー)
プリシラ・モリル(ベラ・フィンリー)
ジョン・マーレイ(精神科医ヒンデマン)
エネルギー雲登場。
5.「狂った進化(The Six Finger)」
監督:ジェームズ・ゴールドストーン
脚本:エリス・セント・ジョセフ
撮影監督:ジョン・M・ニコラウス
出演:デヴィッド・マッカラム(ギリム・グリフィス)
ジル・ヘイワーズ(キャシー・エヴァンス)
エドワード・マルヘア(マザーズ教授)
進化型未来人(シックス・フィンガー)登場。
6.「生まれて来なかった男(The Man Who was Never Born)」
監督:レオナルド・ホーン
脚本:アンソニー・ローレンス
撮影監督:コンラッド・ホール
出演:マーティン・ランドー(アンドロ)
シャーリー・ナイト(ノエル・アンダスン)
カール・ヘルド(ジョセフ・ラードン)
ミュータント未来人登場。
7.「地球は狙われている!(O.B.I.T)」
監督:ガード・オズワルド
脚本:メイヤー・ドリンスキー
撮影監督:コンラッド・ホール
出演:ピーター・ブレック(オーヴィル議員orハリス調査官)
ジェフ・コーリー(バイロン・ロマックス)
アラン・バクスター(グローバー大佐)
サム・リーズ(クライド・ワイアット)
ウィリアム・O・ダグラス(宇宙人)
単眼宇宙人ヘロシアン登場。
8.「脳交換(The Human Factor)」
監督:アブナー・バイバーマン
脚本:デヴィッド・ダンカン
撮影監督:コンラッド・ホール
出演:ゲイリー・メリル(ジェームズ・ハミルトン)
サリー・ケラーマン(イングリッド・ラーキン)
ハリー・ガディーノ(ロジャー・ブラザス少佐)
冷凍幽霊登場。
9.「宇宙ビールスの侵入(Corpus Earthling)」
監督:ガード・オズワルド
脚本:オリン・ボースティン
原作:ルイス・シャーボノー
撮影監督:コンラッド・ホール
出演:ロバート・カルプ(ポール・キャメロン)
サロメ・ジェンズ(ローラ・キャメロン)
バーリー・アットウォーター(ジョナス・テンプル教授)
宇宙ビールス登場。
10.「悪夢(Nightmare)」
監督:ジョン・アーマン
脚本:ジョセフ・ステファーノ
撮影監督:ジョン・M・ニコラウス
出演:エド・ネルソン(ストーン大佐)
ジェームズ・繁田(ヨング大佐)
チャーリー・シーン(アーサー・ディックス二等兵)
ウィット・ビセル(司令官)
ジョン・アンダーソン(宇宙人)
エボン星人登場。
11.「人喰い雲(It Crawled Out of The Woodwork)」
監督:ガード・オズワルド
脚本:ショセフ・ステファーノ
撮影監督:コンラッド・ホール
出演:エドワード・アスナー(シロレオ刑事)
マイケル・フォレスト(スチュワート博士)
スコット・マーロウ(ジョーイ。スチュワート博士の弟)
バーバラ・ルナ(ギャビー・クリスチャン)
ケント・スミス(ブロック博士)
人喰い雲登場。
12.「二次元の世界へ(The Borderland)」
監督脚本:レスリー・スティーヴンス
撮影監督:ジョン・M・ニコラウス
出演:ピーター・マーク・リックマン(イアン・フレイザー教授)
二ナ・フォック(イヴァ・フレイザー)
フィリップ・アボット(リンコリン・ラッセル)
バリー・ジョーンズ(ハートレイ社長)
異次元転送実験装置登場。
13.「太古の魚(Tourist Attraction)」
監督:ラズロ・ベネデック
脚本;ディーン・リーズナー
撮影監督:ジョン・M・ニコラウス
出演:ラルフ・ミーカー(ジョン・デクスター)
ジャネット・ブレア(リン・アーサー)
ジェリー・ダグラス(トム・エヴァンス)
