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父、帰る [DVD]

3.7 5つ星のうち3.7 41個の評価

仕様
価格
新品 中古品
DVD 1枚組
¥396
DVD 通常版
¥1,170
フォーマット 色, ドルビー
コントリビュータ ウラジーミル・ガーリン, アンドレイ・ズビャギンツェフ, コンスタンチン・ラヴロネンコ, イワン・ドブロヌラヴォフ
言語 日本語, ロシア語
稼働時間 1 時間 51 分

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商品の説明

商品紹介

なんで今さら帰ってきたんだ―――。息を呑む結末が待ち受ける衝撃の感動作!

◆北野武を押さえ、ヴェネチア映画祭グランプリ受賞、世界中の映画祭で絶賛!

◆「あなたにとって家族とは、父とは・・・」。家族とは何かを問う、衝撃の感動作!

◆ロシアの新しい才能の台頭! 新鋭ズビャギンツェフ監督は、テレビのディレクターを経て長編映画に初挑戦。

【受賞歴】
★2003年ヴェネチア国際映画祭正式出品<グランプリ金獅子賞><新人監督賞>
★2003年トロント国際映画祭正式出品
★2003年ロカルノ国際映画祭正式出品
★2003年ロシア映画批評家協会<最優秀作品賞><最優秀新人監督賞><最優秀撮影賞>
★2004年セザール賞最優秀外国映画賞ノミネート
★2004年ゴールデングローブ賞最優秀外国語映画賞ノミネート

【ストーリー】
母とささやかに暮らしていたふたりの兄弟のもとに、家を出ていた父が12 年ぶりに帰ってきた。写真でしか見たことのない父の突然の出現に兄弟の思いは様々に揺れ動きとまどうが、父は無口で何の説明もしない。そして父は、ふたりを湖への小旅行に誘う。それは父子水入らずの、初めての旅だった。「今まで何をしていたんだ」。「どうして何も語らないんだ」。「いったいあんたは何者なんだ」。「なんで今さら、帰ってきたんだ」。兄弟の不信感が爆発したとき、旅は思わぬ形で終わりを告げる・・・。

【キャスト】
コンスタンチン・ラヴロネンコ
ウラジーミル・ガーリン
イワン・ドブロヌラヴォフ
ナタリア・ヴドヴィナ

【スタッフ】
監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ
製作:ドミートリイ・レスネフスキー
脚本:ウラジーミル・モイセエンコ、アレクサンドル・ノヴォトツキー

【特典】
●メイキング「映画についての映画」
●撮影風景
●予告篇集

*特典内容・仕様などは変更する可能性もございます。ご了承下さい。

レビュー

製作: ドミートリイ・レスネフスキー 監督: アンドレイ・ズビャギンツェフ 脚本: ウラジーミル・モイセエンコ/アレクサンドル・ノヴォトツキー 撮影: ミハイル・クリチマン 音楽: アンドレイ・デルガチョフ 出演: コンスタンチン・ラヴロネンコ/ウラジーミル・ガーリン/イワン・ドブロヌラヴォフ
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内容(「CDジャーナル」データベースより)

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語, ロシア語
  • 製品サイズ ‏ : ‎ 30 x 10 x 20 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4988126202521
  • 監督 ‏ : ‎ アンドレイ・ズビャギンツェフ
  • メディア形式 ‏ : ‎ 色, ドルビー
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 51 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/4/8
  • 出演 ‏ : ‎ コンスタンチン・ラヴロネンコ, ウラジーミル・ガーリン, イワン・ドブロヌラヴォフ
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo), ロシア語 (Dolby Digital 5.1)
  • 販売元 ‏ : ‎ 角川書店
  • ASIN ‏ : ‎ B0007MCIFQ
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 41個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
5つのうち3.7つ
41グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2006年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
淡々と進んでゆく映像とストーリー、

その中に生きている父と二人の息子。

父から息子へでなければ伝えられないものを、

父親である彼は確かにアンドレイとイワンに伝えている。

レストランでの注文の仕方、

車がぬかるみにはまったらどうすればいいか、

ボートの操り方、責任を持つこと。

これらのことを、子供たちは絶対に忘れないでしょう。

彼は、確かに父としての役割を果している。

ならばなぜ、あの結末になるのか。

兄は父をヤクザと罵倒し愛あるはずのしつけに殺されると感じ、

弟は父にあんたなんか要らないと叫んでしまうのか。

それは、12年間の空白があったから、そして父が、

まずその空白を埋めるところから始めるということが

できない不器用な人だったから。

抱きしめてやることから始めなければ、

そこにどれだけの愛情を込めても、

しつけは暴力にしかならない。

イワンは父を愛したかったはずなのに、愛せたはずなのに、

その機会を奪ってしまったのは確かに父親自身なのです。

残った一筋の傷を、それでも二人の息子が父親のいた証として

受け止めてくれるのを祈るばかりです。
38人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年10月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
父親の人物像に関して、多くの複線が張り巡らされているが、何一つ明らかにならない。
それによって、父親の人物像が、ぼかされ、作中の兄弟はもとより、視聴者も父親の態度に不信感を抱く。
父親は息子に愛情を抱いているのか?それとも無関心なのか?

