稲葉さんの言葉選びには、ところどころ“え、本気?”と突っ込みたくなるようなダサい雰囲気が漂う時がある。
このALBUMには、そういう雰囲気が漂いまくって感じる。
このALBUMの裏テーマは“ダサいワードを使った曲をどこまでカッコ良く仕上げるか?”なんではないかと思ってしまう程に。
THE CIRCLE、Xは、歌詞全体的に中二病丸出しだし、パルスは“どっこいどっこい”だし、愛のバクダンは冷静に考えたらタイトル自体がダサい。
Feverなんてカタカナで書いたらフィーバー。
昭和世代の私らからしたらもはや死語。
白い火花の全開でGO、BLACK AND WHITEのママのミルクとか、他に何か無かったんかい!と突っ込みたくなる。
そんなポイントが満載。
なのに何でだろう…曲になって稲葉さんが歌い松本さんのギターが唸ると…カッコいいんです。
それはB'zの魅力と才能の成せる技か、洗脳済みのB'z脳だからなのか。
きっと稲葉さんは言葉遊びのような感覚でそれを狙ってるんだと思う。
「B'zでやったらカッコいいに決まってますよね」とニヤリと不敵に笑いながら歌う稲葉さんの姿が浮かぶ。
そしてそれに悶絶するファン達。
少なくても私は悶絶してますよ(笑)
そんな私のお気に入りは、THE CIRCLE、X、パルス、愛のバクダン、Fly The Flag、sanctuary、Fever、白い火花、BLACK AND WHITE。
なんでこの人たちは、こんなにカッコいい曲を生み出せるのだろう?と身悶えながらB'zと生涯を共にすると誓うのです。
SURVIVEからBIG MACHINEまでのALBUMはロック色は強いが、私には少し物足りなかった。
これはドラマチックなB'zロック。
私はそういうB'zが好き。
やっぱりB'z最高!