ヘンリー・シルヴァ(マキュリオ将軍)
イクチオサウルス・マキュリアス登場。
14.「蟻人の恐怖(Zanti Misfits)」
監督:レオナルド・ホーン
脚本:ジョセフ・ステファーノ
撮影監督:ジョン・M・ニコラウス
出演:マイケル・トーラン(スティーブン・グレーブ教授)
ブルース・ダーン(ベン・ガース)
オリーブ・ディーリング(リサ)
ロバート・F・サイモン(ハード大将)
ザンティ星人(多数)登場。
15.「クロモ星人(The Mice)」
監督:アラン・クロスランド
脚本:ジョセフ・ステファーノ
撮影監督:コンラッド・ホール
出演:ヘンリー・シルヴァ(チノ・リヴェラ)
ダブニー・コールマン(ウィリアムズ博士)
ジュリー・ハリスン(ダイアナ・サンズ)
マイケル・ヒギンズ(ケランダー博士)
クロモ星人登場。
16.「火星人の実験(Controlled Experiment)」
監督・脚本:レスリー・スティーヴンス
撮影監督:ジョン・M・ニコラウス
出演:バリー・モース(フォーボス1号)
キャロル・オコーナー(ディーモス)
グレース・リー・ホイットニー(カーラ・デヴィン)
ロバート・フォーティヤー(バート・ハミル)
火星人(二人)登場
17.「破滅の箱(Don’t Open Till Doomsday)」
監督:ガード・オズワルド
脚本:ステファン・ロード
撮影監督:コンラッド・ホール
出演:メリンダ・ブラウマン(ヴィヴィア)
ミリアム・ホプキンス(クライ婦人)
バック・テイラー(ガード・スミス)
ジョン・ホイト(エメット・バルフォア)
箱の中の怪物登場。
18.「昆虫美人(ZZZZZ)」
監督:ジョン・ブラハム
脚本:メイヤー・ドリンスキー
撮影監督:コンラッド・ホール
出演:ジョアンナ・フランク(レジナ)
フィリップ・アボット(ベン・フィールズ博士)
マーシャ・ハント(フランチェスカ・フィールズ)
昆虫美人登場。
40年以上前に本BOX内のエピソード3話を拝見したのみの状況で再見し、これが夜7時代に家族向けに放映されていた事に驚く程、恐ろしい内容に驚きました。
テレビ畑出身の、ジョン・フランケンハイマー監督の初期作品(「影なき狙撃者」「セコンド アーサー・ハミルトンからトニー・ウィルソンへの転進」との共通性をジェフ・コーリーやヘンリー・シルヴァといったキャストも含め、を強く感じました。
反共パラノイアを題材にしている内容が多いです。
特に2,3,7,10,14、15の歪な考え方は、それ自体現在拝見するとショックです。
(少し内容に触れています)
素晴らしい知性が集まっている筈の科学者集団が地球内の反目を抑える為に仮想敵宇宙人をねつ造する本BOX内で最も捻じれた3
いまだったらモデルとなった国から絶対にクレームが来るだろう2
赤狩りで映画界から干されていたジェフ・コーリーが嬉々として人々のプライバシーを失くす実験にいそしむ役を演じる7
エボン星人の捕虜となった地球人間の疑心暗鬼が強まる様子をドイツ表現主義的なセットに、サイレント映画の悪魔の様なデザインのエボン星人で描く10
合理主義のアメリカが超文明の宇宙人から押し付けられる無理難題を「戦っても勝てない。」と呑んでしまう、コマ撮りのザンティ星人もキュートな14
惑星間転送装置の人体実験に有志の囚人を使う15
等がとても変で愛おしいです。
他エピソードも、
●壮大で哀れで特撮も見事な1。TVで観た時度肝を抜かれました。
●プレザンスの弱々しさと狂気を感じさせる演技が光る悲劇の超能力者物4
●ダニエル・キイス作「アルジャーノンに花束を」の叙情性を薄めて怪奇性を強めた様な5
●初期円谷特撮では何故か見受けなかったタイムパラドックス物の6
