アウターリミッツ 完全版 2nd SEASON DVD-BOX
フォーマット | ブラック&ホワイト, ドルビー |
コントリビュータ | バイロン・ハスキン, マーティン・ランドー, レスリー・スティーブンス, ウォーレン・オーツ, クリフ・ロバートソン, レナード・ニモイ |
言語 | 英語, 日本語 |
ディスク枚数 | 6 |
稼働時間 | 14 時間 27 分 |
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商品の説明
Amazonより
評判が落ち、中止の危機に常にさらされて、管理や制作のスタッフが変更させられるという心配があった『アウターリミッツ』のセカンドシーズン(1964-65)だが、この中には全シリーズを通しても秀逸といえる作品がある。『トワイライトゾーン』はCBSからあっという間に消えてしまったが、ABCの経営陣は市場調査や評価調査の結果から、下降気味であったこのSF番組を目玉とすることにした。シーズン初めのいくつかのエピソードは期待を持たせるものだったが、その後の『アウターリミッツ』は予算も減り、酔っ払ったハロウィーン・パーティーでも通用しないようなゴム製の衣装を着けた生物たちが出てくるだけになってしまった。制作にはほとんど関わらなかった前管理者で、『新弁護士ペリー・メイスン』のプロデューサー、ベン・ブレディーはこの危機的なシリーズを続けようと模索し、共同プロデューサーのシーレッグ・レスターや良い脚本家や素材を探す努力をした。
ハーラン・エリスンがデイヴィッド・J・ショウの貴重な著作『The Outer Limits Companion』で述べているように、人気が落ちたことによりエピソードの質はABCの経営陣が認めるレベルをどんどん下回っていった。エリスン自身が手がけたエピソード「38世紀から来た兵士」(後の『ターミネーター』に影響を与え、法的に問題になる)と「ガラスの手を持つ男」は単独のエピソードしては、このシリーズで最高の作品だった。2話完結の「見知らぬ宇宙の相続人」(若かりしロバート・デュヴァルが主演)は、全シーズンを通して欠けていた長編についての可能性を示した。こうした秀作が今シーズンを盛り返し、他にも「謎の惑星ウルフ359」 (後の『スタートレック ネクストジェネレーション』でも同じ題材が使われる)がローテクながらも気味悪さを十分に出したし、「二次元からの闖入者」は、ABCの生半可な<モンスター物語>としては相対的にベストといえる作品だった。だがこれだけでは力不足だった。土曜の夜を席巻した『The Jackie Gleason Show』に対抗して17話を放映した後、この1960年代を代表する偉大なSF物語は、惜しまれて中止となった。それ以降も類似の番組は続き、1995年にはついに『新アウターリミッツ』として復活した。(Jeff Shannon, Amazon.com)
レビュー
製作総指揮: レスリー・スティーヴンス 製作: ベン・ブラディ 監督: バイロン・ハスキン/ラズロ・ベネディク 脚本: ハーラン・エリスン 出演: マイケル・アンサラ/ロイド・ノーラン/ウィリアム・シャトナー/ジェイムズ・ドゥーハン/ロバート・カルプ/エディ・アルバート/アーサー・ハニカット/アダム・ウェスト/パトリック・オニール/コンスタンス・タワーズ
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語, 日本語
- 梱包サイズ : 20 x 14 x 5.5 cm; 571.54 g
- EAN : 4988102078034
- 監督 : バイロン・ハスキン, レスリー・スティーブンス
- メディア形式 : ブラック&ホワイト, ドルビー
- 時間 : 14 時間 27 分
- 発売日 : 2005/7/22
- 出演 : マーティン・ランドー, ウォーレン・オーツ, レナード・ニモイ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Mono), 英語 (Mono)
- 販売元 : ジェネオン エンタテインメント
- ASIN : B0007CEY62
- ディスク枚数 : 6
- Amazon 売れ筋ランキング: - 131,613位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 3,281位アメリカのTVドラマ
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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一部カットされていた部分も見れて良かった。ただ放映の順番がちがうように思える。しかし非常に満足。
ここでは、第2シーズンの、商品としての細かいところを少々。
見どころの一つは、若き日のロバート・デュヴァル主演、前後編で
たっぷり100分もある「見知らぬ宇宙の相続人」です。途中で「東京」も
出てきます。しかもこれは、あからさまな宇宙人も怪獣も宇宙船も出てこない、
シリーズ中でも屈指の「地味ながら骨太でいい話」のエピソードです。
たしかロッド・サーリングも「好きなエピソードの一本」だったと思います。
で、吹替です。広川太一郎対羽佐間道夫など、若き日の名声優たちが
そろって火花を散らします。耳の快楽です、いい時代になったもんだと思います。
ところが、聞いていると、ちょこちょこセリフが英語になります。あれれ、
放映当時も、こんなにちょこちょこ、小刻みに、コマ切れでカットしたのかな?
