ザ・ショック [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ジョン・スタイナー, アイヴァン・ラシモフ, マリオ・バーヴァ, ダリア・ニコロディ |
言語 | イタリア語 |
稼働時間 | 1 時間 33 分 |
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商品の説明
レビュー
前夫の死のトラウマから療養していたドラは再婚し、息子とともに家に戻ってきた。すると息子は奇妙な行動を取り始め、数々の超常現象がドラを襲う……。イタリアン・ホラー界の重鎮マリオ・バーヴァ、最後の劇場用作品だが、それまでの重厚な作風とは打って変わり、主演が『サスペリア2』のダリア・ニコロディだったり、まるでゴブリンそっくりなイ・リブラの音楽も手伝って、ダリオ・アルジェント風のドギツイ描写のホラーになっている。イタリアン・ホラーにありがちな“なんでそうなるの?”的展開はあるが、走り寄ってきた子供が直前でいきなり大人になるなど、『ザ・ショック』の名に恥じないハッタリ度満点のびっくりシーンも見どころのひとつ。 (竹之内円) --- 2005年08月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
製作: テュリ・ヴァージル 監督: マリオ・バーヴァ 撮影: アルベルト・スパニョーリ 出演: ダリア・ニコロディ/ジョン・スタイナー/デヴィッド・コリンJr/アイヴァン・ラシモフ
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : イタリア語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4523215008426
- 監督 : マリオ・バーヴァ
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 33 分
- 発売日 : 2005/6/25
- 出演 : ダリア・ニコロディ, ジョン・スタイナー, アイヴァン・ラシモフ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : イタリア語 (Mono)
- 販売元 : 紀伊國屋書店
- ASIN : B00091PFKU
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 215,450位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 4,618位外国のホラー映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この映画を初めて見たのは劇場でした。当時ホラーブームでいろんなホラー映画が上映されていて見まくっていた頃が懐かしい。イタリアンホラーと言えばダリオアルジェントの映画が人気でした。この作品も当時テレビでもよくCMが流れていて期待して見に行きましたがその頃の私のホラーに対する価値観と言うのはどれだけ殺人シーンがリアルなのかと言うのが1番の見所だと思っていましたので、この作品は殺人シーンが余り無いので肩透かしをくらった気持ちだった思いがありました。でも今回ブルーレイが発売となり懐かしさもあり購入。改めて見ると面白い。主役のダリアさんの演技が大げさなのはご愛敬。ストーリーも怪談仕立てで引き込まれました。この間上映された日本映画のミンナのウタの中でも子供がいきなり...のシーンをパクってましたね。今度サスペリア2が発売になるのでダリアさんの演技を楽しみにしてます。
2023年9月13日に日本でレビュー済み
*本レビューは2023年9月発売ザ・ショック 製作45周年記念コレクターズ・エディション> [Blu-ray]に上げた物です。
(少し内容に触れています)
