モース主任警部シリーズの第26話から最終の第33話まで。「アヴリルの昏睡」「サタンの巣くう日」「神々の黄昏」は原案もの。「森を抜ける道」(監督は『恋におちたシェイクスピア』のジョン・マッデン)「カインの娘たち」「死はわが隣人」「オックスフォード運河の殺人」「悔恨の日」は原作もの。どの作品も丁寧に作りこまれていて見ごたえがあります。原作者はモースをワーグナー好きに設定していますが、テレビ・シリーズの音楽監修バリントン・フェローがモーツァルト好きに変更していて、《ピアノ協奏曲第23番》、《フィガロの結婚》の「自分で自分が分らない」、《クラリネット協奏曲》などが使われています。ところで、第1話から25話までは出されないのでしょうか? コリン・デクスターやピーター・ラヴゼイ、ジョイス・ポーターなどの英国ミステリは日本人には受けないのでしょうか?
結局、このBox以外の日本版は未発売のためAmazon.ukから全作収録Boxを購入してしまいました。そのほうがずっと安くすみます。