さらば青春の光 [DVD]
フォーマット | 色 |
コントリビュータ | フランク・ロッダム, レスリー・アッシュ, マーク・ウィンゲット, スティング, フィル・ダニエルズ |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 55 分 |
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商品の説明
Amazonより
ザ・フーのアルバム『四重人格』を原作として製作されたフランク・ロッダムの情熱的な作品。ロックを基盤にした作品としては、ザ・フーの別のロックオペラ『トミー』やピンク・フロイドの『ザ・ウォール』、ミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』などの成功に並ぶ。1960年代の英国ブライトンを舞台に、自分の道を模索する若者グループ、モッズとロッカーズの対立を描いたストーリー。ザ・フーのアルバムに即したストーリー展開ではあるが、完全な映画化にはなっていない。この作品は、自分のアイデンティティーや服装、一緒にいる仲間さえロックを基準に選択する10代という揺れ動く年代を淡々と描いている。スクーターを乗り回し、イカしたファッションを自認するモッズのジミー(フィル・ダニエルズ)。聴く音楽はアメリカン・ソウルとブリティッシュ・ポップ・ロック。一方、対立するロッカーズは、皮ジャンと革靴で身を固め、オートバイで駆け回るタフな集団。こちらの音楽はアメリカン・ロックンロールだ。若者のポップ・カルチャーを完ぺきにとらえた作品である。また、ホテルのベルボーイとして働く表の顔を持ったモッズ青年にスティングが登場しているのも見逃せない。(Jim Emerson, Amazon.com)
レビュー
製作: ロイ・ベアード/ビル・カービシュリー 監督・脚本: フランク・ロダム 脚本: デイヴ・ハンフリーズ/マーティン・スティルマン 音楽: ロジャー・ダルトリー/ジョン・エントウィッスル/ピート・タウンゼント 出演: フィル・ダニエルズ/レスリー・アッシュ/スティング/フィリップ・デイヴィス/マーク・ウィンゲット
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4580120510819
- 監督 : フランク・ロッダム
- メディア形式 : 色
- 時間 : 1 時間 55 分
- 発売日 : 2005/5/27
- 出演 : フィル・ダニエルズ, レスリー・アッシュ, マーク・ウィンゲット, スティング
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- ASIN : B000803CHK
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 114,149位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年10月16日に日本でレビュー済み
労働者階級の未来の見えない若者たちの生き様を描いたThe Whoの「Quadoraphonia」の映画化。「さらば青春の光」という邦題はあまりに情けないが「四重人格:」という精神病的な題名でも損をしている青春映画の傑作。イギリスはクラス社会であり、労働者階級の若者は未来を夢見ることができず暴走族や音楽に夢中になる。音楽やスポーツくらいしか這い上がる道はないのはアメリカの黒人社会と似ている。ベスパに軍用コート、フレッドペリーのポロシャツ、リーバイスのジーンズが不良の象徴だったのだから時代はかわるものだ。1980年代にはパンクという形で新たなムーブメントがおこることになる.
2014年2月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本作品は、「人が大人になるとはどういうことなのか」を表現した作品の一つだ。
テーマソングを含めた世界観が「特定の分野」に偏っているため、一見、そっち方面での印象が強い。
しかし、本作品の制作陣は、それも作品の世界観を引き立てるアイテムにしつつ、若者が大人になる過程で誰もが遭遇する心の葛藤や変化を描くよう心を砕いている。
ストーリーは、実際にイギリスのとある町で起こった、若者集団同士の大乱闘事件をベースにしている。
主人公ら架空の人物をその中に違和感なく溶け込ませた世界観の構成は、見事だ。
この大乱闘に主人公も巻き込まれ、しかも、その一部始終がメディアに露出してしまった結果、主人公は、自身のアイデンティティーの拠り所としていた存在を次々と失う。友人も、恋人も、家族も、自分の好きなものも。
特に印象的なシーンは、「自身のアイデンティティーの最後の拠り所」として頼ったグループのボスの「醜態(主人公から見るとそう見えると思うが、実際は、仕事でミスして叱られている様)」を見てしまい、主人公の心の中で何かが壊れた場面だろう。その結果として、本作品で最も記憶に残る場面である、モーターサイクルを岸壁に落として破壊する行動を起こすこととなる。
