ベートーベンは聞いていましたが、ワーグナーは
さらに驚きの迫力です。テンシュテットはもっと
評価されてよかった。こんな迫力あるベルリンフィルは
聞いたことがないくらいです。カラヤンは緻密かつ
美しく完璧ではあるが、ここまで音に厚みを出せていたかどうか。
テンシュテットはこのオーケストラに火をつけたような演奏をさせている。
まるで、あのフルトヴェングラーを現代に彷彿させるかのように
自在に、情熱を込めて熱く、しかも厚い音で鳴らすとは。
私なら、こう鳴らしたいという音が見えている。
強烈な演奏です。