中京地区ローカルで放送していたシットコム形式のドラマ。奇才・堤幸彦の原案・企画・演出ということで「ケイゾク」「TRICK」ファンとしては要チェック!と見たはいいが、地方色を異常に濃縮させた内容に圧倒されてしまった。なんだ、中京以外の人間は置いてきぼりか!?
と思っていたのだが、見れば見るほどはまってしまうのは、まさに堤ドラマといったところ。展開の速さは小気味よく、キャストも主人公の存在が霞んでしまうくらい個性派ぞろい。シットコム特有のあの不自然な笑い声演出も、笑いどころを教えているというよりもそれ自体がボケなんじゃないか?と思うような絶妙なタイミングで入っているので、嫌悪感とか吐き気とか鳥肌とか何かを殴りたくなるような衝動に駆られることなく、楽しく見ることができた。一言で言うなら?冒頭に書いたように「バカドラマ」。
中京地区の人は大爆笑、それ以外の人もそれなりに楽しめるってことで星4つ。それにしてもあんなコテコテの名古屋人って今もいるのか?疑問だがね。