Autechreの2005年にリリースされた9th(?←EPを含めて良いのかどうか…)アルバムです。
ちなみにタイトルはアルバム製作中の「Untitled(タイトル未定)」という文字を眺めていたら、
「Untilted」に見えてきて、やがてそれにしか見えなくなって来たからというエピソードから命名
(リットー・ミュージック Sound&Recording誌2005.Augより)
4〜5回聴いた感想は、今回もやっぱり「AutechreはAutechre以外の何物でも無い」というもの…
なんか在り来たりな感想ですいません(汗)
今回はコンピューターをほとんど使わずに、ハードウェアのシンセやサンプラー、
リズムマシンを中心に製作したらしいですが、奇妙奇天烈でありながら、
綿密に展開していくリズムパターンやメロディはAutechreの凄さを感じさせてくれます。
それとやっぱり面白い音がたくさん詰まってます(ただし電子音好き…
“昔のゲーム音とかが好きな人とか限定の”ですが…)
また持ち前のメランコリックなメロディも健在で、曲に不思議な雰囲気を与えています。
先の読めない展開で、後半になるに連れメロディがハッキリと表れてくる1.や3.、
圧倒的なパワーをみなぎらせた4.や8.、電子音のアンビエントのように静寂に包まれていく5.や7.など、
集中して聞いていると様々なことに気付くような曲が多いです。
ただ…わずか8曲の収録なんですが、収録時間は70分弱(汗)
1曲6〜10分くらいは当然で、8.なんかは15分ありますし上記のように集中して聴くと、正直疲れます(笑)
初めてAutechreを聴く人、もしくは馴れていない人にはちょっとオススメできないと思います。