●轟音と共に襲い来る人喰い雲の迫力以上に、その研究に憑かれたブロック博士が狂っている11
●おそらく監督はボリス・カーロフ主演の科学的交霊術映画「悪魔の命令」の影響を受けたと思しき12
●強烈なデザインの太古の魚とヘンリー・シルヴァの異相がインパクト充分の13
●本BOX内唯一のコメディ作16
●アルドリッチの「何がジェーンにおこったか?」の影響を感じさせる若作りの怖い老婆をベティ・ディヴィスとも因縁が深いミリアム・ホプキンス(「その3人」「ジキル博士とハイド氏(1930)」「噂の二人」)に演じさせた17
●アンバランスで妙に色っぽい変なお話の18
等、我々TV特撮好きに刷り込まれた記憶に大きく訴えかける見応え充分な作品ばかりです。
ただ、思いの外特撮より人間ドラマに重点が置かれている印象でした。
円谷プロの30分物と比べると、現在観ると一部だけ間延びしている印象もうけますが、前記出演者をご覧いただくと、後の映画、TV界で活躍する上り調子の役者さんが多数出演されており、ドラマ部分も大人になってから再見致しますと中々見所が御座います。
【特典】
●実に詳細な総論と各話毎の解説を期したブックレット。
本レビューの前半は殆どそれからの抜粋です。
●大伴昌司氏構成のよる週刊少年マガジン「SF怪奇名作劇場」に掲載された、本シリーズのエピソードに淀川長治先生の前・後説をつけ、読み物にした4話分を、当時の広告もそのまま復刻した物。
1.「飛び出した電波宇宙人」昭和44年34号(1話)
2.「狂った人造宇宙人」昭和44年32号(3話)
3.「人間進化マシン」昭和44年29号(5話)
4.「未来世界を消した男」昭和44年47号(6話)
DVD内にはTV放映時の日本語吹き替え(カット部は原語と字幕にスイッチ)と、一部カラーで撮影された貴重な静止画像を収めた「ギャラリー」が付いています。
お値段は張りますが、画像は美しく(コンラッド・ホール他の見事な撮影が堪能出来ます)、付録を作成した邦人スタッフの気合と愛情も感じられる好ソフトでした。
リースナブルな金額での再発を是非とも希望致します。
「ミステリーゾーン」が、SF的な視点で物事を見ることを、一般に広くみせようとしていたのに対して、「アウターリミッツ」は、怪奇/怪物もの的なオブラートに包んで、SF本来の面白さを追求しようとしていると思う。
この旧シリーズと比べると最近つくられた新シリーズの方は「ミステリーゾーン」よりに一般向けになってしまっていると感じてしまう。
正に空前前後の本格的SFオムニバスシリーズだと思う。
とりわけ素晴らしいのは、「ターミネーター」の元ネタになった某エピソード。予算がなくて、たったワンセットで撮っていて、特撮シーンもほんどないのに、ラストで視るものに与える物語のスケール感は、「ターミネーター」を遙に超えているだけでなく、あらゆる映像のSFものでも屈指のものであろう。
これには及ばないが、他の作品も一話一話が、じっくりとつくられている感じで、話に奥行きがあるものが多くて、大変に見応えがある。本当のSFを知りたい人にお勧めです。
ちょっとしたオチのシーンがあります
このオチが、自分が今まで見てきたSF、ファンタジー、ホラーについての
映画、テレビドラマ、アニメ、マンガなどの中で見た最凶のトラウマシーンになりました。
よく言われる子供の時見てトラウマになったとかではなく、いい大人になってからのものです。
こうして書いている今も思い出して鳥肌が立っています。
このオチの、なんとも空恐ろしく、切なく、絶望的なことか。
超常現象や未知の世界を前にした凡庸な人間の無力さを思い知らされます。