麻薬中毒に苦しんだ夫の自殺に伴い、心を病み入院転居をしていたドーラ(ダリア・ニコロディ)は新しい夫ブルーノ(ジョン・スタイナー)の庇護の下、立ち直り愛息マルコ(デヴィッド・コリン・ジュニア)と元の家に戻って来た。
再び幸せを築こうとするが、マルコが徐々に何かに憑かれたかの様相を示し、ドーラも幻覚を観る様になる…。
古典的な撮影技法を熟知した天才職人監督マリオ・バーヴァが愛息ランベルトと共同監督をした遺作。
幽霊、憑依、殺人、狂気、邪悪な子供と過去バーヴァが扱ったホラーの要素が詰まった作品ですが、いかにも遺作的な、少し生気に欠けた面が有ります。
脚本と共同監督を務めたランベルトのアルジェント作品から影響を受けた精神分析的なネタも有り、従来のバーヴァ作品とは異なった面も有ります。
それでもCGはもちろん、光学合成的なポストプロダクション的作業を殆ど使わず、古典的な装置やグラス・ショット、運動の因果性知覚を上手く使った特撮を味わう古典的な愉しみの有る作品です。
主演のニコロディが素晴らしい。
美しさと醜さ、強さと脆さ全てを持った難役を見事に演じています。
子役も出演作2作が共にイタリアン・ホラーという愛らしいコリン・ジュニアが恐ろしい存在に反転する役を好演しています。
伝説の廊下の移動ショットを是非ご堪能下さい。
音楽では異色のプログレッシブ・ロック・グループ「リブラ」がギター音中心の印象的なフレーズを提供しています。
(以後、特典に触れています)
映像はテクニカラーからのリマスター盤程の鮮明さは御座いませんし、2Kマスターですが映像は中庸以上に感じられました。
本作は特典が素晴らしい。
商品ページに記載されている内容はマニアックな映画のディスクを特典満載で発売する事で有名なアメリカのARROW VIDEOから移植された映像・音声特典に、日本独特の吹き替え、日本版TVCMとリーフレット、VHSを模したアウター・カバーを加えた物。
日本語吹き替え版はTV放映時と同じカットで観賞する事も可能です。
そして、イタリア語、英語のバージョンもしっかりと新字幕入りで収録されているのもポイントが高いです。
現状これだけ特典の質と量が揃ったバーヴァ関連の単独ディスクは初めてです。
バーヴァに対する大著で有名なティム・ルーカス氏の音声解説と、記号論的を駆使し本作をバーヴァの傑作、と断言するアレクサンドラ・ヘラー=ニコラス氏によるヴィデオ・エッセイ、そして我が国のイタリアン・ホラー研究の第一人者、山崎圭司氏の解説リーフレットが特に読み応えが御座いました。
特撮の種明かしも一部映像付きでしています。
評者が思っていた以上に本作の評価が高いのには驚きました。
イタリアン・ホラー、バーヴァ・ファンの方でしたら、大いにお薦めです。
(少し内容に触れています)
麻薬中毒に苦しんだ夫の自殺に伴い、心を病み入院転居をしていたドーラ(ダリア・ニコロディ)は新しい夫ブルーノ(ジョン・スタイナー)の庇護の下、立ち直り愛息マルコ(デヴィッド・コリン・ジュニア)と元の家に戻って来た。
再び幸せを築こうとするが、マルコが徐々に何かに憑かれたかの様相を示し、ドーラも幻覚を観る様になる…。
古典的な撮影技法を熟知した天才職人監督マリオ・バーヴァが愛息ランベルトと共同監督をした遺作。
幽霊、憑依、殺人、狂気、邪悪な子供と過去バーヴァが扱ったホラーの要素が詰まった作品ですが、いかにも遺作的な、少し生気に欠けた面が有ります。
脚本と共同監督を務めたランベルトのアルジェント作品から影響を受けた精神分析的なネタも有り、従来のバーヴァ作品とは異なった面も有ります。
それでもCGはもちろん、光学合成的なポストプロダクション的作業を殆ど使わず、古典的な装置やグラス・ショット、運動の因果性知覚を上手く使った特撮を味わう古典的な愉しみの有る作品です。
主演のニコロディが素晴らしい。
美しさと醜さ、強さと脆さ全てを持った難役を見事に演じています。
子役も出演作2作が共にイタリアン・ホラーという愛らしいコリン・ジュニアが恐ろしい存在に反転する役を好演しています。
伝説の廊下の移動ショットを是非ご堪能下さい。
音楽では異色のプログレッシブ・ロック・グループ「リブラ」がギター音中心の印象的なフレーズを提供しています。
