ビッグ・トレイル [DVD]
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フォーマット | ブラック&ホワイト |
コントリビュータ | マーガレット・チャーチル, ラオール・ウォルシュ, ジャック・ピーバディ, ジョン・ウェイン |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 49 分 |
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商品の説明
商品紹介
異才ラオール・ウォルシュが、西部劇にジョン・ウェインを大抜擢した幻の初主演作!
西部開拓の夢に賭けた人々の感動ドラマ!
<キャスト&スタッフ>
ブレック・コールマン…ジョン・ウェイン
ルース・キャメロン…マーガレット・チャーチル
ジーク…タリー・マーシャル
ガス…エル・ブレンデル
レッド・フラック…タイロン・パワー
ビル・ソープ…イアン・キース
監督:ラオール・ウォルシュ
製作:アーチボルド・ブキャナン
脚本:ジャック・ピーパディ/マリー・ボイル/フロレンス・ポスタル
撮影:ルシアン・アンドリオット
原作:ハル・G・エヴァーツ
音楽:ジョージ・レヴァット/ドナルド・フリック
●字幕翻訳:森本 務
<ストーリー>
ミシシッピーからオレゴンー西部開拓の夢を抱いた大幌馬車隊がインディアン襲撃、大河の激流、暴風、吹雪などの数々の困難に立ち向かいながらも果敢に前進してゆく姿を描いたウエスタンドラマ。
<ポイント>
●今は亡き西部劇の王者、ジョン・ウェインが見事初主演を果たした記念すべき一作。
●演技派として知られる名優タイロン・パワー(Sr)、エル・ブレンデルらが共演。
レビュー
製作: アーチボルド・ブキャナン 監督: ラオール・ウォルシュ 原作: ハル・G.エヴァーツ 脚本: ジャック・ピーパディ/マリー・ボイル/フロレンス・ポスタル 撮影: ルシアン・アンドリオット 音楽: ジョージ・レヴァット/ドナルド・フリック 出演: ジョン・ウェイン/マーガレット・チャーチル/タリー・マーシャル/エル・ブレンデル/タイロン・パワー/イアン・キース
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- 言語 : 英語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 117.94 g
- EAN : 4988142289421
- 監督 : ラオール・ウォルシュ
- メディア形式 : ブラック&ホワイト
- 時間 : 1 時間 49 分
- 発売日 : 2005/6/3
- 出演 : ジョン・ウェイン, マーガレット・チャーチル
- 字幕: : 日本語, 英語
- 販売元 : 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- ASIN : B0009A48J0
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 87,782位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 428位外国の西部劇映画
- - 6,936位外国のアクション映画
- - 8,160位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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幌馬車隊が数々の苦難を越えて西に行くって話には新鮮味もないが(ジョン・フォードのアイアン・フォースを見よ)、ここまでのスペクタクルにしてくれれば文句はないと思う。さすがは超大作、脇のドラマもしっかりしているし、コメディ・リリーフも悪くない。ジョン・ウェインのお相手、マーガリット・チャーチルも無難に可愛い。間違いなく、アメリカ映画の巨匠の一人(小生思うに、古今東西一番、上手な監督ではなかろうか)の手になる、素晴らしい作品として記憶されようが。主役のジョン・ウェインの力不足か、筋立てがあまりに彼の他作品のぱくりに終始したのがいけなかったのか、他の作品に見られる強烈さには欠けるか。画面サイズの不完全さも勘案して、総合評価は☆☆☆止まりとする。しかし、これだけ製作本数が膨大なラオール・ウォルシュ作品。最低限の代表作だけでもDVDで普通に手に入らないものか(栄光、鉄腕ジム、死の谷、たくましき男たち、シーデビル号の冒険、遠い喇叭などなど)。
まだまだサイレント時代の名残を残す1930年に制作された本作。
興行的には失敗だが、本作の内容は後の「小さな巨人」や「ソルジャーブルー」、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」に先駆けたテーマが描かれていた。
それは異文明との共存が可能か可能でないか。
幌馬車隊は道案内としてシャイアン族たちと交流を結ぶ。
他の部族たちとも交渉し、絆が結ばれようとしていた。
正しそれは交流したグループだけの話であり、事情を知らない別のグループとの戦いを避けられるという保証は何処にも無い。
幌馬車隊と生活を共にした諸部族の出身者たちも、味方同士で殺し合わなければならないという理不尽さを目の当たりにする。
本作はジェームズ・クルーズの「幌馬車」さながらに西部開拓民たちの力強い生き様を雄大に描く。
壮大な幌馬車隊がくぐり抜ける大自然の猛威。
河を渡り、森を切り開き、砂漠を超え、嵐を乗り切り、雪原を突破していく。さらには諸部族の襲撃、組織内における対立など内と外での戦いも絡んでくる。
登場人物たちも良い。
ジョン・ウェイン演じるアウトローのブレックは復讐という名の思い荷物を背負っている。
これは後の「駅馬車」にも活かされている。
ヒロインのルースは幼い弟と妹と共に西部開拓民たちと運命を共にする事を選ぶ。
世間知らずで今まで父親を頼りに生きて来たが、頼みの綱がなくなった今彼女は自立しようと生きる道を選んだ。
ブレックの仲間である猟師の爺さんジーク。
喰えない性格の好々じじさんだ。
幌馬車隊を率いる粗野なフランク。
ブレックが追う仇でもあり、フランクもブレックを殺そうと隙を伺う。
最初40分は幌馬車隊の生活模様と出発をじっくりと描きやや退屈だが、
人々のコミカルなやりとり、月下でのダンス。
幌馬車の群れを円形にしてグルリと囲んだ中での団欒。
40分目におけるバッファロー狩りの迫力。
命懸けの河渡り、押し流される人々の描写が怖い。
そこに戻って来たウェイン、幌馬車の渡河を手伝う。さらっと戻ってくるウェインのカッコ良さはこの時から感じられる。
50分目におけるシャイアンとの交渉。
あの時のウェインは尻を撫でているようにしか見えない。
結婚式の直後に流れる不穏な空気もまた凄い。
幌馬車隊内におけるささやかな結婚式、裏では男たちの殺し合い。この光と闇の描写。
終盤における戦闘の迫力。幌馬車をサークル状に展開させる動き、馬群の轟音。
一人、また一人散っていく命。
危機を乗り越えた幌馬車隊だが、生き残った者と背後の簡素な墓標の対比。
犠牲を乗り越え、それでも人々は前へ前へと突き進む。
安住の地を目指して・・・。
そしてラストの一瞬の決闘。銃ではなくナイフというのが憎い演出。
最初あれだけピカピカの服装だったウェインが、砂や雪にまみれてヨレヨレの格好になり、また戻ってくる。何度でも戻ってくる男のカッコ良さ。
穏やかなエンディングが何とも言えない。
監督∶ラオール・ウォルシュ
古い! 確かに古い!! だが、すごい作品なのです。なにせサイレント(無声映画)からトーキー(発声映画)に発展して間もない'30年の作品ですから。日本でいえば昭和初期の作品で、もちろん白黒作品だ。だが、スッゴク金がかかったに違いない超大作なのだ。
アメリカの開拓時代、オレゴン目指し、西へ西へ未開の地を行く開拓者たちの無数の幌馬車隊。そのガイド役を引き受けた猟師の青年、官憲に追われてまぎれこんだ札付き賭博師、弟や妹のために新生活を目指す女など大勢の人々の苦難の旅が始まる。
全体的にはドキュメンタリータッチとも言えそうな作りだ。長い年月にわたる話が、時おり字幕による説明を挟みつつ展開され、その合間に主人公たちのドラマや決闘などのアクションが挿入される。
無数の幌馬車、襲い来るインディアンの騎馬軍団……恐ろしいほどの人海戦術・物量作戦である。CGはおろか、ミニチュアを駆使した特撮すら使われていなかったとおぼしき時代だ。
大河を渡河する幌馬車隊、河に流される馬や子供など、よくこんな危険な撮影を……とあきれるほどだ。一番すごいと思ったのは、幌馬車隊が断崖絶壁を降りる場面。森から切り出した丸太をロープで組んだ起重機で、大きな馬車やゴッツイ牛などの家畜を崖下に吊り降ろす場面をホントにやっているのだ! 事故って転落する馬車も本物だ(唖然)。「スペクタクル」という言葉が大作映画では使われるが、CGを駆使した最近の映画には使ってほしくないなぁ……。
この映画で感心するのは、大がかりな部分だけではない。衣装や馬車などの使用感というか、着古され使い古された感じがリアルなのである。戦後のカラー撮影された西部劇などでは、画面の色彩をより美しく見せるためか、衣装や家具・調度類がきれいすぎて興ざめすることがある。それに比べて、この映画は……。
主役のジョン・ウェインは、この頃まだ撮影所の大道具係兼大部屋俳優で、この映画で大抜擢されて初主演。まだ20代でスリムな体型。戦後の作品の彼とは別人のようである。残念ながら、この映画は興行的に成功せず、ジョン・ウェインはスターダムに乗り損ね、この後しばらくはB級西部劇俳優として過ごすことになったそうな。(この9年後の名作『駅馬車』の主役で大ブレイクします)
もしかして、この映画、製作費がかかりすぎて、ギャラの高い既製のスターは使えなかったんだったりしてねw この映画、この時代に、なんと70㍉(?)ワイドスクリーンで撮影・上映されたらしい。相当チカラの入った大作だったのだろう。残念なことに、日本で発売されているDVDは、スタンダード・サイズにされたバージョンだけらしい。(そうしないと一般の劇場で上映できなかったんだろうなぁ) ぜひワイド・スクリーン・バージョンを見てみたいものです。
クレジットにタイロン·パワーの名前があって驚いたのですが、日本でも有名な西部劇『地獄への道』で主役のジェシー·ジェームズを演じたり、アガサ・クリスティ原作、ビリー·ワイルダー監督の『情婦』に主演したタイロン·パワーJr.(ジュニア)ではなく、その父親のタイロン·パワーSr.(シニア)だそうです。