実際、父親は兄弟に深い愛情を抱いている。それはラストシーンで証明される。

兄は父親の愛情を感じる事が出来る感性を持っていた、だから父親に対し、従順になれた。
しかし、弟は精神的に未熟で、利己的な性格の為、父親の愛情を感じる事が出来ず、反発した。
父親の想いと弟の想いがすれ違い、救いようの無い憎悪に向かっていくさまは、とても切ない。

余分なセリフは削ぎ落とされ、空模様や海のうねり等の自然風景でメッセージを伝える。
解釈は視聴者に委ねられ、正解は存在しない。
ハリウッド映画にみられる、価値観の押し付けにうんざりしている人、必見です。
13人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
状態が最悪でした。途中までは何とか観れましたが、クライマックスの辺りから映像がブツブツ切れ始めCDを取り出してチェックしてみたところやはり傷が付いていました。ストーリーの流れが飛んで訳が分からなくなってしまうのでは購入した意味がありません。皆さんも注文するのは止めた方が良いと思います。
2016年12月8日に日本でレビュー済み
12年ぶりに突然帰ってきた父と息子兄弟が車で旅に出るロードムービー。
やたら父権をかざすオヤジにとりわけ弟イワンは反感を抱き、軽い殺意にまで発展する。
こどもたちの目には厳格というより不道理に映ったかもしれない。
だが、父親はふたりにじゅうぶんすぎるほど愛情を持っており、接しかたが不器用なだけだった。
彼の思いがけない悲劇により、アンドレイとイワンはそれを痛感する。
なかなかいい役者と思う。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年1月15日に日本でレビュー済み
とりあえず、「何だったんだろう・・・」というのが
素直な感想です。 何が言いたいのか・・・
つまらないわけではないが、予想をくつがえす結末です。
全編を通して非常に無機質な映画です。
最後の方で、とても気になるシーンがあり、
それがなんだったのかは語られません。
「何だったんだろう・・・」です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年11月11日に日本でレビュー済み
以前知り合いが、ずーっといなかったくせに突然帰ってきたお父さんの映画、見たわよ!マッタク・・・と言ってましたが・・・それが、これですね!

なんか、その帰ってきたお父さんが寡黙なひとなので、次、どうなるんだろう・・・と思って、最後まで面白く見ましたが・・・

要するに、男は放浪癖がある人もいるから、本能に従って、家庭の責任も顧みず、放浪してしまう人も中にはいるでしょう。家庭にとっては困った人だけど、本能として男っぽいともいえるのでしょう。あるいはひょっとして犯罪者で、単に刑務所に入っていて出所しただけなんでしょうか。そういう描き方にもとれますが・・・

息子たちはもう、男の子特有というか、度胸、とか男らしさ、とか、臆病、とか、仲間とか・・・・そういう局面をかかえる成長期にあります。

で、12年もいなかったのに、どこに行くかもよく話さないお父さんの旅に、息子を託してしまいます、お母さん!!!そこが、このお母さん度胸があるなあ、と思うのですが、私はとてもそんなことはできません。

で、お父さんは寡黙ながらも息子たちに愛情もあり、必要最低限の男の生き方、ってな感じで、行動の仕方を教えていきます。
息子たちは無邪気にもお父さんとなんとか仲良くやっていきたいと思う反面、命令ばかりで反抗したくなりながらも、寡黙な行動と命令あるのみの男らしさ、にも、どこか本能的に反応する。

でも、結局男だけだと、寡黙、意地、勝手・・・とかいろいろあって、最後、あんなことに・・・
もし、お母さんがいれば、両者の間の言葉の足りない部分を取り持って、息子も父親もメンツを保ちつつ、何とかやっていくのに・・・
お母さんがいなかったために、こうなったのでは・・・と思います。
おかあさん、12年も不在だったお父さんに、反抗期始まってる息子を長時間あずけるのは、無謀でしたよ。男同士時にはライオンとヒョウを一つの檻にいれた・・・みたいな吠え合いにも、なりますからね・・・