(以後、特典に触れています)
映像はテクニカラーからのリマスター盤程の鮮明さは御座いませんし、2Kマスターですが映像は中庸以上に感じられました。
本作は特典が素晴らしい。
商品ページに記載されている内容はマニアックな映画のディスクを特典満載で発売する事で有名なアメリカのARROW VIDEOから移植された映像・音声特典に、日本独特の吹き替え、日本版TVCMとリーフレット、VHSを模したアウター・カバーを加えた物。
日本語吹き替え版はTV放映時と同じカットで観賞する事も可能です。
そして、イタリア語、英語のバージョンもしっかりと新字幕入りで収録されているのもポイントが高いです。
現状これだけ特典の質と量が揃ったバーヴァ関連の単独ディスクは初めてです。
バーヴァに対する大著で有名なティム・ルーカス氏の音声解説と、記号論的を駆使し本作をバーヴァの傑作、と断言するアレクサンドラ・ヘラー=ニコラス氏によるヴィデオ・エッセイ、そして我が国のイタリアン・ホラー研究の第一人者、山崎圭司氏の解説リーフレットが特に読み応えが御座いました。
特撮の種明かしも一部映像付きでしています。
評者が思っていた以上に本作の評価が高いのには驚きました。
イタリアン・ホラー、バーヴァ・ファンの方でしたら、大いにお薦めです。
2011年3月20日に日本でレビュー済み
「すみれ September Love 」を起用したブルック・シールズ 82年の化粧品 CM がテレビに華を添えていた頃 私は母の女友達の所に泊り込みで別府のマンションへ遊びに行きました。 そこの息子に会いに行ったのですが不在。 母の友人はスナック勤めで夜は居なくなり 毎週欠かさず観る 「欽どこ」 も観終え 別府の夜景を眺めながら 暇つぶしのヴィデオでも借りに行こうと思いつき 夜の街をレンタル屋を探しに徘徊。 街角に立つ怪しいオバちゃんの誘いを振り切り 辿りついた店でホラー好きの私は一目散にコーナーに向かい このヴィデオを発見して速攻借りました。 76年の作品で 確か当時の TV スポットで何分かに 1回のショック、 みたいな売り文句で盛り上げていたのを記憶しています。 観たかった作品なのでワクワクしながら部屋へ戻りました。 その懐かしい思い出に触れてみたく DVD を購入。 その中学の頃以来に鑑賞するので すごく楽しみでしたから届いてスグに再生。 この監督の劇場版として最後の作品だという事ですね。 今、 観直すと 「サスペリア 2」 の影響をアチコチに感じます。 主役のダリア・二コロディ演じるドラの息子・マルコ (デヴィッド・コリン・ジュニア) が書き上げる ”絵 ” や壁の中の秘密、 そして音楽。 ダリオ・アルジェント監督の御用達アーティスト、 ゴブリンが演奏しているのかと錯覚してしまうほど カッコいいサウンドを ”イ・リブラ ” というグループが披露している。 当時 サントラ好きだった私が買ったホラー映画のスコアを集めたオムニバス LP に この主題曲も収録されていましたね。 その 「サスペリア 2」 にもダリアは女性記者役で出演している。 彼女が 元・ダリオ夫人だというのは有名な話。 いやぁ美人ですね〜 当時はそんな目で見てなかったので (笑) 今さら関心しています。 この作品は ただ驚かすだけの残酷ホラーではなく 精神的な歪みを扱い サイコ・サスペンス的な流れを展開します。 元旦那の自殺で精神を病み 治療を終え 傍で支えてくれていたブルーノ (ジョン・スタイナー) と マルコの 3人で新たな生活を始めたドラに襲いかかる異常現象。 問題は ”家 ” に関係しているようです。 マルコが何者かに取り憑かれたように変貌するなかで 次第に元旦那の死に関わる謎が解明されていく・・・ 大きな手のオブジェが不気味ですね。 今観れば (当然ですが) 特殊技術とかもレベルが低いのですが この作品が持つ雰囲気がすべてだと思います。 マリオ・ファンの方々には監督晩年の作品という事で 往年の作品と比べればインパクトが弱く感じるかもしれませんが 私は好きですね。 若き日の別府の夜を思い起こす大切な 1枚です。