そのあと数時間経過した状態が、夕日をバックに憔悴した顔で主人公が歩く、冒頭のシーンとなるのだ。
物語後半部になってアップテンポになって盛り上がるBGMや、先述した主人公の行動、そして、冒頭のシーンで配された夕日の風景は、一種の関連性がある。
この部分の捉え方が、本作品を鑑賞するうえで重要だ。「場面を構成するアイテム」が何を示しているかをどう考えるかによって、作品の印象が異なる。
大人の方と、中高生から20歳前後までの若い方とでは、ここに関する捉え方がおそらく違っているだろう。
換言すると、この部分に関しては、作品に触れた人の想像を妨げない構成となっている、といえる。
本作品が長く語り継がれる理由は、そこにあると考える。
暴力やスラングが頻出することと、特定の分野に偏った世界観のため、万人にはお勧めしがたいものの、下手な道徳の教科書よりも、「人が大人になるとはどういうことなのか」について、現実味をもった形で真摯に考えさせられる作品だ。
作品自体は古いものだが、再版を繰り返し長く市場に提供されている事実は、それをよく示している。
なお、作品の世界観を構成する印象的なアイテムから入るのも、本作品を楽しむのに有効だ。
モーターサイクルのベスパや、モッズスタイルのファッションに代表される、1960年代のイギリスの若者文化を忠実に再現した小道具も、一見の価値ありなのだから。
テーマソングを含めた世界観が「特定の分野」に偏っているため、一見、そっち方面での印象が強い。
しかし、本作品の制作陣は、それも作品の世界観を引き立てるアイテムにしつつ、若者が大人になる過程で誰もが遭遇する心の葛藤や変化を描くよう心を砕いている。
ストーリーは、実際にイギリスのとある町で起こった、若者集団同士の大乱闘事件をベースにしている。
主人公ら架空の人物をその中に違和感なく溶け込ませた世界観の構成は、見事だ。
この大乱闘に主人公も巻き込まれ、しかも、その一部始終がメディアに露出してしまった結果、主人公は、自身のアイデンティティーの拠り所としていた存在を次々と失う。友人も、恋人も、家族も、自分の好きなものも。
特に印象的なシーンは、「自身のアイデンティティーの最後の拠り所」として頼ったグループのボスの「醜態(主人公から見るとそう見えると思うが、実際は、仕事でミスして叱られている様)」を見てしまい、主人公の心の中で何かが壊れた場面だろう。その結果として、本作品で最も記憶に残る場面である、モーターサイクルを岸壁に落として破壊する行動を起こすこととなる。
そのあと数時間経過した状態が、夕日をバックに憔悴した顔で主人公が歩く、冒頭のシーンとなるのだ。
物語後半部になってアップテンポになって盛り上がるBGMや、先述した主人公の行動、そして、冒頭のシーンで配された夕日の風景は、一種の関連性がある。
この部分の捉え方が、本作品を鑑賞するうえで重要だ。「場面を構成するアイテム」が何を示しているかをどう考えるかによって、作品の印象が異なる。
大人の方と、中高生から20歳前後までの若い方とでは、ここに関する捉え方がおそらく違っているだろう。
換言すると、この部分に関しては、作品に触れた人の想像を妨げない構成となっている、といえる。
本作品が長く語り継がれる理由は、そこにあると考える。
暴力やスラングが頻出することと、特定の分野に偏った世界観のため、万人にはお勧めしがたいものの、下手な道徳の教科書よりも、「人が大人になるとはどういうことなのか」について、現実味をもった形で真摯に考えさせられる作品だ。
作品自体は古いものだが、再版を繰り返し長く市場に提供されている事実は、それをよく示している。
なお、作品の世界観を構成する印象的なアイテムから入るのも、本作品を楽しむのに有効だ。
モーターサイクルのベスパや、モッズスタイルのファッションに代表される、1960年代のイギリスの若者文化を忠実に再現した小道具も、一見の価値ありなのだから。
2015年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
The Whoのファンとして彼らの現役時代からずっと彼らの曲を聴き、Tomyなども見てきました。
しかし、この作品は理解し難い。
何をどう解釈すれば良いのか。
まぁTomyも理解の難しい作品だけれど。
しかし、この作品は理解し難い。
何をどう解釈すれば良いのか。
まぁTomyも理解の難しい作品だけれど。
2010年8月17日に日本でレビュー済み