でも、息子ふたり残されて痛ましいです。自分のことを責めなきゃいいけど、・・・責めないわけにもいかないでしょう・・・

お母さん、子供が小さい時にお父さんいなくなっちゃったから、育ってきた息子と父親がライオンとヒョウになること、知らなかったのかもしれないけど、お母さん、安易すぎる・・・私から見ると。

だけど、もしお父さん、犯罪者だったとしたら・・・そのくらいのことする男と結婚しちゃうくらいの女性だから・・・細かく気にせず、息子たちをバーンと久しぶりだからって託しちゃったりもするのかもしれませんね・・・

父親の隠した箱・・・つまり、彼は当たり前に犯罪者だったんだよ・・・という作者のつもりだとすると、犯罪者の父が息子に愛情もあったんだけど、なんせ無骨で乱暴なので、こんなことに・・・という、息子たちにとってイタイ思い出って、ことになり、ある犯罪者のせつないお父さんぶり・・・ということにもなるのでしょうか。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2022年4月22日に日本でレビュー済み
この映画をこのように考察する…
息子は産まれて、赤ん坊の頃のほとんどの時間は母親に守られ、愛情たっぷりに育てられた。
少し大きくなったいつの日にか、突然父親という生き物に遭遇する。
父親についての情報は少なく、分かりにくく、母親よりもずっと厳格で、屈強で、無理難題を理不尽に押し付けてくる。しかも自分を母親から離してしう、まるで敵のような存在。
この存在こそが自分を奮い立たせて、社会の本質を見せてくれて、成長させてくれる存在。
と、この映画で言いたかったのではないかと思う。
父親はどのように子どもの成長に関わるべきかはさて置き。子どもは成長し社会に出れば、自ら考え戦って生き残らなければいけない。この映画では息子の成長における最初の敵に父親がその役を担い、そして果たした。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年8月26日に日本でレビュー済み
西部劇のテイストも感じさせる旅の物語。

冒頭、深海らしき場所に横たわる残骸の正体。そして、突然帰ってくる謎多き父親は一体何者なのか。父親の正体を知ることができるのか、できないのか。
劇中の水は、人々の不信を深めるかのように幾度も画面に現れる。海、水たまり、湖、嵐と繰り返される雨。

海に飛び込む勇気は無いが兄貴と取っ組み合う勇気はある高所恐怖症の弟。反抗的とも言える多感な時期、追いかけっこは母親に訴え出るため、予想外の帰還者との再会。

写真でしか知らない存在、母親もそんな夫の前で戸惑いを隠せない。視線の先にある何か。
なんせ布一枚かぶって裸で寝てたらビックリするぜ。父親にとっては懐かしの我が家、父を知らない子供にとっては突然現れた得体の知れない人物。子供たちはこの男に散々振り回されていくことになる。

きまずい空気が流れる食卓。淡々と酒を注ぐ夫、母親は子供に気を利かせて水で酒を薄める。劇中では親睦を深めようと度々食事をする場面が出てくるが、親密になるどころか増々警戒が強まる。
部屋の寝室やテントの中における相談、写真を撮るのも日記を書くのも遠くから双眼鏡で覗いて観察するように続けられる。

父親はどこまでも冷徹に振る舞い続ける。不器用という言葉では片づけきれないほど。
妻も女として男を迎えるが、男は黙って横で寝るだけ。それどころか、旅先で別の女の尻やスケスケで下着の見えるウエイトレスに目がいくばかり。

子供が不良に絡まれて財布を盗まれる瞬間。子供の危機よりも重要な受話器の向こう側の人物は誰なのか?盗人を冷静に追跡していく姿の不気味さ。
釣りの時も、橋に置き去りにする時も、泥から脱出する時も、ボートを漕ぐ時も、父親ではなくまるで指揮官のように淡々と指示を出す。時には壁に顔を打ち付ける。酒も冷えた体を暖めるためだと素直に言えばいいものを。ああじれったい。 

母を愛している弟は、そんな奴に父親面されて説教されたり頭をなでられたくないと不信を強めていく。まして何度も置いてきぼりを喰らわされたら。
弟は、独り震えて待つ場所に駆けつけ、抱擁してくれる母親のような愛情を父に求めていた。兄もまた、父親の出現に喜んでいるようで約束を守らなかったり、行動にショックを受けたりと少しずつ意識が変わっていく。

島に眠る父親の目的、蘇るトラウマ。梯子を登らせるのは哀しみが恐怖を上回ったから。そうまでして聞きたかったもの。どうしていいか解らずに歪む表情。

謎が謎を呼ぶ“ぞっとする”ような写真の数々で物語は締めくくられる。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート