UKロック、オルタナ、シューゲイザーやポストロック要素等が混ざったロックorV系のマキシシングル。
1曲目はギターのフィードバックから始まる轟音ロック。
演奏はまとまっていて、音に隙間が無いので聴きやすいです。
ギターの音色が凝っていて、シューゲイザー等に繋がる要素もあり意外性があります。
二曲目ではテクニカルなソロ(このソロが美味しい!)も飛び出してきます!
サウンドプロダクションはしっかりしていてギター、ベース、ドラム共にしっかり音の粒を認識できます。
ベースも聴き取りやすく、アクレッシブに主張しています!
そしてバックが轟音で流れている中にエモっぽさを意識した気だるいボーカルが重なります。
ビブラートやテクニカルな歌唱はほとんど使わず、ため息と一緒にメロディーを吐き捨てるような独特な歌い方です。
二曲目ではその気だるい感じがさらに上昇。
気だるいのを通り過ぎて優しささえも感じられる。
バックの演奏も柔らかい音色になっています。
声量や音程など弱めな声なので普段メタル等を聴いてる人には物足りないかもしれませんが、BURGER NUDSやsyrup16g、バンプやArt School辺りが好きな方なら結構良い確率で気に入ると思います。
歌詞は、歌詞と言うより散文詩のような形で、文学ロックと言う感じです。
ネガティブとポジティブの中間点のような、不安定だけどすがすがしい感じ。
ジャンルや見た目で引いてしまう人が多いけれど、曲はしっかりしているので、見かけたら概念を取り払って聴いてみて下さい!
一度ハマると結構ハマります!!
最近の作品は曲数の割にCDが高いのがちょっとネックなんで中古で探してみると良いですよ!