Japan-original Best-of Collection. "Ben", "Never Can Say Goodbye", "Got to Be There", "i Want You Back", "Abc", "The Love You Save", "i'll Be There", "i Wanna Be Where You Are", "What Goes around Comes Around", "it's Great to Be Here", "Mama's Pearl", "Sugar Daddy", "i Can Only Give You Love", etc.
1曲目の「BEN」はネズミと少年との心の交流を歌った同名の映画主題歌ですが、美しいメロディーとマイケルの天使のような澄んだ歌声とがとてもマッチしていて感動的です。いきなり琴線にタッチされてしまいました。 あと8曲目の「I WANNA BE WHERE YOU ARE」が当然のことながらきっちり押さえられていたのが嬉しいです! マーヴィン・ゲイをはじめ様々なアーティスト達にもカヴァーされている名曲ですが、こんなに切ないラヴソングをまだ幼いマイケルがビッグアーティストに負けないくらい(それ以上に!)甘く切なく歌い上げていて本当に何度聴いても良いです。 演奏も繊細でとても美しいです。 他にも耳慣れた名曲や見過ごされがちな名曲(18曲目など?)がいい感じでチョイスされています。 このベストは曲の流れがスムーズで、しっとり系とノリノリ系がいい感じで混ざっていて、ベスト盤なのに聴いていて非常に心地よく飽きない感じです。 手元にある曲とかなりダブっていたりもするのですが、新しくて音が良いこと、曲の流れ&選曲が良いこと、高橋芳朗氏の丁寧な解説付きでマイケル&ジャクソン5の歴史や曲の背景なんかをサラッリと勉強できたりすることなどから考えてもちょっと高いですが、買って損はないと思います。
今や誰も敵わないほどのKING OF POPとなったマイケル・ジャクソン多くのゴシップや世の中からの仕打ちも成功したことによる反動によるものだ。だが、ソロデビューしてからの大人のマイケルになるまでに、既に大物アーティストとしての地位を確立していたことの証が今回のベストアルバムである。 本来ならジャクソン5としてデビューした時のI WANT YOU BACK(帰ってほしいの)からABCへと続くメドレーで収めるのが今までの初期のベストだが、ドラマ主題歌として日本でも知名度が急上昇したベンのテーマ(70年代に全米1位を獲得)がスターティングナンバーになっており、マイケル・ジャクソンのボーカルの初期ベストなのだということを強調したような内容になっている。 声変わりしてからジャクソンズと改名し、以後にクインシー・ジョーンズと出会ってスリラーなどのモンスターアルバムをリリースする訳だが、このアルバムは声変わりをするかどうかの瀬戸際までを網羅。基本的にグループとしてのヒット曲、代表曲は網羅されているので、彼が子供の声だった時期のキャリアを知りたい人には持って来いの内容。