英国出身のThe Departureの1st。
ビートが躍動的でノリはいいがほぼマイナー調である為、サウンドには翳りがある。
又、メロディも割とキャッチーなのだがVo.は決して感情を高ぶらせる事無く淡々と歌っている為かダークさをより助長させている様に思う。
サウンドの要となっているのは、空間的なギター。浮遊感を漂わせながらも鋭く、クールに楽曲を彩っている。
とてもハイセンスなアルバムだ。
しかし…結果的には、今作のみでバンドは解体してしまった様で、唯一のフルアルバムとなってしまった。
解散は惜しい。