バックで繰り返すモーター動作音の様なリズムが印象的な『the Color of Empty Sky』
無機質なシンセフレーズに、サビのストリングスが美しい『Moss Stares』
クラリネットとユニゾンしたメロディーが印象的な『Beacon』
行進のようなストリングスフレーズが印象的な『Like a Soldier Ant』
と"激しい音"とは、完全に無縁のアルバムとなっている
リズムを強調したドラムも無ければ
ガツンと響かせる楽器音すら無い
ストリングスも、壮大に使ってる感じはしない
空気感や、あくまで耳に残らないフレーズで聴かせる
『Breathe=呼吸』
タイトル通りの、クセのないサラーッとした作品である
しかし、その静寂に身を委ねると、なんとも心地好い気持ちになる
インパクトこそ無いが、その静寂や虚無が
逆に、このアルバムを印象づけている
ふと聴きたくなるってことは
やっぱり僕は、好きなアルバムなんだろうなぁ