主役の2人はまったく知らなかったが、ピアノとアレンジでジョアン・ドナートが参加しているので買ってみた。音はボサノバとMPBの中間ぐらいな感じ。チタ・ロボの声はワンダ・ヂ・サーに近い感じで、熱唱スタイルではなく、自然な歌い方で好感がもてた。それとトニーニョ・オルタが参加しており、何曲かはトニーニョっぽいというか、ミルトンというかそういうスタイルの曲が聴けた。トニーニョ・オルタが聴けたのはうれしかったが、特筆すべき演奏はしていない。少しソロが聴けるが、あとはバッキングに回っている。
70年代後半のMPBが好きな人なら買って損はないでしょう。
あと、音源がレコードのようであり、時折スクラッチノイズが聴こえる。音質も悪い。この点は要注意。