メディア掲載レビューほか
Coccoをヴォーカルに据えた5人編成のバンドであるが、彼女の違う一面の出たサウンドになっている。初夏の爽やかさを連想させるようなスピード感と空を思い浮かべるスケール感。アコースティックな感じも雰囲気を盛り上げ、つまり彼女の“影”を感じさせないのだ。
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
一時的なユニットであったはずの“こっこちゃんとしげるくん”でのリリースを経て、結成されたCoccoとくるり、そして、その仲間たちによる5人組の新バンドによるファースト・シングル。実質的にCoccoの復帰作である本作は情念抜きで軽やかに歌う彼女のヴォーカルと、くるりの鋭いプロデューサー的視点が同居。個々の作品では表出することがなかった側面が瑞々しいポップスに結実している。カップリングは遊び心にあふれたダビーかつパーカッシヴな「Love in the air」。6月のアルバム『ばらいろポップ』も本当に楽しみだ。 (小野田雄) --- 2005年06月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)