38歳で亡くなったと言う短命であったにもかかわらず、MozartやSchubertほどではないものの、Mendelssohnは6曲の番号付きの弦楽四重奏曲、14歳頃に書いた変ホ長調、そして弦楽四重奏の4つの小品(この全集では、スケルツオ、カプリッチョ、フーガ、主題と変奏と言う名でアンダンテの全4曲が取り上げられている)、それから15のフーガなど多くの弦楽四重奏向けの作品を書いているようだ。死の年である1847年に、最後の第6番の弦楽四重奏曲を書いている。この第6番は、4歳年上の姉の死後に書かれており、感情が籠った作品である。
エマーソン弦楽四重奏団の演奏は、引き締まっていて、本当は★5つでも良いくらいである。