ほとんど、ワンブレスごとに日本語が飛ぶ個所もあります。なんでこんなに細かく、
と思ったら、原因は、放映当時のカットではなく、「めくら」「おし」「つんぼ」
「びっこ」「かたわ」……そういうたぐいのあと知恵カット、つまりDVD化時の
カットでした。がっかりしました。
『アウター・リミッツ』は、素晴らしく出来のいいDVD-BOXです。
それは間違いありません。それが、それが、ここまできて、またしても
言葉狩りによる不揃いの製品化、櫛の歯が折れたようなソフト化になってしまいました。
不必要に差別用語を助長させる趣味はありません。むしろ、その逆です。
「見知らぬ宇宙の相続人」では、「めくら」「おし」「つんぼ」は、
作品の根幹をなす重要なファクターです。そのことを正面からとらえて、
謎が解明されてゆく、だからこそ骨太なエピソードなのです。サーリングが
お気に入りだというのも、おそらくそこに、ひとつの理由があるはずです。
単純に、問題をうやむやにするために、カットしていいものではありません。
しかしそれでも、大手メーカーが、きちんと判断したうえで、どうしても
カットせざるを得ないのなら、それはそれで、仕方のないことです。
ぐだぐだといつまでも文句は言いますまい。最後までお付き合いしましょう。
しかし、聞いていると、「可哀想な不具の子供たち」などと言っています。
「おし」や「めくら」はダメで、「不具」は残っている。いったいどういう
基準なのでしょうか? 考えるまでもなく、「不具」という言葉のほうが、
よほど残酷な表現です。「不具」はお構いなしで「おし」や「めくら」はカット。
理解不能です。こんな底の浅いやり方でいいのでしょうか?
わざわざ余計なことをして、また新たに余計な問題を増やしている、
そんな風にしか思えません。
どういう経緯でこうなったのか、正確な理由は知りません。ただ分かるのは、
断筆宣言の時に筒井康隆が指摘したように、結局、各社各社が、てんでんばらばらの
物差しで、クレームという名の枯れ尾花におびえるように、まちまちに、不揃いの
自主規制をしているだけなのです。特にジェネオン(旧パイオニアLDC)のように、
変に気位が高く見栄を張るところがある会社では、自主規制という、見えない怪物が
往々に幅を利かせてしまいます。(そうかと思えば、字幕が焼き付いたままの古い
VHSマスターをそのままDVDにしたり、露骨な目先の営利に走ることも結構
あったりして困ります)
数年前、かの『大岡越前』が、まとめて再放送されたりDVD-BOXに
なったりした時と同じです。BS-TBSの再放送は、そもそもの第一話からして
欠番で、その後もセリフ飛び、エピソード飛びは当たり前、購入して個人で楽しむ
DVDならば、と思いきや、これも頻繁にセリフが飛ぶ高価なカット版のBOXセット。
あきらめていたところに時代劇専門チャンネルで始まった『大岡越前』は、セリフ飛びも
エピソード欠番もほとんどない、ほぼ完全な再放送で、ファンはあっけに取られました。
この違い、この凸凹ぶりはなんなのでしょう? 理由いかんに関係なく、とにかく
「使ってはいけない用語」を細かくリストアップして、制作会社間で相互に情報交換
しているゲーム業界の方が、よほどしっかりしています。
ひるがえって、再び『アウター・リミッツ』では、話のネタがネタであるだけに、
「気でも狂ったんじゃないか?」という感じのセリフがたびたび出てきます。
このDVD化では、これも杓子定規にカットして英語音声に置き換えています。
はっきりいって不毛な行為です。それともこれは、発売されたのが2005年だった
せいなのでしょうか? 十年以上経た現在ならば、ノーカットで収録できたのでしょうか?
懇切丁寧な但し書きテロップを添えて、「めくら」も「ドめくら」も一切カットせずに、
『座頭市』を全話、映画もテレビもすべて放映した時代劇専門チャンネルのように、
毅然とした対応ができたはずだ、と言えるでしょうか?
いまの日本語ソフトは、ヤバそうな日本語は、あらかじめ変換できないようにしてあります。
ザトウクジラの名前は残っていて、勝新の代表作は『座頭市』だと誰もが知っていても、
「座頭」という言葉を変換してくれるソフトは、いまの日本にはありません。なぜか?
ということも、誰もきちんと教えてはくれませんし、はっきり説明できる人もいません。
「見知らぬ宇宙の相続人」も、このまま、どうして頻繁に日本語が英語になるのか、
誰もきちんと教えてくれないまま、うやむやのうちに、日本語音声カット版が、
BDに引き継がれたりするのでしょうか? だとすれば、本当にがっかりです。
ファースト・シーズンから順に見ていますが、1時間ものであるため、非常に見ごたえがあります。特殊メーキャップも凄いものが多く、今でも、恐くて夢に出てきそうなものばかりですが、テーマはかなり深刻に考えさせられるものが多く、ファンタジックな「ミステリーゾーン」とは、ある種、対照的です。とにかく、DVD化されただけで5つ星献上です。