最初のクレジット見るまで知らなかったけど、「恐怖新聞」という漫画の派生作品だった。
ただし、大まかな設定しか踏襲しておらずむしろ知らない方が差異が気にならずに見れるかと思う。
恐怖新聞をホラー映画の題材にする上で、テーマとしたのはおそらく「家族愛」なんだろうなと思う。
ラストは単純なホラーだけではない感動がある…人もいると思う。
個人的に「数年間時間が遡って物語の最初の事故の結果を変える」というストーリーが受け入れられなかった。
時間が戻って子供を助ける?
じゃあ今までの世界と時間はなんだったのか。それ以後子供が助かった世界が続くのか。全てが幻想で主人公に自死を選ばせるのが目的なのか。
一番自然なのは全てが幻想なのだろうが、もしそうなのだとしたら恐怖新聞によって子供が殺され、自分も殺されるというバッドエンドでしかなく主人公の家族愛すらも幻想になってしまう。
もっとも、元々の恐怖新聞にはそんな力や設定も無く、どうも釈然としなかった。