2023年9月12日に日本でレビュー済み
映画自体は地味めで名作とか傑作とまでは言えない出来なので未見の人は過度な期待は禁物ですが、ダリア・ニコロディ主演で監督はマリオ・バーヴァ、当時のイタリアンホラーで流行していたゴブリンテイストのサントラが良いし、「かつてのイタリアン・ホラー」臭がプンプンするので好きな映画です。昔はテレ東で時々放送していましたが近年は全く放送してくれなくなったので吹替は貴重。
2018年8月1日に日本でレビュー済み
並のホラー映画。もう少しひねりがほしかった。ラストに自殺するのは良いが、夫を殺す場面が唐突すぎた。
2011年9月28日に日本でレビュー済み
昔、レンタル店でジャケット(モノクロ)を見たとき、中年女性の顔だと思いこんでいたので、そのシーンになったとき「少年だったのか!」と、そこに何より、吃驚しました。あんまりこのジャケットがショッキングかつ印象的なので、長年特殊メイクのおどろおどろしさを見せつけるグロな映画だと勘違いして敬遠していましたが、観てみれば小道具等を使ったサスペンス的な場面が印象に残る、品のある恐怖映画でした。
私は『サスペリア2』が好きなので、似た感じの不気味に可愛らしい音楽や、子供、絵画、壁という共通の題材、しかしまったく違う展開、ショックシーンの撮り方、嬉しかったです。好みの映画です、が、ジャケットだけは何年経っても恐いので、裏返してしまいます・・。
私は『サスペリア2』が好きなので、似た感じの不気味に可愛らしい音楽や、子供、絵画、壁という共通の題材、しかしまったく違う展開、ショックシーンの撮り方、嬉しかったです。好みの映画です、が、ジャケットだけは何年経っても恐いので、裏返してしまいます・・。
2020年9月30日に日本でレビュー済み
シャブ中の元旦那の役の人、出演者ではなく撮影スタッフとしてクレジットされてるらしいんですが、俳優一家に生まれたもののアルコールや薬物その他軽犯罪で何度も逮捕されて更生施設にぶち込まれてたガチのジャンキーらしいんですよね。
撮影に使われた舞台のお屋敷はそのジャンキー役の人のお姉さんの邸宅らしくって。 いろいろと凄い作品です。
ちなみにこれ撮ってる時のバーヴァさんは高齢だったためあまり現場にはおらず、経験を積ませるために息子のランベルドにやらせてたと。ただ、独特の品が良く神経を逆なでする恐怖は間違いなく親父さんの色が濃く出てますね。
バンドのイ・リブラですがメンバーは元ゴブリンだったり、のちにゴブリンに加入したりと人的交流があるのでなんとなくゴブリンに似た雰囲気なのは当然かと。
撮影に使われた舞台のお屋敷はそのジャンキー役の人のお姉さんの邸宅らしくって。 いろいろと凄い作品です。
ちなみにこれ撮ってる時のバーヴァさんは高齢だったためあまり現場にはおらず、経験を積ませるために息子のランベルドにやらせてたと。ただ、独特の品が良く神経を逆なでする恐怖は間違いなく親父さんの色が濃く出てますね。
バンドのイ・リブラですがメンバーは元ゴブリンだったり、のちにゴブリンに加入したりと人的交流があるのでなんとなくゴブリンに似た雰囲気なのは当然かと。
2002年12月16日に日本でレビュー済み
イタリアの怪奇映画の名匠、マリオ・バーバの監督としての遺作。「血塗られた墓標」「モデル連続殺人!」など、数々の名作を演出してきたバーバだが、本作ではバーバ自身がすべてのシーンを演出をしているとは思えないような出来だ。マリオ・バーバの映画はじわりじわりとくる恐怖感、絶妙なカメラワーク、美学ともいえる構成が特徴だった。だが、ショックにはそれがない。こけ脅かしのシーンが連なっているだけといえば、言い過ぎだが、往年の作品を知る人には物足りなさが残るだろう。ダリオ・アルジェントの「サスペリア2」を引用したようなシーンもでてくる。
イタリアのホラー映画の旗手が、本作をもって、バーバからアルジェントに選手交代したことを示す作品と言える。
イタリアのホラー映画の旗手が、本作をもって、バーバからアルジェントに選手交代したことを示す作品と言える。