廉価版とかではなく、はじめから2000円で売ることを
念頭に作られたと考えれば、よくできている。
もともと、サイドワインダーシリーズを手掛けていた
BITTOWN が開発に参加しているので、ゲームの基礎の部分は悪くない。
しかしフライトシューティングとしての基礎部分の上に、航空機同士のドッグファイトを載っけて来たならうまくいったかもしれなかったが、この作品の敵機はUFOなどで、航空力学完全無視で飛び回る。
これを航空機で追い掛け回すのはかなり骨が折れる。
この辺は、作り手うんぬんより作品コンセプトの問題かもしれないが、とにかくここがこの作品の最大のネックになっている。
オペレータやTVクルーは結構よくしゃべるが、内容が単調。
会話パターンを増やすなり、僚機パイロットやテレビクルーが会話に参加してくるというようなシステムを盛り込むべきか。
通常ステージではクールなのにボーナスステージになると突然壊れるオペレータはいい味出してたが、もう少しパターンがほしかった。
演出も単調、リプレイもカメラワークの編集ができず、保存もできないなど、
改善点は山ほどあるが、一つ一つは小粒な問題で、こつこつ修正していけば良くなりそうな感じがあり。致命的な問題が無い。
今後はシリーズ化して、陸戦のEDF、空戦のAAAなんて言われるぐらいまで成長してほしいと思う。