「さらば青春の光」はザ・フーの「四重人格」(LP二枚組みで発売)の映画化である。スティングが本名のゴードン・サムナーで出演。台詞は殆どないが存在感はある。脇役である。「モッズ」は昔「平凡パンチ」で風俗が紹介されたが日本人は誰も実態を知らなかった。この映画が興味深いのは1960年代初頭のロンドンの労働者階級の生活が描かれていること。アメリカに比してイギリス人(貧乏人)がどんな所に住み何を食って特に若者がどんな仕事に就いて何して遊んでいるか殆ど知らない。私は英国に行ったことがない。住まいは共同住宅で日本の長屋で風呂は共同である。ビートルズのメンバーもレノン以外は長屋住まい。若者はたむろす大衆食堂で肉汁をかけたマッシュを食っているがまずそう。あと目玉焼きのサンドか。まあ碌なものを食ってないので体格も貧弱で痩せているのが多い。仕事は肉体労働か店員、メール・ボーイ、ホテルのベルボーイとしがない。安月給だから車を持っているのは皆無でスクーターである。これでよく革命が起きない不思議。日本の1960年代初頭は英国よりさらに貧乏だったのは言うまでもない。自転車も買えなかった。卵は貴重品。運動会の前日しか食ったことない。だから北朝鮮を笑ってはいけない。
2005年6月18日に日本でレビュー済み
ファッション的な方向からカルト映画になっているところもあるが、本来はロックバンド、The WHOのロック・オペラの映画化作品。The WHOの豊富な資金を投入して制作された。当時、彼等は映画スタジオまで所有するほどの入れ込み様だったが、残念なことにこの作品とバンドのドキュメンタリー「the Kids are Alright」が公開された時期に、ドラマーのキース・ムーンが急逝し、同時代にファンだった自分としては、ロードショーと悲しい新聞記事が重なるように思い出される。個人的な思い入れや、スティングの出演などの話題性を差し引いても、イングランドの暗い空の下、労働者階級の若者の行き場の無い青春を描いた秀作。
2005年6月15日に日本でレビュー済み
今までのDVDが価格が安くなっただけの再発版です。
映像、音声ともにリマスタリング無し、特典映像も無しの代物です。
一体日本のメーカーは何を考えているのでしょうか。
RHINOから発売されているアメリカ版DVDはリマスタリングもしっかりされており、スティングのインタビューなど特典が満載ですが、イギリスオリジナル版からいくつかのシーンをカットしているというアメリカでの公開当時の映像そのままなのが難点です。
権利関係の問題でDVDはなかなか国内版と海外版が質・価格のバランスが取れていないのが現状ですが、KIDS ARE ALRIGHTの初回の値段みたいに、あまりにも消費者を馬鹿にしているような現状はいつまでつづくのでしょうか。DON'T STEAL OUR MONEY!!
映像、音声ともにリマスタリング無し、特典映像も無しの代物です。
一体日本のメーカーは何を考えているのでしょうか。
RHINOから発売されているアメリカ版DVDはリマスタリングもしっかりされており、スティングのインタビューなど特典が満載ですが、イギリスオリジナル版からいくつかのシーンをカットしているというアメリカでの公開当時の映像そのままなのが難点です。
権利関係の問題でDVDはなかなか国内版と海外版が質・価格のバランスが取れていないのが現状ですが、KIDS ARE ALRIGHTの初回の値段みたいに、あまりにも消費者を馬鹿にしているような現状はいつまでつづくのでしょうか。DON'T STEAL OUR MONEY!!
2012年1月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
モッズの雰囲気を知りたい方は、観てみる価値あり!ですよ。
ベスパもモッズコート、スーツもスマートに着こなしています。
いろんな事に疑問を抱いたり、不安だったり、どこに向かっていくべきなのか、自分は、何をしたいのか、わかるようで、わからない、どこにも持っていきようのない想いに共感できると面白いと思います。
わたしが初めてみたのは、20代後半だったけれど、10代、20代とその時、その時に、繰り返し観てみると、いろんな感じ方ができる作品だと思います。
ベスパもモッズコート、スーツもスマートに着こなしています。
いろんな事に疑問を抱いたり、不安だったり、どこに向かっていくべきなのか、自分は、何をしたいのか、わかるようで、わからない、どこにも持っていきようのない想いに共感できると面白いと思います。
わたしが初めてみたのは、20代後半だったけれど、10代、20代とその時、その時に、繰り返し観てみると、いろんな感じ方ができる作品だと思います。
2011年6月17日に日本でレビュー済み
1960年代の英国モッズ青年に焦点をあてた青春映画であり、ザ・フーのサントラとともに、一部の人たちのマスト的映画。
モッズであることにアイデンティティーを、生きがいを感じていたモッズ青年が、恋人、友人に裏切られ、Real Me(本当の自分)を探す旅先で見たもの、失ったもの、そして見出したものとは?
万人向けの映画ではなく、モッズファッションやスクーター、ザ・フーの音楽に興味がある人向けかな。
モッズであることにアイデンティティーを、生きがいを感じていたモッズ青年が、恋人、友人に裏切られ、Real Me(本当の自分)を探す旅先で見たもの、失ったもの、そして見出したものとは?
万人向けの映画ではなく、モッズファッションやスクーター、ザ・フーの音楽に興味がある人向けかな。